ルルフィPさん(ボカロP)に聞いてみた。/インタビュー001
――今回はインタビューを受けていただきありがとうございます。
ルルフィP様と言えば「サンタさん、私に代表曲をください」YouTubeで5800回以上再生ぶっちゃけどんな気持ちでしたか?
それまでそんなに再生数が伸びたことがなかったので、びっくりでしたが嬉しかったです。
曲名だけでも多くの方に興味を持ってもらえたのはありがたいです。
――どういった経緯で制作に挑まれたんですか?
10月末時点で、11月末のネタ曲投稿祭2021秋に向けて既に何曲かネタ曲を用意していました。
その時点ではこの曲はまだ作っていませんでしたが、自分で「サンタさん、私に代表曲を下さい」というツイートをしたことをきっかけに、「そうだ、これもネタ曲にしてネタ曲投稿祭に投稿しよう!」と決めました。
――実は短期間で作った曲だったんですね。確か他にも「IAIAにしてあげる」、「音圧が上がらない」、「IAちゃんのネタ曲が少ない」、「HAIJIN ROAD」や「黒金セール待機中!」がありましたね。
この5曲で実は一番聞いてもらいたかった力作って曲を教えてもらっていいですか?
その5曲だと、曲・映像含めて「HAIJIN ROAD」が一番力を入れましたね。
テーマとしてはポケモンのゲームに没頭していたころの労力を自虐するもので、その分思い入れが深いです。
また、曲のラストでは廃人から俳人につなげて、「例え神曲に埋もれたって私は曲を作り続ける 俳人ロード」という歌詞になっており、曲が評価されなくてもめげずにボカロPを続けるんだ、という決意表明になっています。
この言葉は自分への励ましにもなってます。
曲も個人的には結構気に入っている方で、この曲はなんだか安らぐ感じがします。
映像はポケモンのゲーム・アニメ風にしたくて、アニメやゲームのシーンを見て色合いなどを近づけました。
数秒しか映りませんが、ポケモンセンターの入口のシーンは半日以上かけて描いています。
サビの自転車をこぐアニメーションも作るのも大変でした。
手描きアニメーションは初めてだったので。
――なるほど。とても思い入れがありそうですね。アニメーションはどのように作っているんですか?曲から?
曲が先です。
ただ、曲を作りながら「このシーンはこういう演出がしたいな」「キャラクターデザインはこんな感じにしよう」など考えることもあります。
――そういえば、pixivにも投稿していらっしゃるキャラはオリジナルですか?
Twitterアイコンにもしているこのキャラはオリジナルです。
――可愛いですよね。モチーフは何かあったりしますか?
ありがとうございます!
モチーフは特にないんですけど、自分の好きな色や、自分の思う理想のロリっ子の要素を突き詰めていったらああなりました。
――ロリっ子は大事な要素ですね。
最後にボカロP、イラスト、動画制作、そして今後は歌い手やMIX師と多岐に渡って活動をなさっていますが、一番に力を注いで行っている活動はどれでしょうか?
一番力を入れているのはボカロPです。
作曲は昔からちょくちょくやっているのでプライドがありますし、音楽が一番自分の世界観を強く表現できると思うからです。
また、ボカロPとして曲を出すことにずっと憧れていたからです。
――最後と言ったのですが、時間を越えてお聞きします。ボカロPを始めたきっかけは?
ボカロPとして本格的に活動する以前にも、ボカロを使った曲は作っていました。
ただ、自分の曲を人に聴かせるのが恥ずかしく、また公開できるようなクオリティではないと思っていたため、自分で聴くためにYouTubeだけにひっそり投稿する程度でした。
宣伝も何もしていなかったので、他の人にはほぼ聴かれていなかったと思います。
ボカロPに憧れはありましたが、作曲は気が向いた時にしかやらないので、本格的に勉強する気は起こりませんでした。
そんな中、結婚して仕事をやめることになり、自由に使える時間が増え、「本格的に音楽を勉強してボカロPデビューしよう」とやる気スイッチが入り、ボカロPを始めました。
――お時間を割いてお答えいただき、誠にありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
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