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【技術】両手打ちバックハンドの腕の形_2

少し前に「両手打ちバックハンドの腕の形」という記事を書きました。そこでは三角形型と五角形型があると書いたわけです。

実は、ゴルフ界では、特にパターの時に明白なのですが、五角形型が廃れて、三角形型へと移行していってます。五角形の時代はパターヘッドを直線的に動かすのが流行っていたのですが、現在は緩やかな円弧を描くように動かすことになってきています。

パタースイングの今昔

三角形の大きな振り子を毎回同じように動かす練習を普段からしておくのだそうです。実はお尻の突き出し方も真逆の形になっていたり、技術の変遷には驚かされます。
直線移動させる動きにはたくさんの関節を稼働させる必要があります。五角形型にせざるを得ないわけです。肘を伸ばした三角形型だと関節の稼働が困難になりますから、安定しやすいのかと思います。

テニスにおいても三角形型が増えてきているようですが、これはフィジカルの向上によって、関節を使わなくてもスイングスピードが稼げるようになった結果なのではないかと思っています。加えて、高スピードから生まれる遠心力に耐えるためのフォームとも言えそうです。ハンマー投げのフォームがまさしくそれの究極形となるわけですね。

そういえば、女子のハードヒッターが五角形型を採用していたなと思うわけです。例えば、モニカ・セレスなんてのは代表格ですね。その前の選手層(クリス・エバートなどは典型でしょうか)は三角形型で安定スイングを目指してました。強打するのに二の腕返しをしている選手もいましたね。

どちらが良いとか悪いとかではありません。大きく振りたければ三角形で小さく振りたければ五角形。左手を活かしたければ五角形で、右手を使いたければ三角形。そんな感じで選べると良いですね。


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