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【道具】technifibre X-one biphaseの感想

テクニファイバーのバイフェイズを使ってみました。太さは1.18mm(18ゲージ)と極細です。ラケットはezone98 2022でテンションは45 lbs. の一本張りです。直前まで張っていたのがヨネックスのrexis comfort 1.25、同一テンションなので、そことの比較がメインとなります。でもって、感想なので理系の議論はしていません。個人的な手の感触となります。擬音語多め。悪しからず。

打球感

一言で言うと「バネ感がある」です。ギュッと掴んでギュンと出ていきます(←この時点からして科学的ではありませんね^^;)。バイフェイズの方が素早く撓んで素早く戻る印象。レクシスの方がゆっくり窪んでゆっくり手放すように思えました。したがって、飛び出しの時のスピードはバイフェイズの方があるようですが、飛ぶ距離自体はレクシスの方が長いです。バイフェイズはスピン量が多いのだと思います。トップスピンが最後に落ちますので。
バックハンドスライスについてはレクシスの方が球乗りを味わいやすいです。バイフェイズの方が早く出ていってしまいますので、それに合わせた速い目のスイングが好ましいです。

糸の質感

レクシスの方がツルッとしています。バイフェイズの方がコテっとしています。今時、流行りのツルツルコーティングではありません。その結果としてノッチができるのが早そうです。お値段から考えると、恐ろしいものがあります。
ご存知かもしれませんが、初期の頃からテクニファイバーは糸の主たる成分としてポリウレタンを使ってナチュラルガットに近づけようとした偉いメーカーさんなのです。一般に知られているストリングの素材としてはポリエステルとナイロンがありますが、ポリウレタンを使うと一般的にねっとり感が出てきます。2000年ごろでしたか、初めてテクニファイバーを使った時に手触りの違和感に驚いたものです。
自分で張っておられる方はお気付きだと思いますが、引っ張った時の感触で結構な情報を得られますよね。ポリウレタンを使ってるテクニはちょっと特別です。ゴム感があります。

球質

ナチュラルに近いってのは間違ってません。コントロールしやすいです。スピン量も十分にあります。弾道は高くないです。でも深く飛びます。出だし、遅くはないです。たぶん受けてる側に圧がかかってると思います。返ってくる球が浅かったので。
フォアのトップスピンはクイっと受けてクゥーンと飛びます。ぼよーんとは飛びません。バックのスライスはトゥっと受けてクンと出ます。ちょっと打ってやった方が奥まで行きます。バックのトップスピンはうにゃッと受けてトーンと出ます。フォアとはスイングスピードが違う模様。
ボレーはトイっと返る感じ。レクシスコンフォートのターーンと言うのとは違います。参考までにポリツアープロだとタゥってなります。

総評

とまあ、理系とは限りなく離れた表現をしてみました。
いい糸です。さすが「ナイロンマルチのロールスロイス」です。どこかの海外YouTuberさんがそう言ってました。僕も納得です。値段だけのことはあります。でも、ここまでの値段なら安いナチュラルも選べます。しばらく使って寿命を見て考えたいと思います。
ちなみに普通に買うと4.5k円+張り代。ネットで安く買うと2.5k円+持ち込み張り代。使い続けるなら張り機を用意してロール利用にせざるを得ないかなと思います。


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