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ゲーム開発にも取り入れられている新たな推進教育科目とは何?

 "確かな学力、豊かな心の育成"を掲げている文部科学省は小・中・高校生に向けた新たな教育として、様々な取り組みを行っている。
例えば、芸術を追求した音楽科、将来に向けて理系へ進みたい生徒に対してはサイエンス科などだ。
科目として見ると、英語を含めた外国語、環境教育、ICTと言われるパソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した手法を教える情報教育など、多岐に渡っている。
色々な取り組みがある中で、如何にも教育とかけ離れ、過去には社会問題や害悪とまでされたあのゲームと融合する科目がある。

 それが今回のタイトルの答えになる「プログラミング」だ。

 一部の高校では情報科目として選択授業で受けた人もいたのかもしれない。
どうやら政府は"みらプロ20"と代し、2020年には小学校から総合的な学習の時間内で、2021年からは中学校もプログラミング教育の導入が必須化される。
特に現代の社会的風潮として、外出をなるべく控え、人との接触を少なくしようとしている世にマッチしているかのごとく、推進にさらなる追い風となっている。

 さらに後押しするかのように、任天堂からとあるゲームが発売される。
それがNintendo Switch 「ナビつき!つくってわかる はじめてのプログラミング」だ。
なんと娯楽として遊びとして受け手側だったユーザーに、会社から作ってみませんか?と誘っている、ある意味、斬新なアプローチのゲームとなっている。
もちろんナビがついているので、レッスンを元にゲームを完成させていく。
どのようなゲームかと言うと、プログラミング開発画面には、ある決まったアクションをする個性を持ったノードンたちがたくさん住んでいる。
その中からある行動をして欲しいとユーザーが構築し、それに必要なノードンたちを選び、線で結ぶ。
別のアクション画面に移ると、開発画面で製作した設定の元、アクションをするとのこと。
 例えるなら、入力に分類されるAボタンノードンと、そして出力に分類される音を鳴らすノードンあり、その2つを結ぶ。
すると、Aボタンを押せば、音が鳴るという具合だ。
 この仕組みは数学のプログラミング、論理回路に通じる内容となっており、基礎となるNOT素子、AND素子、OR素子を組み合わせて、ゲームの他にも発展版として機械操作をも構築するのが可能になる。

 時代というのは、世に添い変化していく。教育もまた然り。新たな科目を知っていくのは向上に繋がる。機械に疎い我らシニア世代には、若人に教えてもらうのもいいのかもしれない。

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