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シン仮面ライダー

<解説>
1971年放送開始の特撮テレビドラマ「仮面ライダー」を、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「シン・ゴジラ」の庵野秀明が監督・脚本を手がけて新たに映画化。

主人公・本郷猛/仮面ライダー役に「宮本から君へ」の池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役に「賭ケグルイ」シリーズの浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号役に「ハケンアニメ!」の柄本佑を迎え、新たなオリジナル作品として描き出す。

ルリ子の兄・緑川イチローを森山未來、父・緑川弘博士を塚本晋也、秘密結社SHOCKERの上級構成員・ハチオーグを西野七瀬、同じくSHOCKER上級構成員のコウモリオーグを手塚とおるがそれぞれ演じる。テレビアニメ「ヨルムンガンド」「天元突破グレンラガン」などで知られる作曲家・岩崎琢が音楽を担当。

映画.com シン・仮面ライダー

仮面ライダーは正直平成版のものを、
思春期になるまで見ていた程度なので、
どうかなーと思いながら見に行った。
 
なるほど、これは結構難しい題材になってしまうなーと思った。
というのも仮面ライダーはもちろん今でも作り続けられており、現代的なテーマやイロモノに至るまで隅々まで作られてきた経緯があるので、
これを今までのゴジラやウルトラマンのように、長寿シリーズを再定義!かつ現代的+原典回帰のような路線は、仮面ライダーは使命として毎年チャレンジし続けており、
おまけにシン・シリーズぽいことは変身シーンがキモいで有名な『真・仮面ライダー』という、
なんとも皮肉な名前被り作品で30年も前にやってしまっている。
 
こういった経緯から、その新奇性の答えが出せずに、
もがいていたような痕跡が劇中に整理されずにチラホラと散らばっており、
設定やキャラが庵野さんの手癖のようなものばかりが並んでしまったのは、
まさにその結果なのかもなと思った。
 
ただ登場キャラクター自体は庵野さんの手癖も手癖なので、その辺は扱いなれているのか、
演技に関してはウルトラマンよりだいぶ楽しめた。
 
アクションに関しては、初めは熱量高く見れたが、途中から少し見慣れてきて、
かつCGの量も後半から露骨に増えるのでCGがチープかどうかというより、
このバランスはどうにかならなかったのかなーと思った。

( N.T )

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