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エスター ファーストキル

<イントロダクション>
行方不明になってから4年ー
10歳になって戻った娘は、何かがおかしい。


2007年、アメリカで暮らすオルブライト家は、4年前に6歳で行方不明となった愛娘エスターの失踪事件に今なお心を痛めていた。そんなある日、エスターが保護されたという思いがけない知らせが夫妻のもとに届く。この奇跡のような出来事を手放しで喜ぶ一家。驚くほど成長したエスターは聡明で才能も豊か。画家の父親に昔以上にべったりだった。また、あの幸せな時が帰ってくるー。

だが、母親は知っていた。
この娘が別人だということを。

「おかえり、エスター」

あなたは絶対に
この衝撃に耐えられない


クライマックスで明かされた“驚愕の真実”が、あらゆる観客のド肝を抜き、さまざまなメディアや映画ファンが選定する“どんでん返し映画”ランキングの常連作品となった前作、『エスター』。
日本でも大反響を呼び起こした前作から14年、その“エピソード0”となる『エスター ファースト・キル』が完成した。

エスターの過去に、いったい何があったのか。
エスターが“生み出された”理由とは?
そこには、我々の常識をはるかに超えた、強烈な仕掛けと驚きが待っていた・・・!

映画「エスター(ファーストキル)」公式サイト

15年くらい前に流行った『エスター』の続編ということで見に行った。
 
ただこれは人を選ぶだろうな笑と思った。
 
前作では若干ミステリーのようなテイストで静かに忍び寄り、真綿で首を絞めるように息の詰まる展開が魅力的なエスターというモンスターを楽しむ内容だったのに対して、今回は大胆に舵を切り換えた。
 
というのも今回は、前作のより前の時代を描いた『エスター』前日譚となっており、
彼女がどういう経緯を辿って、前作の家族に行き着いたかを描くのだが、
本作のエスターは前作に比べてその方法が洗練されておらず、
たびたび粗を出しては潜入した家族に本性がばれかけてしまうという進行になっており、
前作の気味の悪さは薄れ、ドジっ子エスターなるキャラクターが爆誕してしまった。
 
またエスターが小さな肉体を使って大人とバトルを繰り広げるシーンも増え、
ちょっとしたミゼットプロレスのような様相を呈しており、
個人的にはその思い切りの良さとエスターという魅力的なホラーモンスターを別の切り口で
再度ブランド化させようとする試みに好印象を覚えた。

( N.T )

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