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Vol.21 不景気、されど寛容な心でいたい

新年、あけましておめでとうございます!!
2024年のストリングスも、どうぞよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます!

新年早々、いろんな事件がありました。めでたいはずの元日に襲った能登地震は、被害が今も膨らんでいます。その翌日も日航機と海保機との衝突事故と、目を覆いたくなるような事件が続きます。

そして今度は山手線での刺傷事件です。2024年の幕開けは滅茶苦茶でとても驚いています。

昨2023年、そのまた前年の2022年にも複数の刺傷・殺人未遂事件が起こっています。今までにない、異常なペースです。

こういった事件を振り返ると、日本中で心のすさんだ人・心の狭い人が増えているんだなぁと感じます。刺傷事件だけではありません。心無いいたずらやクレーム、「こんなので騒ぐの?」と思うようなものもやり玉に挙げられる始末です。

この傾向はどうもコロナ禍から始まったと考えています。コロナでの行動制限に端を発し、ロシアの侵攻による物価高・値上げ。経済の負の連鎖が続き、不景気の嵐。おかしいのも無理はありません。


高校時代、国語の授業でとある漢文を読みました。

とある偉い先生の家に泥棒が入りました。泥棒はものを盗むと屋根裏に隠れました。事態を知った先生の息子たちは泥棒を非難します。

しかし先生はこう言いました。

「このような泥棒や悪事が発生するのは国が貧しく、国民の善の心が無くなっているからだ。泥棒が悪いわけではない。」

話を聞いていた泥棒は心打たれ、屋根裏から姿を現します。先生は「もう二度とやってはいけない」と金品を渡して彼を許しました。

こんな感じだったかと思います。


僕は「今国民の質が悪いのは政府が悪いんだ」と政治批判をしたいわけではありません。このような不景気ではそんな不届き者が現れるのは無理もない、と言いたいのです。

しかし、だからこそ僕らは寛容な心を持ち、余裕ある人であるべきだと思うのです。大変なのは、辛いのは一緒です。しかしその辛さを誰かにぶつけてしまっては、悪の循環が続くばかりでますます心がすさんでしまいます。


最近は何でもかんでも「誰かのせい」「何かのせい」と考える人が多いように感じます。上手くいかない、気に入らないと誰かを攻撃して傷つける人が増えています。

広い心で周りを許し受け入れる気持ち、「寛容」を今一度取り戻すべきではないでしょうか。一度周りを見渡してみれば、自分と似た境遇、自分より辛い環境に身を置いている人に気づくはずです。

僕も何度か自分だけを見てヤケになっていた時がありました。しかしその度に周りを見まわし、「僕と同じだな」「僕の方は大したことないじゃん」と思い、不用意に何かに当たることはありませんでした。

何かに当たることほどムダなものはありません。そんなことをするくらいなら周りを許し、心に余裕を持たせるようにするべきだと思います。


人生まだ20年の若造が言うのも何ですが、常に「寛容」という言葉を忘れず、心にゆとりを持たせたいと思っています。

今年の目標:「寛容であれ」


というわけでVol.21、おしまいです。
次回のコラムも、お楽しみに!


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