見出し画像

【NAYUTA:東京電脳R 】世界観#7 - Punks【考察】

はじめに

本noteでは、「NAYUTA:東京電脳R」の世界観・設定・ストーリーについて考察していく。
本noteに記載する内容は、あくまで一個人の解釈なので、ご認識のうえ、お楽しみいただけば幸い!
本noteは11/7(月)に公開された「世界観#7 - Punks」について考察する。下記noteで公開されているので、本記事を読む前にてチェックしていただきたい!


考察

今回は、NAYUTA:東京電脳Rに登場する3つの思想の1つ
"Punks"について明らかになっている。

タイトルにも名前が入っているキャラクター"NAYUTA"の思想でもある。
この思想が物語の核となっていくのだろうか・・・?

"Punks"は、ディストピアに反旗を翻す英雄的思想、ではない

#5でEyesについて考察したが、
Eyesは、ディストピア系SF作品に登場する支配者のような悪ではない。

簡単におさらいすると、
Eyesとは、「人間が人間らしく生きる姿を体現する」者たちである。
また、そのものたちを生み出すための仕組みでありライフスタイルである。
「人間らしい」という価値観は、SATOJI OKAMOTOを大統領とする
世界統一政府が決め、オカモト財閥のAIにより、評価される。
人類の営み持続可能にする前提で最大人類の最大幸福を追求する
という考え方である。

対して、Punksである。
オカモト財閥の仕組みから外れた世界であり、
個人が、個人の"正義"という価値観で、人を、物事を、評価する。
個人に依存した曖昧な仕組みである。
それを暴力をもって突き通そうとする思想である。

個人の"正義"は、ともすれば単なる我儘であり、
他者からすれば"悪"にもなり得る。
その主張を暴力的な手段で行うため、他者からすれば、より害悪である。

一般的には、ごく少数の極めて迷惑な連中である。

ただ、世界には正解がない。
自分の信じるものを貫く、という思想は、個人に限って言えば
全くもって間違いではない。

彼らはどのように生まれるのか?

社会の仕組みから外れ、個人の"正義"という価値観で生きようとする人々は
どこから生まれるのだろうか。
NAYUTAの世界では、世界統一政府がAIによって世界を統治している。
人口も人類の営みが持続可能となるよう最適になるように管理されている。
持続可能な仕組みな中で、遺伝子組み換えや教育なども行われる。
オカモト財閥が用意する評価制度と相性の悪い人々は宗教団体がケアする。

地下鉄に潜るのはどのような人々だろうか。
コミュニティに所属することを嫌う人々だろう。
先天的に社交性の低い因子を持っているものが社会生活を経て
行きつくのかもしれない。
その場合、子どもはこの地下街にはおそらくいないのだろう。

おわりに

本記事を執筆するにあたり、#5~7を読み直してみた。
Bowsは光教団体 「光の救済」のことを指すと思っていたが、
記事上では明言されていなかった・・・。
文脈からはあえて明言を避けているようには
読み取れなかったが、もしかしたらBowsは別の何かを
指しているのかも?

#8では、主人公が3人いることのみ、が明らかにされた。
よって、世界観についての考察はこれで一通り
書き切ったことになる。
今度は、改めて整理したうえで、
ストーリーのように書きながら
世界観を理解(あるいは構築)してみようと思う。


Punks - NAYUTA



Eyes - CRAUNE


Bows - SHUYU

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?