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いい俳優って何ですか?
いい俳優になりたい。
俳優として成功したい。
俳優なら誰でも思うことをわたしもずっと思っていた。
だけど現実は 残念だけど・・・
わたしじゃない誰かが 何かできっかけを掴み
あっという間に有名になっていく。
スターになれるのは たった1 %の人たち・・・
半分あきらめた気持ちのまま、与えられた現場をただこなしているうちに
あっという間に月日は流れていた。
はじめまして。スタジオ共作所(ゴンザクソ)の中村英香と申します。
なんだか寂しい?カラスがカ〜〜と鳴くような始まりになってしまいましたが
いえいえ、今はポジティブです。
スターになるためではなく
自分にとっての『理想の俳優』に近づくため
楽しくも苦しい?日々を送っています。
韓国人俳優チェ・ギュファンとの出会い
3年ほど前、自分の演技に限界を感じていました。
自分の演技が面白くないことに気が付きました。
たまたま受かったオーディションがきっかけで何のスキルもないまま舞台に立ち、
自分なりにやってきた演技に疑問を持ちはじめていました。
自分の演技を変えたい!! 藁にもすがる思いで 色々なワークショップに
参加しましたが ますます混乱するばかり。
・・・そもそも演技ってどうやってやるの?
いまさら 誰にも 聞けません。
そんなとき 出会ったのが
韓国人俳優であり演技講師のチェ・ギュファンさんでした。
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チェさんはソウル生まれ、韓国 中央大学演劇学科で演技を学び、卒業後は「飛べ、ペンギン」「怪しい彼女」など多くの映画やTVドラマに出演。俳優として20年以上走り続けてきましたが、彼もある時自分の演技に行き詰まりを感じ、もう一度演技を見つめ直そうと思い立ちました。そこで彼は日本大学芸術学部演劇科教授 藤崎周平氏に師事するため日本にやってきました。
チェさんは日本大学大学院の学生として演技研究を始め、
その一環として行っていたのが
「シンクロで成り立つコミュニケーション上で出会う自分の自然人」
というワークショップ。わたしは たまたまこれに参加しました。
2019年の12月のことです。
2020年3月『スタニスラフスキー・システム』を基にした演技法を研究していたチェさんは「自然ー 人(しぜんーじん)の研究」という題の修士論文を書く為に数名の俳優と様々な実験的研究を行う事になり、
わたしはその研究の参加者の
ひとりとして”韓国的演技法”と出会うことになったのです。
チェさんは最初、わたしの演技をこんなふうに評価しました。
・英香さんは表現しようとしている。
・演技を通して"こういう風に私を見てください”と無意識に言っているように感じる(承認欲求が見える)
わたしは衝撃を受けました。
だって今まで演技とは表現するものだと思っていたからです!
チェさんが経験と研究を通して導き出した答えは
「演技は誰でもできるけど 誰でも俳優にはなれない」
「俳優訓練なくして なりたい俳優にはなれない」
わたしは改めて演技を学ぶことにしました。
というより、一から俳優訓練を始めました。
![](https://assets.st-note.com/img/1670460414790-AHJH6wWHW3.png?width=1200)
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![](https://assets.st-note.com/img/1670461398342-QH9mnrrMY7.png?width=1200)
わたしは今、チェさんを中心とした
「スタジオ共作所(ゴンザクソ)」で
7人の仲間と共に俳優訓練をしています。
誰にも聞けなかった「演技ってどうやるの?」の答えをチェさんは
厳しくも温かく伝えてくれています。
これから定期的にわたしたちが取り組んでいることを紹介していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが!!2022年12月17日(土)発表会を行います。
今回の発表会は、日々取り組んでいる韓国的演技法を実践する事で
『俳優の演技は、観る側を通して成立する』という事を感じ取って頂く事が
目的です。
「スタニスラフスキー・システム」 は 「自分に対する俳優の仕事」と
「役に対する俳優の仕事」 に分かれています。
最近のわたしたちは 「自分でする行動」を終え、「役でする行動」を試みている最中です。
その材料としてテネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』を選びました。
来年2月の全幕公演に先立ち、シーンの発表を通して今までの過程や結果を
分かち合います。
俳優の「演技方法論」に関心を持つみなさんのご参加をお待ちしております。
中村英香
スタジオ共作所 発表会
「私と役との出会い 『ガラスの動物園』 シーン発表会」
日時:2022年12月17日(土)14:00~17:30
場所:池尻大橋駅付近
◎参加無料
内容:
1。俳優と観客とのシンクロ
2。他己紹介(中村英香、大月利貴)
3。『ガラスの動物園』 1幕1場(ブルーローズ・チーム)
4。『ガラスの動物園』 1幕1場 (ユニコーン・チーム)
5。『ガラスの動物園』 1幕2場(ブルーローズ・チーム)
6。『ガラスの動物園』 1幕3場 (ユニコーン・チーム)
7。他己紹介(吉川大志郎、久保山智夏)
8。『ガラスの動物園』 2幕8場(ブルーローズ・チーム)
9。他己紹介(桜木洋平、金沢沙耶)
10。『ガラスの動物園』 2幕8場 (ユニコーン・チーム)
11。ディスカッション
ブルーローズ :大月利貴、中村英香、久保山智夏、吉川大志郎
ユニコーン:大月利貴、金沢沙耶、久保山智夏、桜木洋平
締切:12月15日(木)18:00
申し込み:studio.gongjakso822@gmail.com
「発表会予告編」
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