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妻の実家に行った話 1

先月の上旬に、妻の実家がある新潟県へお盆帰省して来た。
去年はなんかバタバタしてて俺は行けなかったので(なにをバタバタしてたのかは全く記憶にない。バイトくらいしかしてないのに)、今年は是非二人で、との事だったので比較的早めに新幹線のチケットを取った。
比較的早く、と書いたけれど、それはあくまでも自分たちにしては、ということであり、世間の人たちはもっと早くからチケットを取っているのであろう。二つ並んでる空席を往復分確保するのに結構苦労した。

ともあれ、確保してしまえばこちらのものである。
出発の日までにある程度済ませておくべき仕事済ませて、中央線に飛び込み(こう書くと自殺したように見える!)、東京駅へ着いたら駅弁コーナーへ向かう。
駅弁を美味しく食べるために朝食を抜く、という子供のような作戦を採用したのだが、東京駅の駅弁コーナーって大人気なんですね!
まさにすし詰状態というか、老若男女人種問わず大勢の人が我も我もと人気の駅弁を手に決して広くない店内をギューギューと押し合いながら買い物をしている。かなり空気が殺伐としていて怖い。
こ、この人達、全員空腹なのか!
空腹はかくも人を醜くさせてしまうものなのか、と恐れおののいていたが、こっちだって空腹だし、駅弁人気だからキオスクのランチパックで良いや、ランチパック美味しいし。とは思わない。なんといってもこっちは駅弁楽しむために朝食を抜いているのだ!
このすし詰状態の人々も同じように朝食を抜いてきたのかも知れない。人によってはまさか昨晩の夕食も……?
コンデションが同じなら負ける理由はないはずだ! と、すでに頭の中では全員朝食を抜いている、という決めつけにより、なんとしてでも美味しい駅弁を食べたる、という思いのみで駅弁コーナーへ突入したのであった。

その結果がコレですよ。

完璧じゃないですかこのラインナップ?
熟練の駅ベニストから言わせると、素人丸出しのラインナップかも知れないが、俺には完璧だったので問題ないのだ。
しかも牛肉重だけでお腹いっぱいになってしまい、いかめしは食べずに残した。
空腹時に買い物すると、馬鹿なことをしてしまうのだ。

そして我々夫婦は新潟へ無事到着するのであった。

どうですかこの美しい駅舎。
どうしてこんなに美しいのかわかりますか?
新築だからです!
北陸新幹線の開通に合わせて駅舎が新しくなったと同時に、脇野田駅、というなんだかパッとしないような、地味な駅前になんの建物も建ってなさそうな、脇の下にじっとりと濡れた汗を感じさせるような(すごく失礼)駅名から、上越妙高駅という、スケールの大きな、声に出したい日本語のような美しさと、広大な土地と雄大な山並みを感じさせるような名前に変わった。
駅前になんの建物も建ってないのは事実。

そこへ迎えに来てくれた義父の車に乗って家を目指すのだが、その前に妻の要望により、高田世界館という、現存する日本最古の映画館を見学に行くことに。

1911年からここに建っているようだ。

ん?
世界館ではなく、GINEIKAN(銀映館?)と看板が出ている……これはどういうことだろうか?
高田世界館、通称が銀映館なのか? それともミス? 長い歴史の中で一時銀映館と名乗っていた?
その謎は次の日わかることになるのだが、今日のところは不明のまま。

凄い濃いラインナップだな!

この日は、そのまま高田世界館を外から眺めて、へー、ほほう、などとわかったような呻き声を出しながらこの地を後にした。

その後、高田駅前を妻と二人で散策することに。

その様子はまた後日!

#写真 #旅行 #新潟県

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