ストラトのブリッジ交換
ストラトキャスターのネタ。ギターを弾いたり改造する方向け。
メインで使っているギター、フェンダーUSAストラトキャスター1976年製のトレモロアームの差込ネジ穴が緩くなってしまい、ライブ本番前日だったか、バンドの演奏中(リハ)にアームがスポン!と抜けてしまった。アームに瞬間接着剤をつけてライブをしのいだ。その後バンドもギターもサスペンド、4年経ってしまった…。
久々にギターを出すと、金属パーツは錆々だしボディは汚れているし…。この機会にアームがきちんと付けられるよう、イナーシャブロック(今はトレモロブロックっていうのが主流?)を変えよう!と思ってサウンドハウスで注文、すぐ届いた。交換するべくサドルを外すと…イナーシャブロックとサドルが乗るプレートを接合するネジがない!そう、1970年代のストラトは、プレートとイナーシャブロックの素材が亜鉛ダイキャスト一体成形になっていたのでした。なので、ブロックだけ交換できない…。リットーミュージックMOOKのストラト本も持ってるし、知っていたはずなのに…。
追加してプレートを買おうと思って調べたら、海外にはあるようだけど、日本で売っているところを見つけられなかった。イナーシャブロックは売ってるのに。誰かフェンダーのスチール製イナーシャブロックが必要な方、お安く譲ります…。ちなみにスチール(鉄)製は音の響きが豊かになるとのこと。Yngwie Malmsteenも言ってた。
サドルも錆びてるし、いっそのことブリッジごと交換だ!と思って調べたら結構お高い。
Pure Vintage Stratocaster Tremolo Assembly (009-4247-049)、最低価格保証付きのサウンドハウスでも税込20,680円。またポチっちゃったよ…。またすぐ届いた。田舎在住者にとってネット通販は本当にありがたい。ブリッジはビンテージかアメスタとか、日本製(ミリ)かUSA製(インチ)かで違うので購入の際は要注意。
で、交換。ボディ取り付けのネジのピッチもちょうどで安心。ネットではイナーシャブロックとブリッジプレートのアーム用の穴がずれている場合もあり、加工が必要な場合があるというのを読んでいたので心配したが、その必要はなかった。
ボディに6本の取り付け用ネジでブリッジを固定。私はフローティングセッティングが好み。アーム用のスプリングを取り付け。
サドルの高さを調整。
チューニング。
ボディとスプリングをつなぐプレートの調整。
この3工程を3周ほど。
サドルを動かしてギター弦のオクターブチューニングの調整。エレキギターはこれを調整しないと音痴なギターになってしまう。弦も伸びてくるし、チューニングが安定するまで弾いたり、弦を伸ばしたり、アームを使いまくる。
新しいブリッジは当たり前だが綺麗。スチール製イナーシャブロックの音は…よくわかりません。響きがいい気もしますが、ブラインドテストで当てられる自信はありません(笑)。弦も新しいのでテンションが上がって弾きまくってしまった。ありがとう、亜鉛ダイキャスト製ブリッジ、お世話になりました。