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#35 がすいさんにインタビューしてみた(1)

こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっているバンドマンやシンガーや音楽に携わる人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

今回はがすいさんにインタビューをさせてもらいました。
主催イベントの話、バンド活動をする上での歌や選曲のこだわりについても話してもらいました。

【がすいさんのスポットライト】
直近のライブ情報はこちら。

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あっき~
よろしくお願いします。
緊張してます?

がすい
めっちゃ緊張してます。
バンドでも半年ぶりにメンバーに会ったりすると、人見知りしてしまうくらいには人見知りなんですよね。

あっき~
そこまでかしこまった感じでもないので、気楽にやりましょう。

がすい
よろしくお願いします。

「がすいさんのぼくつよ」とは?

えーえるくんが「僕の考えた最強のセットリスト」っていうイベントを主催していて、そのイベントを観させてもらったんですよ。

「主催者が全セットリストを決める」っていうコンセプトがイベントとして成立してて、「おもろいイベントやな」と思いました。

その後、イベントを観に行った人たちが「自分が主催するならどういうセットリストにするか」をツイートするのが流行ったんですよ。

僕もその流行りに乗っかったんですけど、セットリストは公開したくなかったんで、「35歳以上に刺さりそうなセットリストでやりたい」みたいなツイートをしました。

そしたら、「観に行きたいから、取り置きお願いします」ってリプしてくれる人がいたりして、(自分のツイートに)それなりの反響があったんですよ。

僕自身、イベント主催ははじめてなんですけど、観に来てくれそうな人の反応もあったから、やってみようかな、と思ってメンバー集めをはじめました。

そうやってメンバー集めをしながら、事の重大さに気づいて焦りだすんですけど(笑)
エライ大変なことを人に頼もうとしてるな、と思って。

「がすいさんのぼくつよ」に出てくれる人たち

最初に声をかけたのが、ギターのうーさんです。

ギター:うー

ギター / うー

アニミティーのセッションで何度か一緒に演奏することがあって知り合いました。

うーさんは、「(音楽の)趣味が合うなぁ」っていう印象です。

僕がアニミティーのセッションでリクエストしてた曲って、今の若い人たちに刺さるような曲じゃなかったんですよね。

それでも、うーさんはエントリーしてくれたり、僕よりも年齢がだいぶ若いにもかかわらず、僕が聴いてた音楽を良く知ってるんですよ。

イベントに参加してもらおうと思って、「"悪だくみ"があるから、お茶でもしながら話しませんか?」って声をかけました。

うーさんも「やりましょう」って言ってくれたこともあって、「じゃあ、前向きにメンバーを探すか…」ってことでメンバーを探すようになりました。

ドラム:MaMe

ドラム / MaMe

MaMeさんは僕がイベントをするなら、絶対に参加してほしかったんですよ。

正直、セットリストはMaMeさんの知らない曲だらけだと思います。
でも、「僕の考えた最強のセットリスト」っていうコンセプトである以上、参加してもらうメンバーが好きな曲を選ぶような忖度はしてないんですよ。

だけど、僕がMaMeさんのドラムが好きすぎるから、声をかけさせてもらいました。

ボーカル:mash

ボーカル / mash

「本家」のイベントが男性ボーカルと女性ボーカルの曲が半々だったから同じ構成が良いだろう、と思って、それならうちの奥さん(mashさん)にも歌ってほしいと思いました。

mashさんとは、陰陽座のコピーバンドをやったことがあります。
そのときは、「ベースを弾きながら歌ったりできない?」って無茶ぶりされて、「演奏のクオリティを求めないなら、がんばって練習するけど」ってことで、僕はベースボーカルでライブに出ました。

僕自身、女性ボーカルの曲もむっちゃ好きなんですけど、どうしても歌えない曲があるんで、「もしも自分が女性ボーカルだったら歌いたい曲」をセットリストにあげさせてもらいました。

(mashさんも)選曲した曲は知らない曲ばっかりだけど、「この曲をカッコよく歌ってください」ってお願いしました。

他のメンバーも僕のわがままで声をかけた人ばっかりなので、(mashさんも)嫌と言われても出てもらうつもりです(笑)

コーラス:たつ

コーラス / たつ

「自分が主催するならどういうセットリストにするか」をツイートしたときに、リプで「コーラスやりますよ」って言ってくれたんですよ。

それで「ちゃんとリプしてくれたことを覚えてるし、コーラスをやってもらえますか」と声をかけました。

僕はバンドの中でコーラスがいて欲しいなと思うことが多いんですよ。
今回のイベントでも絶対にコーラスが必要やな、と思ってたんで。

ボーカルが2人と、コーラスが1人なんですけど、僕が歌ってるときにはmashさんとたつくんでコーラスに回ってもらったり、mashさんが歌ってるときには僕とたつくんでコーラスに回るようにしようと考えています。

mashさん曰く「がすいさん以外の男性ボーカルでこの人が良いって思うのはたつくん」ってくらい推してたんですよ。

僕自身もたつくんと対バンして、「コイツはほんまにすごいな」って思って、バンド以外でも遊んだりするような付き合いがありました。

曲によっては、メインボーカルに常にハモってるような曲もあるんですよ。
ハモってるというか、メインボーカルと重なったメロディがあってはじめて、その曲っぽい雰囲気が出るような曲もあって、たつくんにはめっちゃ難しいことを要求してるな、と思います。

でも、「たつくんならできるやろう」と思ってるし、僕の要求に対して、「これで良いんでしょう?」って"顔"で言ってくるんですよ。

こっちも、「そうそう、それよ!」って反応してしまいます。

ギター:市長

ギター / 市長

市長とはG-sky28というバンドを一緒にやっているんですけど、G-sky28以外でバンドを組むときに、「こんなバンドを考えてるけど、やりませんか?」って軽い感じでバンドに誘うことが多かったんですよ。

そのときと同じノリで今回も声をかけさせてもらいました。

うーさんにギターをお願いしたとき、もう一人ギターがいた方が心強いなと思って、市長に声をかけました。

市長は1本のギターで足りない音を埋めてくれるのも知ってたし、「痒い所に手が届く感じ」でやってくれそうな気がしたんで。

単純にうーさんと市長のツインギターを観てみたかったっていうのもあります。

キーボード:ベン

キーボード / ベン

市長に参加してもらう流れで、市長に「キーボードはベンさんに頼まれへんかな」って声をかけてもらいました。

市長とベンさんは昔から付き合いがあって、僕もベンさんと面識はあったんですけど、市長からお願いしたらやってくれることになりました。

(セットリストの曲を)練習するようになると、メンバーが難色を示すような選曲も多いんですよ。

「この曲、どうやって演奏するんですか?」みたいな。

だけど、ベンさんが"何とかしてくれてる"部分ってめちゃめちゃ多いです。
「キーボードの魔術師」の異名は伊達じゃないなと思いました。

ベース:Yuto

ベース / Yuto

Yutoさんも付き合いが長くて、僕が関西ではじめてバンドを組んだときのメンバーだったんですよ。

「こんなセットリストで演奏しようと思ってます」っていうリストを作って、イベントに出ませんか、という内容のメッセージを送らせてもらったら、「このセットリストならやりたいです」と言ってもらえました。

「がすいさんのぼくつよ」に出てくれるメンバーは昔から付き合いのある人だったり、「この人と演奏したい!」と思う人に声をかけたて集まったメンバーで、みんな快く参加するという返事をもらえました。

こういうコンセプトのイベントで、自分を中心に知らないメンバー同士で
集まったのが面白そうやな、って思いました。

本当はいつも一緒にバンドをやってる人たちに声をかける方がやりやすいと
思ったんですけど、ちょっと冒険してみたい欲が出ました。

あんまり知らない人同士で「脂っこい(凝った選曲の)」曲を演奏するのもどうかなぁ、と思ったんですけど、それより「このメンバーでやりたい」っていう気持ちが強かった感じですね。

実際、スタジオに入ってみても、「このメンバーならこういう感じで仕上げてくれるよね」っていう安心感があります。

サブタイトル(35over killshot)について

テレビ東京系の夕方のアニメをリアルタイムで見てた人が35歳より上の世代なのかな、と思うんですよ。

僕と同世代の人たちはその頃のアニソンがめっちゃ好きやし、年代が下の人でも好きな人もいるし。

ただ、どストレートに刺さるのは35歳くらいまでなのかな、と思ってこのサブタイトルをつけました。

後、「35歳以上を刺しにいくセトリ」っていう言葉のインパクトもあったし。

今回のイベントで自分の思い描く「こんなセットリストのライブを観てみたい」というのを自分でやるっていう感じですね。

セットリストは世代でいうと、92年~2002年くらいの曲ばっかりで、
20年前の曲なんですけど、個人的にはそんなに古さを感じない印象です。

作品のタイトルを言うと、「名前は聞いたことがあるかも…」っていう人もいれば、リアルタイムで聴いてた人の中にはめちゃめちゃ刺さる人もいると思います。

選曲のポイントとしては、他の人が演奏してるのをあまり聴いたことがないけど、「みんな、この曲好きやろ?」っていうラインを攻めたいと思っています。

イベントを主催する今の心境

基本はのんびり屋なんですよ。

実際、バンドをはじめるまでに2~3年かかってたりするし、自分が「いつかやりたい」っていう曲も、「生きてるうちに実現できたらいいかな」っていう感じなんですけど、このイベントを機にやりたいと思っていた曲を引っ張り出してセットリストを決めたので、是非ライブを観に来てほしいです。

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次回に続きます。

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