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あべゆうじさん(ヒーリング配信者)に聞いてみた。/インタビュー057

ーーあべゆうじさんがどのような方なのか初めて見る読者に向けて自己紹介をよろしくお願いいたします。

本職は介護福祉士として、障害を持った方々が通う作業所で働いています。

仕事柄「脳の疲れが心の疲れ」になり、家から出れなくなった方々と関わる経験から、一人でも多くそういった方々が減ることを願い、抑うつなどに効果のあるマインドフルネスを日常に取り入れてもらいたく、今年(2022年)の初めからSNSなどで情報発信を始めました。


ーーあべさん自身のお気に入り、もしくは今の人たちに向けて伝えたい過去のひと言やマンガをご教示いただけますでしょうか?

基本的には全部なんですが、最初の”どぐう君のひと言”となった「頑張ることの意味は見つかりづらい、だって、頑張ることが意味なんだから」です。

これは、伝えたいメッセージの柱のひとつとなっている「DoよりBe」(「結果がどうだったか?」じゃなく「どう、あろうとしたか?」)が大事だよ!!というメッセージです。

つまり「結果にコミット」するんじゃなく、「プロセスにコミット」することが、次の一歩の足掛かりとなるし、結果を出そうと全力を尽くすことが、自分の背中を押してくれるんだよ!!というメッセージでもあります。

まぁ、ご教示といえるほど高尚なものではありませんけど…。


ーーすごくためになるお言葉ですね。後半の説明を聞くとより理解できました。
こういう言葉はどこで思い浮かぶのでしょうか?

影響を受けているのは、自己啓発(最近はバカにされる対象ですが)だったり、禅や仏教の教え、マインドフルネスやセルフコンパッション(いずれも仏教がルーツ)で学んだことのエッセンスを、どんな立場の人にも当てはまるような言葉を選んで届けるように心掛けています。


ーー様々なジャンルから言葉を製作なさっているのかは伺えましたが、そういうのは職場から学ぶのでしょうか?

そうですね。普通の社会いるよりも、障害を持った方々は、「普通は」とか「常識的に」とか「こうあるべき」が無いというか少ないというのはありますね。

でも、毎日笑顔で幸せそうなんです。そんな彼ら彼女らと接することで、沢山の学びが環境的にあるといえるでしょうね。


ーーそもそもどうして今年にSNSで情報を発信しようと思われたのですか?お仕事は5年ほど介護福祉士をなさっていますが、どういったきっかけでなさっているのか伺えますか?

福祉の仕事をしようと思ったのは、今の奥さんの影響です。

前職(印刷関係)で行き詰まっていた自分に、障害系で働いていた奥さんが誘ってくれたのがきっかけで福祉の仕事をすることにしました。

今年からSNSを始めたのは、マインドフルネススペシャリストという資格を取ったのがきっかけですが、一介の介護福祉士が「マインドフルネスをやりましょう!」といっても誰も聞いてもらえないだろうと思い。前職の経験から「どんなに綺麗なチラシやポスターを作っても、幼稚園児の描いた絵の方が印象に残る」という経験があったので、どぐう君というサラリーマンがビジネススキルはないけど、マインドフル(目の前のことを評価せず受け入れる)に仕事をすることで、不思議とうまく物事が流れるというマンガを書いて、そのどぐう君のマインドフルネス講座をやったらどうかと、今年のはじめにふと思いついたのがきっかけでした。


ーーそうだったんですね。
このマインドフルネスの資格というのは介護福祉士に必要な資格で取得なさったのでしょうか?


いえ、マインドフルネスの資格は介護福祉士に必須の資格ではありません。

元々、禅や仏教に興味があり、仏教をルーツにもつマインドフルネスをちゃんと学びたいと思い資格を取ろうと考えました。

そしたら、マインドフルネスの講師の先生が、禅宗のお坊さんであり、精神科医として今でも診療に従事し、マインドフルネスを積極的に取り入れた診察を行なっていることに影響を受けて、自分も自分のできる範囲でマインドフルネスを伝えられたらと、今の活動をはじめました。


ーー今後はどのような活動をしていきたいか、目標や夢がございましたらお聞かせください。


来年(2023年)の4月くらいに、新講座の「自己肯定感アップ講座」をnoteで始めたいと思っています。

自己肯定感というと、自尊心と混同されることが多いのですが、他者からの承認を必要とする自尊心に対し、ありのままの自分を認めるというセルフコンパッションの講座になります。実は、セルフコンパッションの構成要素にマインドフルネスは不可欠なんです。この1年間の活動から、マインドフルネス=瞑想と捉える人が多く、敬遠される方も中に入るんです。でも、自己肯定感を高める講座の方が比較的入りやすいので、自己肯定感アップ講座の中で、マインドフルネスを広めていけたらと思っています。

それから、近い将来マインドフルネスやセルフコンパッション、ポジティブ心理学の要素を取り入れた、「どぐう君流、生き方のすすめ」的なものを作れたらと思っています。

もうひとつ、「どぐう君のひと言」が365個作るのが目標です。


ーー明確な目標や将来像を考えて、しかも実現なさろうとする姿は人から共感を得られると思います。
そしてインタビューをお引き受けいただき、誠にありがとうございました。

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