猫と暮らす その22 コレジャナイ・・・
猫は狭いところが好きというのはよく聞く話だ。
ネットでもよく写真や動画を目にする機会がある。
きっと囲われ体にフィットする感じ、余白が少ない感じが落ち着くのだろう。
ただ、うちの猫ズを見ているとあまりそのことを実感する機会が多くはない。
ダンボール、紙袋、キャリーバッグ、ソファーのした、鍋・・・etc。
世の猫が好きそうなものはあるし、試してみているのだけれどあまり入っているのを見たことがない。近づいてもすぐ興味をなくし去っていく。
ただ、それでも狭いところが好きと思わる行為が1つある。
猫1匹が丸くなれるくらいのスペースに2匹一緒にいることがある。
キャットタワーの最上部というオープンで、不安定な場所だ。
初めてその光景を目にしたときは思わず2度見した。
いつもより猫のシルエットが大きくて何事かと思ったものだ。
そこは1匹しか収まらない場所なのでは?
というのは人間の勝手な思い込みであって猫からしたら、「まだいける」広さだったのだろう。
彼らは重なり(どちらかが我慢していると思われる)ながらスペースを共有し、いろいろはみ出しながら窮屈そうに無理くり収まろうとしている。
狭いところにいる猫ってのは、小さなダンボールにトライする姿、紙パックに頭を突っ込む姿、猫鍋みたいなものだとばかり思っていたけれど、現実で目にした光景は、コレジャナイ感がすごかった。
いつか「コレだ!」という姿も収めてみたいが、コレジャナイといういい裏切りも引き続き楽しみにしていこうと思う。
2018.5生まれの2匹の猫ズとの生活の出来事、おもひで。 ハチワレのオス ムッシュ キジ白のメス マダム はじめての猫、はじめての多頭飼い。手探りの共同生活で気づいたことや思い出のログとして、駄文を書き留めています。