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写真撮影に、「記念」以外のきっかけを【Hama Labo】

こんにちは、スタジオループのHAMAです。
今回は、私の自主活動「Hama Labo」を紹介します。

型にはまって撮るものから、日常を切り取ったような自然体の姿を残すものへ。この10年間で、家族写真の定義は大きく変わりました。Instagramの普及も手伝い、写真を撮って発信する文化が浸透したように思います。そんな誰もが自由に写真を撮れる時代だからこそ、大切にしたいと思うのが視点です。

どの瞬間に美しさを感じ、どんな写真を良いと思うのか。Hama Laboは、私なりの「視点」や「好き」をシェアするために始めた活動。そして、参加者の皆さんと一緒に実験をしながら、写真や撮影の面白さを探究する実験室のような場所です。


制約を楽しむフォトセッション

モノクロ、フィルム、多重露光、接写、後ろ姿、土手、森の中…。Hama Laboは撮影手法や写す主題、撮影場所などに、一つだけ制約を設けて写真を撮る実験のような撮影イベントです。テーマに応じた場所にお越しいただき、30分から1時間ほど撮影。私が自由に撮った写真の中から、厳選した10点をデータ形式でお渡ししています。

撮れるのは、制約を設けたからこそ生まれる偶発的な表現や普段は撮ることのない姿。撮影をするのは私ですが、「こんな写真になった」「これ、どう?」と、その場で撮った写真をシェアしながら進めます。ぜひ、一緒に実験的な作品づくりを楽しみましょう。

短時間かつ制約のある風変わりな撮影ですが、意外と多彩なポーズや表情を撮ることができます。記念にプリントしたいカットがあれば、6切り額装プリントのご用意も可能です。普段、家族写真を担当することが多いからか、現状は親子参加がメインですが、おひとり様や大人のみも大歓迎。私の実験に乗じて、「今」を残す機会にしてもらえたらうれしいです。


近づき、離れ、愛おしさを写し出す

これまでにさまざまな制約を企画してきましたが、特に気に入っているのは「いっすん」と「土手」です。

「いっすん」は、限界まで被写体に近づく接写企画。髪の毛先や耳たぶ、口もとなど、事前に被写体の「ここがいちばん好き!」な部分をお聞きして、その大好きな一点にフォーカスした写真を撮影します。ギリギリまで近づいて撮ったら面白そうだと始めたのですが、蓋を開けてみたら大好きなものを大好きな状態で写真に残せる大人気企画となりました。

「土手」は、その名の通り土手が舞台の撮影会。撮影場所は、ループのメインスタジオ「ループビレッジ」近郊です。毎回、同じ場所で撮影しますが、人物の立ち位置や関係性、空と土手の切り取り方で面白いくらい雰囲気が変わります。空間は限定されているはずなのに、視界は限定されないなんとも不思議な感覚が好きで、毎年春から秋にかけて天気の良さそうな日を狙って開催しています。



いくつになっても写真を撮って欲しいから

誕生、七五三、入学、進級、成人式。子どものうちはイベントのたびに記念写真を撮るのに、それ以降はほとんど撮らなくなってしまいます。家族写真を撮影していても、「自分の写真はいらない」「老いていく様を残したくないからいい」と、撮られたがらない方もいます。

ですが、お子さんやお孫さん、周囲の方にとっては、あなたの写真が残っているのはとてもうれしいものです。今が今しかないことは、子どもも大人も同じ。おひとりでも、ご夫婦でも、おじいちゃんおばあちゃんになっても、ぜひ定期的に写真を撮って欲しいと思います。

写真撮影ではなく、青写真印刷に挑戦してみる企画もあります

かれこれ22年カメラマンを続けていますが、今なお写真の面白さと可能性に魅了されています。Hama Laboを通して写真の楽しさや奥深さを共有し、ついでに今のあなたを残しませんか?お時間が合いましたら、ぜひ私の実験にお付き合いください。

これまでの実験データ(撮影写真)は、私のInstagramにて公開しています。

濱口直大 @hamaguchi_naohiro

次回開催の告知は、私のInstagramから発信しますので、
フォローして待っていてくださるとうれしいです。

最後まで、お読みいただきありがとうございました!


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