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はじめてのホームステイ受け入れ体験~その①準備編~

こんにちは。
勉強大好き主婦のナルミです。

「ホームステイって実際どんな感じ?」
「子どもに良い刺激になりそうだけど、絶対大変だよね…」

一般家庭に滞在して外国の方と交流するホームステイ。
国際交流と聞いて、真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、日本人同士ですら他人を家に入れることは大変なのに、文化の異なる外国人ならなお大変な気がしますよね。

この記事は前後編に分けて、我が家のはじめてのホームステイ受け入れ体験について書きます。
前編は「受け入れのきっかけから事前準備」まで、後編では「ご対面から受け入れ後の感想」をまとめています。


0.ホームステイの受け入れをすることになった経緯

ざっくりの概要は下記の通りです。

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通っている多言語活動の場で紹介してもらいました。
期間が「土日の1泊2日」ととても短かったので、初めての受け入れを決めました。
ただ、自分がホームステイをした経験もなく、何を準備すればいいか全くわからない状態!
受け入れ経験のある先輩方に、知恵と力を借りまくりました。

受け入れたのは、カンボジア人留学生。
日本語も英語も流暢で、コミュニケーションに問題はなかったです。
でも、話題にはちょっと困ったかも(^_^;)

受け入れて良かったことは、自分自身の殻が破れた気がすること!
失敗だったかな〜と思うことは、観光案内になってしまって「家での会話」があまりできなかったこと。
今回の体験を活かして、チャンスがあれば次も受け入れたいなと思います。
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まずは、前編スタートです♪

1.ホームステイって絶対大変じゃん!それでも受け入れたてみたい理由

我が家は夫が自営業で家をあけることが割りとある上、小さい子どももいるので、「ホームステイって大変に決まってるよね?!」と思われることでしょう。
それでもやってみたかったんです(笑)。

1.1 ホームステイを受け入れたい理由3つ

子育て中だからこその理由や、大阪万博への期待を込めて、私がホームステイを受け入れたい理由がこちらです。

①国際交流自体には興味があっても、現地に行くだけの余裕(体力・経済面)はなし…。行くのが無理なら来てもらおう!
②受け入れに慣れるまでは、短期であるほど良し。今回は一泊二日のプログラムだったから、初めての受け入れにはちょうどよかった!
③大阪万博2025がさらに楽しめるかも?!2005年の愛・地球博に行けなかったので、大阪万博に向けて気合が入ってます笑。

1.2 受け入れの決定打になった一言

上述の通り、受け入れしたい理由はあったものの、不安はつきまとい、「できるかな、大丈夫かな…」と決めあぐねていました。
そのとき、ホームステイ受け入れの主催の方からの一言が決定打になり、決断できました。
それは……「大丈夫大丈夫!で、やるよね?」ですw
何とも絶妙な圧のあるトーンでしたねえ。
「大丈夫?何が不安?不安だったら次の機会にしてもいいよ」なんて言わないんですよね。
ガツンと背中を押していただき、ありがたかったです。腹が決まりました。

2.我が家の家族構成・家族の反応・「もし受け入れに反対されたら?」の対策

我が家がどんな家族構成で、どんな状況で受け入れたか、受け入れを決めたときの家族の反応について紹介します。
よくある反対意見やその対策についてもまとめました。

2.1 どんな状況で受け入れたか

受け入れ当時の家族の状況はこんな感じでした。
だんなさん:自営業で曜日や時間帯関係なく仕事がある人。英語力は不明。オープンマインドで、いい意味でいろいろ気にしない。
子ども1:3歳半。初対面の大人と打ち解けるまでには少し時間が必要。
子ども2:11ヶ月。肝が据わっており、初対面でも自分からアプローチする。
保育士の友人Aちゃん:週2・3で家に来てもらい、子どもの相手をしてくれる。この方無しでは我が家の生活は成り立たない神。

1泊2日(土日)のホームステイ受け入れ中、だんなさんはほぼ不在であることが確定でした。
でも、保育士の友人Aちゃんに来てもらうことになっており、何とかなるだろうと思っていました。

2.2 受け入れを決めたときの家族の反応は?

子ども・だんなさんともに、事前に相談無し、事後報告でした。
年齢的に子どもからの反対は想定していなかったので、「週末に外国からお友だちが来るよ〜」という感じで伝えていました。
リアクションは…なかったですw

さて、だんなさんの反応ですが、結論から言いますと「惚れ直しました」笑
寛容さというか、本当に動じない人なんだな~と。
ホームステイ受け入れを伝えると、「…俺はそれ(留学生を受け入れること)を受け入れなあかんのやろ?」と言われました。
「留学生を受け入れるあなたを、僕は受け入れるよ」と、シャレオツな言葉遊びですんなり賛成してくれたのです
私はてっきり「え?!部屋は?食事は?どーすんの?!」とツッコまれると思っていたので拍子抜けすると同時に、その寛容さに感激してしまいました。
あとから聞くと、伝えたときの私の顔がめちゃくちゃこわばっていたそうで、「いろいろ言うのはやめようと思った」んだそうです。

2.3 もし家族が受け入れに反対だったら?代表的な反対理由3選とその対策

家族全員が受け入れに賛成!であれば問題ないですが、反対意見が出てきたら真摯に理由を聞いてほしいと思います。
そこで無理やり押し切っても良くないし、「今回だけだからお願い!」と「一度きり」の話になるのももったいないからです。
反対理由を丁寧に解決して、ホスト側・ゲスト側も気持ちの良いホームステイになると最高ですよね。

ホームステイ受け入れのよくある反対理由①:英語が話せない!わからない!
ホームステイで受け入れる外国人留学生は、日本語を勉強しに来るので、そもそも問題ありません。
ホームステイをマッチングする団体によっては「日本語で話しかけてください」というところもあるくらいなので、英語ができなくても大丈夫なのです。
あるいは、「パパったら本当は英語できるのに、遠慮しなくていいのよ~」と、褒めて褒めてその気にさせるのも、悪い気はしないかも?!

ホームステイ受け入れのよくある反対理由②:空いてる部屋がない!
受け入れの際には「個室を用意する」のが大前提。
提供できる部屋がないことは物理的な問題ですから、じゅうぶんに理解できる反対意見です。
ただ!物置と化している部屋はありませんか?片付けやモノを減らす・捨てることで解決することも多いです。
受け入れを機に、家全体をスッキリさせる絶好のチャンスだと伝えるのもいいと思います。
それでもダメなら…、子どもと同性なら相部屋でもOKなこともあります!
留学生との共同生活を通して、子どもは大きく成長するでしょう♪

ホームステイ受け入れのよくある反対理由③:何となくめんどい…
「何じゃそりゃ!」という反対意見ですが、そういうときは具体的に何が面倒なのかを聞いてみましょう。
ポイントは、「そんなことくらい我慢してよ!」と突っぱねず、どんな些細な理由もまずは受け入れること。
パパは反対したいわけではなく、単にビビっているだけですw
「大丈夫だよ。こうするのはどう?」と、冷静に解決策を提案しましょう。

どんなに反対されようとも、最終的には決めてる方が勝ちます!
「受け入れしたい!」という気持ちを強くもってくださいね♪

3.受け入れで心配・不安だったこと

いざ受け入れが決まると、具体的な心配事・不安がたくさん出てきました。
2023年のM-1グランプリ1st ラウンドでトップ通過したさや香のネタ「ホームステイ」は心底共感しっぱなしでした。

3.1 受け入れについて心配や不安で質問したこと

下記のような質問を、ホームステイプログラム取りまとめの方や、受け入れ経験者の先輩にぶつけました。
すべてが納得できたわけではないですが、不安はだいぶ解消されました。
質問と回答を簡単にまとめます。

①お金はどれくらいかかる?お金に余裕がある人がやるもの?
→過度におもてなしする必要はないよ。どこか遊びに行くなら本人に払ってもらいなよ~。

②家が広い人がやるのでは?家が狭くても大丈夫?
→1泊2日だし、リビングで寝てもらうのでも全然問題ないよ。

③英語やゲストの母語を勉強したほうがいいですか?
→わからないほうがむしろ楽しいよ!(これはさすがに「ほんまに??」と思いましたw)

④小さな子どもがいるのですが…。
→ゲストはそれをわかった上で来てるから心配無用。むしろ子どもと遊ぶのを楽しみに来る人もいるよ!

⑤暑い・寒いの感覚が違ったらどうしよう?
→家族の感覚に合わせたらいい。ゲスト自身で脱ぎ着して調整してもらう。

⑥食事を作る時間がないかも…
→いっしょにスーパーに行ったらいいよ。それもゲストにとっては立派なアクティビティだよ。

3.2 吉本芸人・さや香の漫才「ホームステイ」への共感

M-1 2023年大会で大爆笑を巻き起こした、さや香のネタ。
子どもの教育のためにホームステイ受け入れを決めた父親が、受け入れ日が近づいてめんどくさくなり、無断で引っ越す計画をしている、というストーリーでした。
無断で引っ越すまではいかなくとも、「わかる~!」とおもいましたね。
考えることや準備や不安など、いろいろ頭が一杯で「いっそやめてしまおうか!」と血迷ったことが何度もあったからです。
友人からは「あのネタを『そんなことあるんやな~』じゃなくて『あるある!』で笑えるひとおるんや!」と驚かれました。

受け入れのことを考えてなかなか眠れなかった夜も、正直何日かありました。
それでも最終的には「できることをやって、できないことは諦めて、気持ちよく受け入れよう。向こうは120%楽しみにしてるもんな」と前向きに着地させました。

4.受け入れまでに準備したこと

1泊2日とはいえ、受け入れが初めてであれば、大事な準備があります。
ホームステイだけでなく、友人や親族を泊めるとか、将来子どもの友だちが泊まりに来るとかいったときにも重要だなと思いました。

4.1 我が家のルールとして伝える内容を言葉にしておく

「お風呂が済んだら脱衣所のドアは開けておく」「使っていない部屋の電気は消す」「エアコンを付けるには◯度から」「シャワーはこまめに止めて使う」など、ふだん無意識にやっていて、家族全体で共有されていることってたくさんありますよね。
そういった暗黙のルールを言葉にしておくのが最も重要です。
ルールが何個もあるとうっとうしく思われるかもですが、「これは譲れない」ということは家にきてすぐに伝えましょう。

4.2 最低限の掃除、布団などの用意

「ピッカピカに掃除しないといけない?!」と思っていましたが、「ホテルじゃないんだから大丈夫よ」と言われました。
でも、せっかくなので普段しないところまで掃除しちゃいましたがw(だんなさんがww)
布団は天日干ししたり、シーツを確認したり、気持ちよく寝られるように一応したつもりです。

4.3 ウェルカムボード作成

空港の出口で「◯◯様御一行様」など書かれたボードを持って待っている人がいますよね。
そういう「〇〇くんようこそ!」というウェルカムボードを作りました。
雰囲気出るかな~と思って、日本とゲストの国旗を入れたりしてみました。
あったらあったで思い出になりますが、なくても全然大丈夫です!

4.4 同じプログラムに参加する人との情報交換

我が家と同じタイミングで初めて留学生を受け入れる家族が、他に4組いました。
おそらく珍しいケースだと思いますが、初心者にはとっても心強いことでした。
受け入れ経験者の先輩とは違い、ドキドキを共有したり、「うちってこんなんやけど大丈夫かな…」「いやいや!うちはもっとひどいで!」と妙なマウントを取り合ったり(笑)。
受け入れ後に報告し合えることもよかったです。

4.5 ストレスをため込まず、普段の生活をする

「留学生はふだんの生活を見たいんだよ」と何度も言われました。
その期間だけの特別なおもてなしではなく、自分たちの普段の生活ができるように、考えすぎないように努めました。
ついつい頑張りすぎてしまう性格なので、特に気をつけました。

さて、初めてのホームステイ受け入れのきっかけから事前準備までお話ししてきました。
次回の後編では、ご対面の話から1泊2日をどう過ごしたか、そこから学んだこと、苦労話などをお話します。
お楽しみに~♪

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