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知っておきたい知識 心臓震盪とは?

みなさん!こんばんは。ストリングスメンバーの山本です。

みなさんは、心臓震盪(心臓しんとう)という言葉をご存知ですか?

脳震盪(脳しんとう)は聞いたことがあるかもしれませんが、心臓震盪は
あまり耳馴染みがない言葉ではないでしょうか?

絶対に起きてほしくないスポーツの現場で起こる突然死

その原因の1つに心臓震盪があります。
 
できれば遭遇したくないですが、万がいち子どものスポーツ現場や遊びの中で発生した場合、適切な対応ができるように、今回は心臓震盪に対する知識をお話していきます。

心臓震盪とは

まず心臓震盪とはについてお話していきます。

胸の前辺りの前胸部と呼ばれます。このあたりに心臓がありますが。

この心臓の真上の場所で衝撃が起きると当たった衝撃で不整脈が生じ、心停止(心室細動)になります。これが心臓震盪に当たります。

発生原因について

特に若い男性に多く見られ、サッカー、フットサル、野球、ソフトボール、ラグビーなどのスポーツ現場で発生しています。

胸にボールが当たった衝撃であったり、空手で正拳突きがたまたま胸にあたって発生するなど要因はさまざまです。
 
心臓しんとうの発生原因は「衝撃が当たる場所」「強さ」「タイミング」の要素が重なりあった時に発生しやすいといわれています。


衝撃をうける場所


心臓の真上に衝撃をうけると心臓震盪を起こす可能性が高くなります。

心臓から外れた場所では心臓震盪は発生しません。

少し難しいお話ですが、実験では心臓が血液を送り出す重要な場所「心室」に衝撃が加わると、心室細動・心室頻拍などの命に関わる不整脈を引き起こすことがわかっています。

衝撃のタイミング

衝撃を胸に受ければいつでも心臓震盪が発生するともかぎりません。

それはタイミングです。

心臓が 1 回動く時に一瞬だけ、心臓震盪を起こしやすい瞬間があります。
この時、心臓に衝撃を受けると、危険が高くなります。
 

衝撃の強さ

心臓震盪を引き起こす衝撃の強さは弱くても強すぎても発生しないと言われます。

打撲の傷跡が残らない程度の強さでも「場所」「タイミング」が悪ければ心臓震盪が発生する可能性が高くなります。

実験の結果では時速 48~64km の衝撃が最も心臓の圧を高め

(心室内圧の上昇)、不整脈を引き起こす強さだと報告されています。

発生した場合

心臓震盪が発生する状況のほとんどがスポーツ活動中だと言われています。
もし目の前で心臓震盪が発生した場合、迅速で適切な救命活動が必要です。

心臓震盪は前述の通り、心臓に加えられた衝撃により「命に影響する不整脈」が起こっている事が原因です。

その不整脈は「心室細動(しんしつさいどう)」「心室頻拍(しんしつひんぱく)」など心臓が痙攣する異常な細かい動き「細動(さいどう)」が原因です。

その「細動」をよくするためには「除細動器」、「AED」しかありません。

胸へ衝撃を受けた直後に、意識を失い脈が確認できない心臓が停止している状態であれば、迷うことなく AEDです。
 
心肺停止は救命からの時間が長ければ長いほど生存率は低くなり、命が助かったとしても重篤な後遺障害を残す可能性があります。

心構えとして、心臓震盪は誰にでも起きると、認識をしておきましょう。

全体の4割には健常者に起きています。

普段運動する体育館やグラウンドのどこにAEDが設置しているかを確認しておくことも大切です。

まとめ


最後まで読んで頂きありがとうございます。

いちばん伝えたいことは、心臓震盪は死に直結すること。
そして誰にでも発生するということを知っていてください。
 
心臓震盪は
「タイミング」:心臓が 1 回拍動する 0.02 秒の一瞬
「強さ」:野球のボールで時速 64km の強さの衝撃
「場所」:心臓の真上

この3つの要素が重なり合った時に、引き起こされる可能性があります。
 
特に子どもは胸郭が柔らかく、スポーツ活動中の子供に心臓震盪が起こる可能性が高いと言われています。

心臓震盪が目の前で起こった時は「AED(除細動器)」で適切な救命活動を迅速に行うことによって生存率を高めることが可能です。
 
スポーツの指導者は心臓震盪に対する知識を持って、緊急の事態に備えることが子供の命を守るためにはとても大切なことです。

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