【NFT特集vol.4】NFT×音楽の国内外事例3選

アート・エンタメ業界で注目されている「NFT」について取り上げていく本連載、4回目となる今回は「NFT×音楽」について取り上げます。

前回の記事はこちらから⬇︎


NFTとは
NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)とは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引されます。

最近では、音楽とNFTを結びつけた事例も多く出てきています。海外では、Founders FundとParadigmがユーザーがマーケットプレイスで曲の所有権の購入できるスタートアップへの投資をリードしたことが話題となりました。

また、Studio ENTREでも、音楽領域のNFTマーケットプレイス『.mura』をローンチする予定となっています。

今回は、そんなさらなる盛り上がりが予想されるNFT×音楽について、事例と共に紹介していきます。

①NFT×キングス・オブ・レオン

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https://yh.io/nft-collection/kings-of-leon-nft-yourself-collection/3

キングス・オブ・レオンが発行したNFTは、レアアイテムを所持できるだけではなく、メンバーが撮影した写真や限定のレコード、生涯ずっと彼らのライブを最前列で楽しめる「ゴールデンチケット」などの具体的な特典付きであったことも話題になりました。

また、キングス・オブ・レオン以外にも、NFTを活用する海外ミュージシャンは増えています。
スターDJの「3LAU」ことジャスティン・ブラウは、2020年秋にNFTの発行を開始して以来、2000万ドル(約20億円)の売り上げを記録。彼は、シュルレアリズムのアーティスト、マイク・パリセラとチームを組み、最新アルバム「Ultraviolet」のNFTを33枚限定で販売しています。

さらに、リアーナやケイティ・ペリー、アリアナ・グランデなどの人気アーティストと仕事をしてきたブラウのチームは、現在クリスティーズで開催される初のブロックチェーン音楽オークションに向けてビリー・アイリッシュやマドンナ、メタリカといった第一線で活躍するアーティスト達と交渉を進めているそうです。

海外では、ますます広がりをみせるNFT。
この先どのような作品が生まれるかとても楽しみです。

参照元:https://forbesjapan.com/articles/detail/42905

②NFT×Perfume

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https://youtu.be/EOgE0ENYBQU

続いては国内アーティストの事例です。Perfumeが初めて販売したNFTアート作品が、約325万円にて落札されました。
PerfumeのNFT作品は、Rhizomatiks独自のNFTアートのマーケットプレイス「NFT Experiment」で2021年6月にオークション形式で販売を開始。

この作品は、Netflixで配信中の「Perfume Imaginary Musium ”Time Warp”」で使用したデータを元にしており、パフォーマンスで披露された振付の中から特に印象的なポーズを3Dデータ化し制作されたものだそうです。

さらに、2021年8月には第二弾である新作7点もリリース。好きなアーティストの振付データを、この世界で自分だけが保有できるというのはファンにはたまらないと思います。


参照元:
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000020.000015546.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D
https://www.neweconomy.jp/posts/127801
https://www.perfume-web.jp/news/detail.php?id=3676

③NFT×MIYAVI

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https://store.universal-music.co.jp/product/tyct60176/

世界的ギタリストのMIYAVIが、NFTプロジェクトをマーケットプレイス「KLKTN」にて開始することを発表しました。

MIYAVIのNFTプロジェクトは、2021年9月に13thアルバム「Imaginary」発売に加えて開始されます。
カン・ダニエルとのコラボレーション楽曲「Hush Hush(feat.Kang Daniel)」のミュージックビデオからインスパイアされた完全オリジナルの「スペシャルエディション」アイテムや、MIYAVIの活動の背景を収めた「Moments」アイテムがローンチされる予定とのことです。

また、MIYAVIはアルバム発売に際して次のようにコメントしています。

「世界は反転する。想像力、創造力こそが未来を創る未来を創る唯一の扉だと僕は本気で信じています。」

新たな表現活動の一部として、注目されているNFT。
日本を代表するアーティストのNFTへの参入がこの先も増えていくのではないでしょうか。

参照元:https://news.yahoo.co.jp/articles/54d3ee5ac0d1c2cbb5ca60deb4600ecbc85eec7e


今回は、音楽×NFTの事例を紹介しました。

新たな音楽ビジネスの形としてだけではなく、アーティストの表現活動の一部やファンとの永続的な繋がりを構築していくであろうNFTから目が離せません。

NFTにご興味がある方は、こちらからお気軽に問い合わせ下さい!
https://entre.studio/contact

また、Studio ENTREでは、音楽領域のNFTマーケットプレイス『.mura』を10月末へ向けてローンチ準備中。興味ある方はお問い合わせください。
https://dot-mura.com/

次回は「NFT×資金調達」についてです。
お楽しみに!


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