「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」(2021) ネタバレあり
基本情報
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は2020年に製作されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はジョン・クラシンスキー、主演はエミリー・ブラントが務めた。本作は2018年に公開されたホラー映画『クワイエット・プレイス』の続編である。-Wikipedia
ストーリー
ファンの方がいたらごめんなさい、前情報なし、かつ前作を観ていないので、まず、奇妙な事件が起こるようなサスペンス系の話だと思ってました。なのでいきなりモンスターが出てきたときは2倍ビビった。
ストーリーはほとんど話せることがありません。1を観たら追記する、かも。
でもジ・オフィスUSでドワイトをさんざんからかっていたジムがこんな映画を撮るなんて、(キャラクターと俳優がごっちゃになっている)すごいものを観たな、という感じです。
演技・演出
ビジュアルストーリーテリング(映像文法による語り)が大変すばらしいです。セリフがなくても起きていることがほぼわかります。背景がなくても、地面に書かれた白線の上を辿っていって、その端まできたときにエミリー・ブラントが一瞬躊躇する足元。それだけで、予備情報がないけど、ここから先は未知の領域なんだな、と肌身で理解できる。
また、冒頭のジョンが迷わずに果物や飲み物をぼんぼん投げ入れていくところだけで、この日常がありふれたもので慣れた世界なのがわかる。それがその後の破滅の始まりとのいいコントラストになっている。
あと子役たちがうまい。うまいというのは演技に目がいかないということ。キリアンマーフィ、エミリーブラントに囲まれて、全く存在感を失わないし、かといって変に浮いてしまうこともない。ハリウッド子役のレベルの高さだと思う。
また、音についても耳の聞こえない娘の視点の音になったり、使い方がうまい。
撮影
演出のところにほとんど書いてしまったが最後のモンスターに近寄る息子と娘のアングルがオーバーラップしていくのはテンションが上がった。
好きだったところ
全て書いてしまいました。
自分だったらどう撮るか
1を観ていないのでわからないが、モンスターがどの程度で死ぬのか(銃で頭の柔らかいところを狙えば死ぬのかな)と音への反応がどの程度なのかをもう少し丁寧に描くと、より今のやばさ度が的確にわかるんじゃないかと思う。
画像引用元:https://eiga.com/news/20210126/26/
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