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【Studio No.9マガジン vol.9】『ロア・オリンポス』が米アイズナー賞を受賞/「ニュービーが強すぎる」公開3週間で読者22万人を突破/魅せるポーズの作り方とは

こんにちは!
WEBTOON制作スタジオ「Studio No.9」で編集アシスタントをしている刀根です。

Studio No.9は現在、WEBTOON作品(フルカラー縦読み漫画)を鋭意制作中です。
この「Studio No.9マガジン」では、毎回国内外のWEBTOON関連ニュースや作家さん向けの制作tipsを紹介していきます。
これまでの「Studio No.9マガジン」記事は下記にまとまっていますので、こちらも参考にしてみてください。

vol.9では、日本にも大きく影響がありそう!と感じた、韓国のWEBTOONニュースをご紹介します。
tipsではWEBTOONのプロット段階、作画段階にクローズアップした制作のヒントをピックアップしていますので、作家さんにもWEBTOON読者の方にも最後まで楽しんでいただけますと幸いです!


■業界ニュース

・ネイバーウェブトゥーン『ロア・オリンポス』が米アイズナー賞を受賞

※韓国語記事です

【記事概要】
ネイバーウェブトゥーンのオリジナル作品『ロア・オリンポス』が、米国の「ウィル・アイズナー漫画業界賞」におけるウェブコミック部門で最優秀賞を受賞しました。
ウィル・アイズナー漫画業界賞は、アメリカ漫画の巨匠ウィル・アイズナー
の名にちなんで1988年に誕生した漫画授賞式で、漫画界のアカデミー賞とも呼ばれています。
日本の作品では、大友克洋さんの『AKIRA』、松本大洋さんの『鉄コン筋クリート』などが過去にこのアイズナー賞を受賞しています。
『ロア・オリンポス』の全世界累計view数は12億回を超えており、ストーリーの独創性やアーティスティックな表現が人気の高い作品です。
このように世界で作品が評価されているニュースを見ると、ウェブコミック業界におけるWEBTOONの存在の大きさを実感しますね。

・大ヒットの兆し!?『ニュービーが強すぎる』公開3週間で読者22万人を突破

※韓国語記事です

【記事概要】
5月17日、韓国カカオページで公開された『뉴비가 너무 강함(直訳:ニュービーが強すぎる)』が、わずか公開3週間で読者数が22万人を突破しました。
主人公が複数のクエストをクリアし塔を登っていくストーリーで、その様子がまるでライブ放送されているかのような没入感が人気の秘密なのではないか、と考えられています。
さらに、本作では主人公のみでなく「ポポイ」という白いふわふわのモンスターが非常に高い人気を得ており、怒ると歯が剥き出しの恐ろしいビジュアルになる、という二面性が魅力になっています(画像を見るととてもわかりやすいので、ぜひ元記事でかわいい&怖い「ポポイ」をご確認ください!)。
日本での公開は未定ですが、これほど人気の高い作品なので日本で読むことが出来る日もそう遠くないのではないでしょうか?

■作家さん向けの制作tips

・ゼロからWEBTOONを作る!アイデア出しから公開までのプロセス

【記事概要】
こちらのtipsでは、ゼロからWEBTOONを作成するためのプロセスが解説されています。特にアイデア〜設計プロセスの項では、ストーリー作成時に有用な作業手順がわかりやすくまとまっていますので、アイデアをまとめる際に頭を整理するのにもぴったりです。
アイデアからバックストーリーを分解すると、さらに「ストーリーが始まる時間(過去/現代/未来)」「タイムライン(一連のイベントを時系列に並べたもの)」「プロット」に分けることができます。こうして分解してアイデアをまとめることで、何を描くべきかが明確に見えてきますね。
日本でもWEBTOONのコンペや公募展が少しずつ増えてきていますので、ご応募の際にはぜひこちらをご参照ください。

・魅せるポーズの作り方とは?「外向き」「内向き」の動きの違いに注意

【記事概要】
こちらの記事では、キャラクターの感情を伝えるためのポーズの作り方が解説されています。ポーズを作る上でまず知っておくべき情報は、「関節の動きの限界」と「筋肉の収縮」です。この2つを押さえることで、それぞれの体の部位がどのように動くかを分けて考え、描くことができるようになります。
また、同じ動きでも「内向き」と「外向き」で伝えるニュアンスが大きく異なることをご存じでしょうか?「内向き」の動きが主に持つ意味には、親密さ、防御力、保護などがあります。そのため、安らぎや悲しみ、落ち着きなどの感情を伝える際に用いられることが多いです。
一方で「外向き」の動きには、開放性、エネルギー、大胆さなどを伝える力があります。そのため、親しみやすさや活気、攻撃性を持ったポーズに生かすことが可能です。
この他にも、ポーズをさらに強調するための着色のヒントや、動画による解説も載っていますので、気になる方はぜひ元記事をご覧ください!


最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は、日本にも大きく影響のありそうな「韓国のWEBTOONニュース」をピックアップしてご紹介しました。
こういったニュースを目にすると、日本発の作品が世界で愛される日もそう遠くないかもしれない、とWEBTOONの可能性の大きさを改めて実感しますね。

作家さん向けtipsでは、ゼロからWEBTOONを作るためのプロセスと、イラストでのポーズの魅せ方をご紹介しました。WEBTOONを作ってみたいけど、何から手をつけていいかわからない…という方にぜひご参考いただければと思います。

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