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学校休校中のミッション!予算3000円でコロナ危機の糸口を探る

コロナの影響で学校が休校。我が家には小5、小3、小2男子がおり、小5長男が2月中旬にインフルエンザBに罹患したり、長男・次男のクラスが学級閉鎖になったりが重なり、かれこれ春休み終了まで1ヶ月半の長期休暇を過ごすことになる。

わたしは、2016年に長男が小児がんの一種である急性リンパ性小児白血病に罹患したことをきっかけに、子どもの外見ケアやメンタルケア、家族のケアなどに焦点を当てた「チャーミングケア」という考え方を広める為に、一般社団法人チャーミングケア株式会社チャーミングケアモールと元々やっていた個人事業を運営している。

そもそも子どもの24時間病院付き添い中に病院を拠点にして事業を始めた人間なので、子どもがいながら仕事をしたり作業をするということへの抵抗感は低い方ではあるのだが、感染管理with小学生男子3人in自宅となると、そこそこの負担を感じている。

感染管理が必要な理由は、もちろんコロナの件もそうなのだが、三男が3月の頭に真珠腫性中耳炎の手術を受けた。耳を切開しているのと、今回は音を聞こえるようにする再建手術ということもあり、感染症にかかって鼻水が耳に回ってしまったら・・・かなり厄介なのだ。

感染管理に関して、小児がんの経験から、それなりに心得ている我が家の3兄弟は、今回のコロナ騒動を異常事態だと認識している。


「何でトイレットペーパーまで買いまくらんといかんねん。アホやろ。」

「昔、オイルショックっていうのがあって、その時もこんなんなったらしいで。時代が違うやろ。」

「どこも出掛けられへんかったら、お金使うことないよなぁ。お金使わんかったら、トイレットペーパーとか売ってへんお店屋さん暇になるよなぁ。」

「そもそも学校休みでも遊びに行けへんのやったら何もおもろない。どうにかならんのかな」


とブツブツ言いながら、放っておくとお菓子を食いながらゲームと漫画三昧という、何とも自堕落な生活を送りかねない状況だ。

そこで、


この状況をどうにかする方法を考えてみないかい?各々に3000円の調査費用を計上するので、自分たちでテーマ決めして、過去の事例から、どうしたら危機から脱却できそうなのか?調べてみたらどうだろうか?

と課題を投げかけてみた。

金銭に関する嗅覚が異常に優れている我が家の三兄弟からすると、「各々に3000円の予算」というキーワードが刺さったらしく、早速ミーティングをすることになった。

まず、今までの危機ってどんなものがあるの?という話になり、いち早く口火を切ったのが三男小2で「SARS!」と言った。
SARSってどこからきて、どうなって行ったか知ってる?と聞くと、詳しくは知らないという。
どうやら、ハクビシンという動物から始まったって話だけど、その動物どんな動物か知ってる?と聞くと、ざんねんな生き物シリーズを読破している三男の興味はそこに向かったらしく『調べてみる!』と、三男のテーマが決定した。

三男小2のテーマ
SARSとは? どんな病気? どこから始まったの?
ハクビシンって何?ハクビシンの何が悪かったの?
SARSの対策法は?
今SARSってどうなってんの?SARSとコロナの違いって?
SARSを乗り越えたんだから、コロナもいけるんじゃね?
コロナの乗り越え方

続いて次男小3。
じゃあオレは、何で病気とかが流行ったらお金がうまく回らなくなるか考えるわ。というか・・・お金って何なん?
お札に載ってる人って、何で載るって選ばれてるん?

というので、じゃあお札に関して調べてみたら?昭和ー平成ー令和とお札はそれぞれ違うわけで、それぞれのお金に印刷されている人物についての調査とかいろいろ調べられることあるんじゃないかなということで次男小3のテーマが決まった。

次男小3のテーマ
お札を調べる お札に載ってる人はどんな人?
今までのお札について(昭和時代まで)
昭和ー平成ー令和
お札が刷新された際の総理大臣 経済状況 
お札の表紙になぜピックアップされたのか?
どうしたらお札に載れるのか?

最後に小5の長男。長男のやる気や調査へのモチベーションを上げるのはそこそこ難しい。
長男の好きだった人物にフューチャーするのがよかろうと、「亡くなったじいさんはバブル崩壊で苦労した。」というミニ情報を与えると
「オレ知ってるでバブル崩壊。」と若干得意げになったので、じゃあそもそもバブルって何なん?いつから始まったん?と聞くと
「それは知らんなぁ・・・」というので、じゃあそれ・・・よろしく!ということで長男小5のテーマが決まった。

長男小5のテーマ
バブル崩壊って?バブル時代の調査 崩壊の引き金 崩壊した際の解決策 修復者(キーパーソン)
バブル崩壊時代の政治状況
それに学ぶコロナ危機の乗り越え方

夏休みの自由研究と違って提出先は特にない。あるとするならば「探偵ナイトスクープに取り上げてもらう」とか自分でマッチするコンクールなどを見つけて人に見てもらう他ない。その辺りも含めて、自分らで考えて1ヶ月で披露できる程度のものを作るようミッションを与えた。

小2の三男は、初めてパソコンを使って調べ物をする。
今までは、Siriに頼りっぱなしで文字を打って検索したことはない。
パソコンに向かって、一生懸命「ハクビシン!」と言ってるのが何とも微笑ましい。

放っておくと喧嘩の種になるインターネットは、予約管理表を作成し、1回1時間以内利用可能とルール決めをして閲覧できるようにした。

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さてさて、1ヶ月後どんな調査結果が出来上がってくるんだろうか。
ひとまず、子ども達の目的意識を見つけられた様子。ゲーム三昧&漫画三昧からは脱却してほしい。

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