見出し画像

海風に殴られながらの松島・仙台入りの巻【24冬日本半周#17】

8:30頃の列車に乗りたかったのに、起床した時間はなんと9:30。見たかった大谷さん出場戦も見れず踏んだり蹴ったりです(自業自得)。


松島までただ移動

寝坊しても行程に大きな狂いが生じないのは不幸中の幸いです。それほど、これから乗る仙石線のダイヤが有能なのです。

2度目の石巻線、今回は少し謎な機能を持っているキハ110系に乗車しました。それがコチラ。

謎に1人掛け

ボックスではなく、1人掛けの座席が前を向いています。しかもよく見ると、各々の座席は回転できるようになっています!!

調べてみるとこの車両はキハ110系の最新編成らしく、1人掛けの座席に関しては窓向きに45°傾けることができるそうです。早速やってみましょう。

ほぉ…

感想としては「…で?」って感じでした。足回りも狭くなるし、傾けていいことは無さそうに思いました。つくづく奇妙なヤツです。

前谷地から再び乗車券のルートを辿ります。石巻駅で途中下車。石巻は「漫画の王様」とも呼ばれる石ノ森章太郎の故郷で、駅前・駅ナカには石ノ森プロのキャラクターがたくさん“生息”しています。

サイボーグ002、だっけな?

JR東日本唯一になる仙石線の205系

石巻からは仙石線に乗って松島へ向かいます。仙石線には205系という古い列車が使われています。

仙石線・205系

この205系は国鉄時代に造られた車両で、新型車両の登場により年々その数を減らしています。ことJR東日本では205系の“淘汰”は激しく、現在使われている路線は南武支線と鶴見線とこの仙石線のみ。

南武支線と鶴見線の205系に関しては近いうちに引退することが決まっているため、そうなると仙石線の205系がJR東日本で唯一の205系となるのです。

青空に映える

仙石線に使われている205系は元々京浜東北線で使われていました。その後山手線に転属、2002年とかに仙石線へやってきました。青帯→黄緑帯→青帯という感じです。

そんな205系に揺られて40分、松島海岸駅に到着です。東北本線に松島駅がありますが、松島へは松島海岸駅が便利です。

松島駅からは距離がある

船に揺られて松島観光

松島は日本三景にも選ばれている名所中の名所。かの松尾芭蕉も「奥の細道」で松島を訪れています。そしてRさんはこの松島訪問で日本三景を制覇、僕もあと天橋立を残すのみです。個人的には日本三大庭園(後楽園・兼六園・偕楽園)も制覇したいです(あと偕楽園だけ)。

松島観光には遊覧船を使います。いくつかコースがあるのですが、今回は「政宗コース」という松島海岸発着の周遊コースを選択しました。

船着き場に行くと、僕らのコースの参加者は7、8人ほどなのに対して塩釜港へ行くコースにはアホみたいに多くの人が並んでいました。この差ってなんですか?

奥の方に人がたかっている
もう滅茶苦茶

そんな大混雑コースを横目に政宗コースの船が出航。大混雑コースを収容する船とさほど変わらない大きさなので人口密度は低く、快適です。ガハハ。

アナウンスの案内とともに松島の島々を見物します。大きい島には集落もある話、そこでは牡蠣や海苔の養殖を営んでいる話など、大変興味深い内容です。

デッキに出でみると、ものすごい風が顔面を襲撃。呼吸をする余裕も与えません。苦しみながらも、皆さんにこの素晴らしい景色を少しでもご提供したいという一心でシャッターを切りました。大変だったんですよ?あれ(笑)。

周遊コースは45分ほどで終了。見たいものは見れたので、そそくさと撤退。人混みが激しい観光地はあまり好きではありません。もっとゆったりと自然の美しさを愛でたいのに…。そう考えると、猊鼻渓はよかったです。

仙台へ

再び仙石線に乗り、東北の大都市・仙台に到着しました。初仙台です!!!

一度は見たかった、この光景

到着後は夕食を食べて宿に籠ります。明日は休暇として一日中仙台の街に入り浸って、カラオケやらにいそしむ予定です。次回の記事は仙台出発からになりますので、どうぞお楽しみに。

それでは次回、急ぎ急いで新潟への巻(仮称)でお会いしましょう!!さようなら〜。

※この記事の投稿時点で旅は既に終了していますが、残りの日程分も頑張って記事にしますのでこれからもよろしくお願いします!!


※ これは連載記事「鉄路で日本"半周" in 2024 Winter」の一環です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?