STSテニスラボ

理系のこだわりでテニスを考えているSTSの匿名記事集。匿名だからこそ書けることもあるの…

STSテニスラボ

理系のこだわりでテニスを考えているSTSの匿名記事集。匿名だからこそ書けることもあるのです。

最近の記事

【技術】ボレーについての誤解を解く

定期的に書かないとボレーについての誤解が広まったままになりそうなので、今日も今日とて駄文をまとめております。ボレーの段取りに関しては過去記事に一度まとめましたが、もう少しトピックを選んで今回は書いています。ここで取り上げる誤解は次のとおりです。 ボレーでラケットは振らない インパクトの瞬間をしっかりと見る 前足を打ちたい方向に踏み込む その他にもラケットを立てるとか、膝を曲げるとか、スタンスを広げるとかあるんですけど、まあとりあえずこの三つについてコメントを少々。

    • 【怪我】後十字靭帯のこと

      先日、テニス仲間が試合会場で転んだとの話を聞いたんです。そこまではよくあることです。ところがLINEの文面に気になる表現があり、反応してしまいました。それが「次の日になって膝の裏が痛い」です。膝の裏ってのは脇の下と一緒で、関節内部にかなり近い場所にあります。そして、そこにあるものといえば、種々の靭帯や半月板のような軟組織なんです。 とりあえず整骨院に行こうとしていた本人には、私の素人判断は伝えずに整形外科でのMRI診断を勧めておきました。ただの打撲であることを祈っておきます。

      • 【怪我】内側テニス肘(ゴルフ肘)について

        テニス肘と言えば、大抵の方がバックハンドで痛める外側のダメージを思い浮かべるかと思います。一方、内側に関して痛みを感じている方も少なからずおられます。ところが内側テニス肘に関する情報が意外と少ないのです。内側に関しては「ゴルフ肘」と名付けられていたりするため、テニス肘というキーワードでは引っかかってこないのです。そこで、私なりの体験談をまとめて情報共有しておこうかと思います。医療関係の方には反発される方もおられるかと思いますが、あくまで「私見」ということで流しておかれるのが吉

        • 【身体】タウリンの効果

          タウリンについてWikipediaで調べてみました。 別名「アミノエチルスルホン酸」。常温では無色の結晶。水溶性。 植物にはわずかしか含まれていない。魚介類に豊富。基本的に動物の全身に分布している。 アミノ酸ではないが、アミノ酸の一つである「システイン」から生合成される。 身体の正常性を保つという、大雑把な働きがある。肝臓に対しての良い働きがある。老化抑制なんて言う夢のような効果があると言われたりもしている。 ヒトや鳥類は体内で合成できるから摂取しなくても良い。ネコ

        【技術】ボレーについての誤解を解く

          【戦術】サーブアンドボレーのボレーコース

          ネットをうろうろしていて納得したから備忘録兼、共有。 「ファーストボレーをレシーバーの動いた方向と逆に打つ」 サーブをワイドに打ったら、レシーバーはそっちに動くのでオープンコートにボレーすれば良い。センターにサーブを打ったら、デュースサイド側へ押し込めば良い。 なんとなく、オープンコートに打てば良いと思っていたけれど、それだとセンターサーブの時にはっきりしなかった。レシーバーの重心がどちらに動いたかを見るのが大事ということになると、迷うシーンが無くなる。 もちろんボディ

          【戦術】サーブアンドボレーのボレーコース

          【物理】スイングウェイトを気にしない派

          スイングウェイト(SW)ってよく使っている数字ですけれど、実際のところ、どうやって求めてるのかと気になったので調べてみました。代表的なマシーンはgosenのgm01やgm31などが見つかりましたが、なかなか素人が見るようなサイトには販売の情報がないもんです。使い方としては、グリップをマシンに固定し、ラケットを水平にスイングすることで数値を得るものです。例えばプリンスさんですとウェブサイトにてマシンの写真を掲載しています。 プリンスさんはスイングウェイトを測って出荷しているよ

          【物理】スイングウェイトを気にしない派

          【技術】リターンダッシュの分類

          ネットプレーヤーに戻ろうかなと考えてる今日この頃です。先日のシングルス練習ではひたすらネットラッシュをしてました。リターン側の時もサーブが甘ければ、ガンガン出てました。ということで、本日はリターンダッシュの話題です。 さて、リターンダッシュする際は、どんなリターンをしていますか?私はシングルハンドなので、もっぱらスライスリターンでネットに出ていました。トップスピンリターンだと、身体が浮き上がりがちで、前に進めないんですよね。じゃあ、スライス以外でどんな出球があるんだろうと調

          【技術】リターンダッシュの分類

          【試合】次のシングルスではネットプレーをする

          元々、ネットプレーヤーの私。ちょっと戻ってみようかと思ってしまいました。次のシングルスではネットに出ることに主眼を置いてみます。そんな私の現状に向けてのメモ書きです。 全体 ひたすらネットに出る ラリー合戦には付き合わない コートを四分割して考える ストローク 基本はセンター トップスピンはとにかく振り抜く バックハンドトップスピンを使う バックハンドスライスは3球以上、連続して使わない リズムは「イチ、ニッ」 フォアで無駄に身体を捻らない 多少は回り

          【試合】次のシングルスではネットプレーをする

          【技術】憧れの手塚ゾーン

          ちょっと前のテニス漫画といえばテニスの王子様、通称テニプリなんですが、そこでは様々な必殺技が出てきます。大人な我々が憧れるのは「手塚ゾーン」。ほとんどその場から動かず、相手の球を捌く技です。なぜか相手の球が吸い寄せられるように集まってくるから動かなくて済むんですね。 と言うことで、考えてみました。 基本は横回転をこっそり使うところにあります。多くの人が一番使いやすい横回転はバックハンドスライスで外に逃げていくような回転だと思います。それを使ってみましょう。 上から見ると反時

          【技術】憧れの手塚ゾーン

          【道具】クッショングリップが好き

          Twitter(現X)を眺めていると、ラケットのこだわりとして、レザーグリップへの巻き替えを行なってる方も多いですね。ところが私自身、クッショングリップのままが好きだったりするんです。 いきなりカツンと底まで届いてしまうような硬いグリップよりも、手に合わせて変形してくれる感がある柔らかいグリップというのもありだと思うんです。もちろんクッショングリップだって、しっかり握れば硬いところまで届くはずなんです。これを持ってして、「クッショングリップは握った力が逃げる→その結果、握り

          【道具】クッショングリップが好き

          【思考】存在しないことの証明は難しい

          今日は考え方のお話。 「幽霊っていると思う?」この質問にはどう答えますか。 「いる訳ないでしょ。だって科学的に証明されていないんだから。」 こう言う答え方をされる方も多いのではないでしょうか。僕は違います。 「いないとは言えないなぁ。だって科学的に否定できていないんだから。」 こんな感じです。 どちらの考え方をしているのか、自分を振り返って見るのもよろしいかと思います。上の図を見ながら考えてみましょう。「幽霊が存在する」が証明されていない場合に、それ以外の領域が何を示して

          【思考】存在しないことの証明は難しい

          【試合】次のシングルスに向けてのメモ

          気持ちの準備をしてみます。どんどんメモ書きが増えていってます・・・。 試合が終わって、追記しました。 全体について ネットに出る→あまり出なかった。一試合目はゼロ。二試合目は開き直って出始めたらゲーム取得に繋がった。 のんびりスタートで様子を見る けれどノロノロはしない 繋ぎ合いになる前に事を起こす。→初戦は自分からコース変更ができた。二試合目は先に振られてしまった。 ショット全般、しっかり振る→振れたとは思う。 コートを四分割して配球する→忘れていた。 相手

          【試合】次のシングルスに向けてのメモ

          【雑談】アスリートたちの体感から導いたらしい

          ウェブを見ても「実感」とか「体感」としか書いていないのですよ。僕自身、試していないから、どうにも言えません。少しくらい裏付けの数字があれば、調べようもあるんです。まともに示されているのは浸透圧が100mmOsm/Lと言う値とマグネシウムの濃度だけ。そして、特に特許があるとか、研究報告があるようでもないんです。だからと言ってウェブにある説明文は理系の我々向きではないのです。じゃあ仕方ないですよね。 イオン化マグネシウム 理系なら、まず使わない表現。生まれてこの方、一度も文字

          【雑談】アスリートたちの体感から導いたらしい

          【技術】サービスで反ってはいけない

          スピンサーブを打ちたい時には空を見上げたくなるもんです。で、ついついやってしまうのが、イラストの左側のポーズ。背骨をしならせて、溜め込んだエネルギーを振り上げ動作に結びつけるという、ある意味「力感あふれる」ように感じられる説明になります。腹筋を十分に使える動きのように思えますね。バレーボールのスパイクなんかだと、こんな写真があるようにも思えます。 さて、こうは書いたものの、正しいのはイラスト右のポーズなんです。これが正解。背骨を反らせたりしません。腹筋もストレッチさせません

          【技術】サービスで反ってはいけない

          【物理】センターから外れると飛びはどうなるのか?

          研究報告を発見して、とても納得しています。皆さんにも共有を。 ref) 外山・桜井、テニスラケットにおけるストリング張力およびボール衝突位置が反発係数に与える影響、中京大学体育学論裝45-2, 61-69 2004 実験方法は45、55、65ポンドに張り上げたラケットを万力に固定してボールをぶつけて、ハイスピードカメラ観察で反発係数を求めるというもの。 結論 中央に当たるとテンションの違いが反発係数に影響しなかった。 中央よりもグリップ側で高い反発係数を示した。 イ

          【物理】センターから外れると飛びはどうなるのか?

          【雑談】テニスとすね毛(オッサン編)

          近頃の若者男子はすね毛を全剃りしてるとか。時代だねぇと思うのもいいんですけど、じゃあ、オッサンはどうしましょうかと考えてみました。ちなみに私は剃ってません。テーピングしそうな時にバリカンで散髪する時はあります。 ボーボーのススメ 以前、山に入る遊びをしてました。しかも自転車を担いで。登山道やら、林業・電線管理の方の作業道やらに入ってトレッキングみたいなもんです。自転車を漕ぐので短パンのことも多かったのです。 一般的には道路で自転車に乗る人(ロードレーサー系)はすね毛を全剃

          【雑談】テニスとすね毛(オッサン編)