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美味しいものと美しい空間の記憶

料理は作るのも食べるのも大好き。
美味しいものを食べた舌の記憶って大事です。
実家住まいだった頃(高校卒まで)休日や記念日は必ずホテルのダイニングで食事でした。小さい頃はテーブルマナーを注意される、話す声の大きさから服装まで…随分大きくなるまであれこれ注意され、窮屈にしか感じない時間でした。
でも…よく利用していたホテルのダイニングの香りや空間の雰囲気や照明、キャンドルの燈は子供ながらにも…美しく思えましたし。よく注文したビーフシチューの味は今でも記憶しています。
子どもには贅沢!分からない!もったいない!
と言ってるのをたまに耳にしますが…。私は子供だからこそ本当に良いもの、素材の美味しさを感じられるモノを食べさせるべきだと思っています。これは食に限らずです。器や服…触れるモノ。

…味のわからない人に与える方がよっぽどもったいない…(笑)

空間もそう。美しい空間や色使い沢山触れる事で五感がどんどん研ぎ澄まされていくような気がします。
もちろん!大人になってからじゃ遅いって訳ではないと思うので美味しいモノや美しいモノに貪欲になるのがよいと思います。
母も父も同じように祖父母に連れて行かれた思い出があるらしいし、母は良く美味しいモノを食べないと美味しいモノは作れない!なんて言ってました。味の基準があるならそうなのかな?ま、きっとそうう言って父に甘えていたんだと思います。

そんな甲斐あってなのか?どうなのかわかりませんが…母の料理は絶品でした!!私もその域に到達したいと思っていますが…日々忙しいと手抜きになりがちです…。まぁ美味しいかどうかは食べた人の判断に委ねますが…。
子どもの頃の私の記憶は美しい空間と美味しい食事はまさに家族との幸せな時間でした。
だから…美しい空間で食べる美味しい食事は幸せ時間の象徴。インテリアデザインの仕事の一環でもありつつ。心の栄養補給なのかも。
そしてそんな経験をさせてもらえた事に今は感謝しかありません✨






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