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名所をちょっとだけ見てさっさと移動する列車旅の巻【24冬日本半周#6】

今日から北海道フリーパスを使った北海道大移動が始まります!!

旅の時間のほとんどが鉄路での移動。観光要素がやや少なくなり、“鉄分”が増すことになりますが、皆さんどうぞお楽しみくださいませ!!!

頑張るぞ〜!!

3時間も特急に乗って登別へ

北海道大移動の旅、1日目からいきなり同じ列車に3時間も箱詰めです。乗車するのは特急北斗5号。

函館から登別へ移動するのは三重から長野の足元らへんまで行くのと同じだそうで、北海道がどれほどでっかいどーなのか分かります(は?)。

今日のRさんの朝食は昨日森駅で購入したイカメシ。隣からイカの匂いがします(笑)。

本日は晴天。昨日は見えなかった駒ヶ岳も今日はてっぺんを除いてよく見えます。

森駅からは内浦湾が旅のお供

それにしても沿線の雪の照り返しで眩しい。元々日光に弱いおめめをしている僕はムスカ大佐状態。「目が〜、目がぁ〜〜!!!」

そんなこんなで列車は登別駅に到着。途中対向列車と先行列車の遅延を喰らい、13分遅れで着きました。温泉街までのバスはあと3分で発車。いそいそと列車を降り、大混雑なホームと駅舎から脱出。なんとか間に合いました。

日本人率の低い登別温泉

無事バスに乗れて一息つきました。周りを見てみると、乗客のほとんどがアジア系の外国人観光客!!車内では案内放送以外日本語は皆無。日本ではないと言っても過言ではありません。

思い出してみると今日は平日、しかもまだ世間は春休みではありません。ホント日本は連休が取りづらいですよねぇ。メリハリが無いというか、これではGDPが4位に落ちるのも納得です(そこまで言うか)。

さて、ここでの目的は登別温泉の源が集まる「地獄谷」を訪問すること。以前NHKの某ブラ旅番組で地獄谷が紹介されていて、その雄大さに感動して是非行ってみたいと思っていたのです。

そこらじゅうから硫黄の臭いが!!
川が濁っている

確かにこれは地獄ですねぇ。しかしこの地獄から極楽の温泉ができるのです。この地獄谷の面白いところは、近い距離に異なる泉質の源泉があるということ。13種だったか、それくらい多くの温泉が存在するんですって!!

地獄谷見物のあとは温泉…といきたいところですが、なんと温泉はパス。このままお昼を食べて登別駅に戻ります。

お昼は道すがら見つけたラーメン屋に決めました。お店の人に案内される時「チャイニーズ?」と聞かれました。あまりにもアジア系外国人が多いのか、誤解されたよう。ただ予想外な聞かれ方をしたので思わず「ジャパニーズ」とボケ満載の答え方で笑いを誘ってしまいました(笑)。

帰りのバスでも、Rさんが運賃を払った際に運転手から「OK」と言われたそう。日本人は稀有な存在のようです。

特急列車を乗り継ぎ新得で宿泊

今日の観光らしい観光はこれまで。登別からすずらん7号に乗って札幌に立ち寄り、おおぞら9号で今日の宿泊地・新得に向かいます。

特急すずらんの車両には特殊な編成がついています。それが4号車の指定席・Uシート

指定席車両は3両あるのですが、この4号車だけちょっとイイ座席になっているのです。全席コンセント付き、シートもより上等なものになっています。

これ確か料金も普通の指定席と同じはずです。すずらんに乗る際は是非4号車のUシートを!!

なかなかに特別な時間を得た

札幌は5日後また来る予定になっていますので、市街見物はさらっと時計台を通過するのと、雪まつりの残骸を見るにとどめました。

兵どもが夢のあと(?)

簡単な買い物を済ませて本日最後の移動へ。おおぞら9号に乗って新得まで向かいます。

北斗と同じ車両

始発駅のため、余裕で自由席を確保できました。札幌から約2時間半の大移動です。

またも前方列車の遅れなどで新得には10分ほどの延着。降りてすぐに駅票をパシャリ。今新得は札幌からの路線と富良野からの路線が合流する駅ですが、今年の春に富良野〜新得間が廃止されるので駅票も変わることでしょう。

左に2駅ある駅票もあと僅か

本日の宿は民宿サホロハウス。一泊3,800円という安さですが設備等は文句なし。良い宿です。

それでは次回、SLと流氷の旅(仮称)でお会いしましょう。明日は乗って楽しいSL冬の湿原号に乗車します!!

ではさようなら〜。


※ これは連載記事「鉄路で日本"半周" in 2024 Winter」の一環です。

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