9月26日の安らぎ日記

画像1 今の日本は、横にそれることが許されない社会かもしれません。 与えられた目標に向かってまっしぐらに走る。 結果を出すことだけを追いかけている。 いかに早く結果にたどり着くか。 もちろんそれも重要なことでしょう。 でもそれだけでは 人生は色あせてしまう。
画像2 生徒たちの最終目標は、いい大学に合格することではありません。 そんなものは 単なる結果に過ぎない。 大切なことは、 人生を生きていくために必要となる 「考える力」を養うことです。 そして、人生の横道には、キラキラと輝く宝物がたくさん落ちていることを知ることだと私は思うのです。
画像3 幸福観というのは人それぞれです。 お金に幸せを感じる人もいれば、 世間的な評価こそが幸福と感じる人もいる。 それは歩いている道が違うのですから、そこに落ちている幸福の種が違うのも当然のことです。 隣の道など気にしないで、自分が歩いている道の中に 幸せを探すことです。 人生は誰かと比べたり競争したりするものではありません。 自分に与えられた大きな波に乗って、したいことをすればいい
画像4 「これを言ってもいいか。これをしてもいいか。 それによって相手はどう感じるだろうか。そういうことを一瞬でもいいから考えなさい」。 これは私が生徒たちに必ず言ってきた言葉です。 この気持を忘れてしまうと、人間はとても傲慢な生き物になり下がってしまう。
画像5 「したいことをする」。それはとても素晴らしい生き方です。 そんな自由な社会であることは 喜ぶべきことです。 しかし「したいことをする」ことと 「やりたい放題やる」ことはまったく違う。 「したいこと」の質が問われている。今はそういう時代かもしれません。
画像6 一方的に親の判断を押し付けるのではなく、子どもを対等な一人の人間としてとらえ、その思いや考えを尊重することが大切です。責任を伴った自由を与えることで、子どもの意欲や個性は伸びるのです
画像7 読書を通じて自分では体験できないことを知ることができるとともに、自分とは違う人間、生き方があるということも見えてくる
画像8 私自身のことを言えば、小学3年のとき、受け持ちの先生が薄っぺらな教科書を使わないで、分厚い講談本を読んで聞かせてくれたことが忘れられません。大阪夏の陣や冬の陣の話、そこで活躍した塙団右衛門や三好清海入道などの物語は、いまだにはっきりと記憶に残っています。それが面白くて、楽しくて、国語が好きになった
画像9 「“まなぶ”も“あそぶ”も平仮名3文字で、“ぶ”で終わる」という声が上がります。見たままの感想ではないかと思われるかもしれませんが、それをあらためて確認することが大切です。そこからさらに発想を膨らませることができるからです
画像10 “遊ぶ”は、毎日しなければならないこと以外に、自分の心身をなぐさめ、楽しむ行為。“学ぶ”は、自分の目標となるような人を見つけ、その人のようになれるよう、その人の真似をしていく行為

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