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【Studio No.9マガジン vol.11】週3連載のNaver Webtoon新作ホラー/『接近不可レディー』ファンアート公募展が終了/イラストに立体感を出す!オーバーレイを使いこなす方法

こんにちは!
WEBTOON制作スタジオ「Studio No.9」で編集アシスタントをしている刀根です。
Studio No.9は現在、WEBTOON作品(フルカラー縦読み漫画)を鋭意制作中です。
この「Studio No.9マガジン」では、毎回国内外のWEBTOON関連ニュースや作家さん向けの制作tipsを紹介していきます。
これまでの「Studio No.9マガジン」記事は下記にまとまっていますので、こちらも参考にしてみてください。

vol.11では、「WEBTOONの新しい動き」をテーマにニュースをピックアップしました。韓国ではWEBTOONの形に変化が現れていたり、公募展も既存の形とは異なるものが登場したりと、日々新しい風が吹いています。本投稿を通して、目まぐるしく変化するWEBTOON業界を実感していただけると思います!

作家さん向けtipsでは、着彩のヒントになる「色の選び方」「合成レイヤーの使い方」についての記事をご紹介します。これからWEBTOONに挑戦したい!という方にもわかりやすい内容のものをピックアップしていますので、最後まで読んでいただけますと幸いです!


■業界ニュース

・Naver Webtoon新作ホラーはまさかの週3連載!アニメ&BGM付でより怖く

※韓国語記事です

【記事概要】
2022 스크롤금지(直訳:2022スクロール禁止)』が7月14日22時に公開されました。「スクロールする恐ろしいWEBTOON」をテーマに、総勢29名の作家が参加するアンソロジー型の連載形態で進められます。
なんと本作は、スクロールに合わせて効果音やBGMが鳴るだけでなく、一部アニメーションが挟まれる体験型のWEBTOONになっています。韓国語作品ですが、気になる方はぜひ上記リンクより読んでみてください!
また、連載周期についても水・土・日の週3更新と非常に特徴的です。複数の作家さんが参加する形だからこそ、作業工数の多いWEBTOONを短いスパンで連載できるのかもしれませんね!

・『接近不可レディー』ファンアート公募展が終了!世界中から作品が集結

※韓国語記事です

【記事概要】
Contents Lab. Blueは『接近不可レディー』シーズン2の開始を記念して、グローバルファンアート公募展を開催しました。
公募展は総賞金約100万円(1,000万ウォン)規模で、5月9日〜6月30日まで約2ヶ月間行われ、総計926点もの作品が集まりました。日本でも人気の高い『接近不可レディー』ですが、これほどのファンアートが世界中から集まったのかと思うと、その人気ぶりが伺えますね。
作品形式が自由だったこともあり、作品をパロディしたWEBTOONのほか、デジタル・アナログ問わずさまざまなイラストが集まりました。
受賞作の発表は7月15日を予定しており、金賞(1名)には約50万円(500万ウォン)、銀賞(2名)には約20万円(200万ウォン)の賞金が贈られ、銅像(20名)と参加賞(50名)にもそれぞれ景品が用意されています。ファンアートに賞金が贈られるというのはとても新鮮ですが、こういった施策によって作品がさらに多くの人の元に届くのかもしれませんね。

■作家さん向けの制作tips

・キャラクターデザインや着色に生かせる!色を選ぶ時の基本とは

【記事概要】
色の調和は、心地よい色の組み合わせを意味する芸術用語です。記事内では、CLIP STUDIO PAINTにおけるHSVホイールを基にした6つの色の調和のパターンが解説されています。キャラクター自体に統一感を出すためには、キャラクターを構成する服や身体のパーツの色の構成バランスを考慮する必要があります。
一見カラフルに見える色の構成でも、彩度やHSV値を調整することによって、視覚的に一貫性を持たせることが可能です。
また、暖色と寒色が与えるイメージをサンプルのイラストを通して理解することもできます。暖色パレットを用いたイラストはエネルギッシュで生き生きとした印象に、寒色パレットを用いたイラストは爽やかでみずみずしい印象を受けますね。
こちらの記事ではクリスタのカラーツールについても詳しく紹介されていますので、まだクリスタ初心者!という方も、ぜひ参考にしてみてください。

・イラストに立体感を出す!オーバーレイを使いこなす方法

【記事概要】
オーバーレイとはクリスタに搭載されている合成レイヤーの一つで、主にイラストの調整や雰囲気を変更するのに用いられます。オーバーレイを適用すると、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗く表示されます。
上記の記事では、全体に影が落ちるように彩度の低い青で塗りつぶしたあと、同じく彩度の低い赤で広範囲に光を入れ、最後にくすんだ黄色でハイライトを足しています。
オーバーレイのレイヤーに乗せる色を彩度の低いもので統一したことで、全体に落ち着いた印象を追加し、光の温かみを強調することができました。
イラストにニュアンスを追加したい際や、雰囲気を少し変えたい際には、ぜひこの「オーバーレイ」を活用してみてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は「WEBTOON業界の新しい動き」と「着彩のヒント」をテーマに記事をピックアップし、ご紹介しました。日本では週刊連載が基本のWEBTOONですが、上記でご紹介した「2022スクロール禁止」のように週に複数回更新される作品が登場すると、またWEBTOONの常識もがらっと変わりそうだなと思います。

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