建築家という職能に働き方改革は訪れるのか

 建築構造設計の仕事をしていると、多様な人とのやりとりがあります。
デザイナーを始めとして、実際の工事を行う監督さん、材料業者、地盤の補強設計業者、そして私のような構造設計者。

一つの建物が建つということには、その裏側に何人もの人がかかわります。

 構造設計は、私たちのお客様であるデザイナーから、
デザインプランを頂いて、計算を進めていきながら、すり合わせを行っていきます。

 そのやり取りをしているメールの時間を見てみると、
深夜3時に送信していることもざらにあります。

 単なる想像かもしれませんが、昼間は現場へ出ずっぱりで、
デスクに戻って設計作業を進めていくと、この時間になってしまうのでしょう。

 手書きの時代から、CADが当たり前の時代になり、建築家は線を引く作業から解放されました。
そうしてデザインに集中できる環境が整い、より素晴らしい建築が増えていきました。

さらに素晴らしい建築を増やしていくには、どうすればよいのでしょうか。

読んでくださって、ありがとうございます。 感謝感激です。