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自衛隊入隊 第一章

入隊前編 高校生

高校生の進路の選択は大体2つだと思う。
一つ目は進学。
二つ目は就職。

そんな少ない選択肢の中で選ぶのは
当時の私には難しかったのを覚えてる。

ただ自分自身の中では一応
やりたくないことは決まっていた。

一つ目は勉強。
大学に行くにしても、専門に行くにしても
勉強しなければならない。
その当時は勉強が大嫌いだった。

二つ目は興味の湧かない仕事はしたくない。
好きなことを仕事にするものだと
思っていた私はそう考えていた。

まあこんな感じで進路に悩んでいた。

そんなある時、三つ上の兄が
実家に帰ってきて何やら凄く
充実した様子だったのを覚えている。

土日休みで都内近郊で
勤務していたこともあり
出かけることが出来る仕事なのだという。

まあ皆さんお分かりだと思います。
自衛官です。

三つ上の兄は自衛官として
勤務しており、その姿を見て
自衛官になろうと思ったのです。

結局そんな浅はかな考えで
自衛官になろうと決めたのですが
今になってよくよく考えたら
この青年はすごいなと。

自衛隊って怖くないですか?
何するかわからないし
何やらされるかわからないし
どんなきついことするかわからないし
戦争になったらどうしよう


今になるとそんな不安がたくさん出てきます。

ただ若いこともあり、そこまで考えて
なかったこともあり、楽しそうな部分だけを
見ていたのだと思う。

その後試験を受験し、無事合格することができ
晴れて入隊当日になりました。

この日のことはよく覚えています。

父親に車で送ってもらったのですが
凄く寂しい気持ちと不安な気持ち
ここにきて怖さが押し寄せてきました。
どんなことをするのだろうとか。

千葉県にある駐屯地で私と同じ場所に
行く人達が皆バスに乗り
静岡に向けて出発しました。

バスに乗ってた時の記憶はありません。
そのくらい緊張していたと思います。

気がついたら無事静岡県にある
富士駐屯地(富士学校)に到着しました。

次回は新隊員編になります。

良かったら続編も読んで下さい!

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