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安価なライブの動画撮影機材を考える

 プレイヤーとしてお客さんに楽しんでもらえるように、演奏とパフォーマンスに最善を尽くすことが大切だが、記録として動画を撮影しておきたい。10年前ならビデオカメラ1台を立てるのが普通だったと思うが、アマチュアでも複数カメラで撮影して編集することが比較的容易になってきた昨今、画質や音質や手軽さを考えて手持ちの機材のアップグレードを考えてみたい。

【1】現在の動画撮影・編集機材

(1)Canon iVIS HF G20…2013年発売、生産完了、1920×1080、約237万画素(有効画素207万)
 中古で購入。パートナーが時々使っていたのだが、曰く「電源アダプタとバッテリーの充電器がどこにいったかわからない。カメラのピントが合わない。充電は切れてる」とのこと。私は買ってからまだ一度も使っていない…。互換の充電器を買って見てみたら、ピントは合っているようだが、映像が白っぽく霞んでいる。ネット検索してみるとどうやらイメージセンサーの故障らしい。修理をするにも、年数が古いので恐らく無理だろう。買い換えたい。

(2)SONY HDR-MV1…2013年発売、生産完了、1920×1080 30p、1680万画素、有効画素840万(16:9)、120°広角レンズ、ズームなし、X-Yステレオ方式マイク
 音質は良い。4K対応の後継機が出てくれたら嬉しいがない。中古価格は2022年で約3万円。発売当初は約27,000円前後。広角なので、映像端は歪みが生じるが、リハスタの撮影では工夫すればメンバー全員映るので便利。ライブでは中央に置いて、全体を写すのに便利。メインの音源として使っている。

(3−1)Apple iPhone 12mini…2020年発売、超広角、広角カメラ12MP、広角ƒ/1.6、超広角ƒ/2.4、120°視野角、光学2倍ズーム
 手に持った大きさはお気に入り。Proに比べるとやはり画質は落ちる。この前のバンドリハではなぜか録画が勝手に止まったり、感度が高すぎて白とびしたりエラー連発。

(3−2)Apple iPhone 7…2016年発売、広角カメラ12MP、ƒ/1.8、4K30fps、1080p HD30fpsまたは60fps
 4Kが撮れる。新しい機種に比べると画質は落ちるが、6年近く前と考えるとサブカメラとして十分使える。

(4−1)FIMI PALM…2020年発売、3軸ジンバルカメラ、128°広角レンズ、4K/30fps
 DJI OSMO POCKET対抗機種、DJIと比べると値段も安く、DJIの弱い点が改善されているとのこと。暗いところに弱い。4Kといっても暗いとノイズが乗るし荒い。明るいところだとそれなりなんだけど、ライブ撮影には使いにくいか…。やっぱりDJI?

(4−2)Feiyu Tech Vlog Pocket…スマホ用ジンバル
 駆動時間8時間ということだが、1時間もしないうちに使えなくなる。スマホとの連携が切れ、撮っている最中にガクッとスマホがうなだれる。再接続するとまた撮れるのだが、また切れる。動作が安定しない時もあり、勝手にグイングイン動いた時もあった。やっぱり定番のDJIを選んだ方が良かったのか…。

(5)Canon EOS 5D mark III…2012年発売、一眼レフ、1920×1080
 古い機種なので4Kは撮影できないが、フルサイズのセンサーと高性能レンズで画質はむっちゃイイ。活用はしたいが大きく重い。誰かに頼まないと手軽に録画は難しい。写真撮影にも使いたいし…。

(6)Apple MacBook Pro…2013年後期発売、Corei7、8GB RAM、512GB SSD
 HD動画でも3つ以上だとカクつく。アプリはApple Final Cut Pro、iMovie。仕事に趣味によく頑張ってくれた。外付用SSDにSanDiskエクストリームポータブルを使用。

【2】今後、欲しい機材

 最近はYouTube等で機材の使用についての感想があるのでとても参考になる。

(1)SONY FDR-AX45…2018年発売、4K、829万画素(16:9) 、光学20倍、手ぶれ補正、10万円前後
 高いセミプロ機には手が届かないが、どうせ買うなら4Kが欲しい。レンズがグリグリ動く手ぶれ補正が凄い。2022年4月現在、在庫薄。

(2)ZOOM Q2n-4K…広角150°、F 2.8、16MP、120°固定 XYステレオマイク
 ネットの評判をみると音質は良いが、画質は芳しくない。HDR-MV1のサブというわけではないが、押さえにあってもいいか。ZOOM Q8n-4Kという上位機種もでているが、入荷未定。画質がよければ欲しい。

(3)iPhone 13以降は、シネマティックモードという、メインの被写体にピントが合い、他はボケという機能が追加された。メインの被写体を変えるとスムーズにそちらにピントが合って他はボケる。店頭でも試してみたがこれがなかなかいい感じ。それだけで欲しくなってしまった。ライブ撮影では、ソロ等ここぞという時に使えそう。
 Proはやはり画質がいい。普段使いには自分にとって大きすぎるが、録画を考えると次回買い替えはProも候補に。
 スマホ用ジンバルで撮るという方法もあるか…。

(4)SONY FDR-AX45を手持ちで撮るならジンバル系の機材は必要ないか。サブで1つくらいは欲しい。安定したやつ!

(5)Canon EOS R5…ミラーレス、フルサイズ、8K
 お金に余裕があるなら欲しい。ボディのみでも約45万円するし、レンズRF24-105mm F4 L IS USMは17万円、RF70-200mm F2.8 L IS USMは約38万円。5Dを使い倒して、買い替え時に中古で半額以下になっていたら嬉しいなあ…。何年後?

(6)Apple MacBook Pro 14"…M1pro、16GB RAM、512GB SSD、239,800円
 これなら4K動画もガンガン編集できる。欲しい。メモリを32GB、SSDを1TBにしたくもあるが、値段は305,800円に。M2が出たら値段が下がらないかなあ…。

【3】リハ映像

引きの映像・音源…HDR-MV1
ギターの映像…Apple iPhone 7
ボーカル・ベースを撮影していたiPhone 12 miniは勝手に録画止まっていた。
元はApple Final Cut Proで編集。ギターソロ部分のみに再編集・タイトル追加はiMovie。


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