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塾に行く価値ありますか

先日、受験生の保護者から

お話をしたい、とご希望があり

zoomで面談をしました。


その方が言われるのは

中学受験を目指して塾に通っているが

正直、成績は下から数えた方がはやいレベル

そんな状態でも、受験する意味がありますか?

という内容のご相談でした。


塾のテストは、小学校と違って

テストの結果が、1番から最後まで並びます。


上位だった人は、名前と点数が公表されます。


小学校でそんなことをしたら

今の時代大問題だと思いますが

それこそ、2,30年昔は

公立中学校でも当たり前でした。


お話を伺うと

お子さんは、塾の仲間がいるので

楽しいから通いたいとのこと。


ただ、保護者としては

一応宿題とかはやるけれど

頑張って上位を目指す!

という姿勢は全く見られず

少しやると、遊び始める状態。


ならば、高い授業料を払って

塾や私立に行くよりも

公立でいいのではないか

というご意見でした。


保護者のお気持ちは、よくわかります。


大切なのは、私立に行く目的を

ご家庭で共有されているのか

ということです。


単に、よい大学に行かせるため

というのであれば、このままの状態では

その目的は果たせない可能性が高いでしょう。


実際、塾で下位であっても

公立中であれば、平均ぐらいになる可能性は

十分あると思います。


ひょっとしたら、中学校に入ってから

何かのきっかけで勉強に目覚めて

よい高校に合格するかもしれません。


しかし、ひょとしたら

勉強に興味がもてずに

ドロップアウトしてしまう

かもしれません。


いずれも、結果論です。

人生に、「たら・れば」的な

仮定のはなしはありません。

大切なのは何故私立中を目指したいのか

ということです。


よい大学

この場合の「よい大学」とは

偏差値の高い大学だと思いますが

例えば、南山女子に合格しても

全員が医歯薬系の大学に行く訳でも

全員が国立大学に進学する訳でも

ありません。


中には、退学するお子さんもいます。


なので、

難関私立中合格=難関大合格

ではないのは、明白です。


そこで、

もう一度、本人を交えて

ご家庭で、私立受験の意義を

よく話し合ってください

とお伝えしました。


その続きは、次回お伝えします。


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