【5分でわかる】メタバースって何？今さら聞けない基礎から学ぶ
みなさんはメタバースをご存知でしょうか？
Facebookは事業の主軸をメタバースにしていくことを表明し、2021年11月に「meta(メタ)」に社名変更を行いました。
近年では、海外の企業だけでなく、日本の企業もメタバース事業を展開しています。
本記事では、メタバースを知らない方に向けて、基礎から解説をします。
１．メタバースとは
一言であらわすと、現実世界とは異なる次元の世界「仮想空間」です。
仮想空間とは、コンピュータやネットワーク上で作られた空間のことです。
この空間では、世界中の離れた人ともネットワークを通じて交流をすることが出来ます。
また、VRとメタバースは同じだと思われがちですが、実際は、メタバースは「（仮想世界という）場所」、VRは「（仮想世界への）移動手段」を表しています。
MR[複合現実]やAR[拡張現実]との大きな違いは、ベースとなっている世界がリアルではないことです。バーチャルであることから現実世界を気にせず、楽しむことが出来ます。
２．メタバースの語源
「Meta（超越）」と「Universe（世界）」を組み合わせた造語です。
この言葉は、1992年に出版されたニール・スティーヴンスン作のSF小説『スノウ・クラッシュ』に登場する仮想空間の名前からきています。
内容としては、仮想空間のメタバースでハッカー達が危険なウイルスに立ち向かう物語となります。
3．世界で初めてのメタバース
アプリケーションやソフトウェアなど、多くのサービスで活用されているメタバースですが、世界で初めてメタバースと呼ばれたゲーム『Second Life（セカンドライフ）』をご存知でしょうか？
『Second Life』は、2002年にベータ版がリリースされ、2003年には正式公開されています。
このゲームでは、自分の分身となるアバターを作成します。さらに、インターネットを通じて世界中の人と交流をしたり、オブジェクトや建物を作ったり、販売したりすることができます。
このゲームでは、ユーザー自身がコンテンツを作り出すことができることが、魅力です。
初期に比べて、グラフィックの向上だけでなく、様々な機能が追加されました。
4．メタバースの始め方
現代では、PC、スマートフォン、VRなど様々な端末でメタバースを始める事ができます。
PCでのメタバース
PCでは、先ほど紹介した『Second Life』のほか、自由にアバターやワールドを作成することができる『Roblox（ロブロックス）』が世界中から注目を集めています。
『Roblox』は、アップロードされているゲームの本数が多いこと、PCだけでなくスマートフォンでも気軽に遊ぶことが出来ることが、人気のポイントとなっています。
スマートフォンでのメタバース
スマートフォンでは、日本の企業「クラスター株式会社」が配信している『cluster（クラスター）』が有名です。日本語対応しており、VRやPCでも遊ぶことが出来ます。
メタバース上で様々なイベントが行われていることからも、注目を集めています。
VR、家庭用ゲーム機でのメタバース
VRでは、『VRChat（VRチャット）』が有名です。
近年では、VR法人「HIKKY主催」の『バーチャルマーケット』と呼ばれる、世界最大規模のVRイベントが開催されています。
このイベントでは、一般の方でもアバターや３Dモデルの販売や購入ができ、さらに日本の大手企業も出展をしています。日本語だけでなく、英語にも対応していることから、日本国内だけでなく海外からも多くの方が来場しています。
その他にも、日本ユーザ主催の交流イベントが多く行われています。その他のプラットフォームに比べ、ワールド数が多いのも特徴です。
また、家庭用ゲーム機でもメタバースを始めることが出来ます。
例えば、日本の音楽アーティストである「米津玄師」「星野源」がLIVEを開催した、バトルロイヤルゲーム『フォートナイト』もメタバースのひとつです。
『フォートナイト』は家庭用ゲーム機やPCで遊ぶことが出来ます。
その他にNintendoの人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』もメタバースに含まれます。
5．まとめ
いかがだったでしょうか？
身の回りの端末のソフトやアプリにも、メタバースが多く存在していることが分かりますね。
少しでもメタバースについて、興味を持っていただけましたら幸いです。
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【参考】
メタバース総研
テレワークナビ
アンドエンジニア
げめろぐ
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