ここ最近の僕の話

こんばんは!

最近多忙に身を任せ、更新を一時停止していました。ハーレー先生です!


学期末と新学期のやけに多忙なことをすっかりと忘れておりました。きっと年度末、また忘れているのだと思いますが…


さて、ここ数週間いろいろなことがありました。ほとんどは仕事関係のバタバタだったのですが、とても悲しいことが起こってしまいました。

後輩Aくんが転勤したのです。

思い返すと二年前、前任校から今の勤務校へと転勤した日に、僕は彼と初めて顔を合わせました。

初めて見た瞬間に、「あ、この人なんかええな」と思っていて、もともといたほかの先生としゃべっているのを「僕もしゃべりたいな」とうらやましく思っていました。

彼と仲良くなったのは、四月の中旬ごろだったでしょうか。他の後輩と飲みに行っていたのですが、「Aくん家近いから呼びましょう」と言ってくれたために、Aくんと飲むことになったのです。

その日いろいろな話をしました。最後には、にやにやしながら僕をいじってくるほどになっていたと思います。そこから彼との仲がぐっと縮まったのです。

本当に密度の濃い時間を彼とは過ごしました。

二人で釣りに出かけたり、打ちっぱなしに行ったり、Aくんの家に泊まりに行ったりと、まるで学生時代の同級生であるかのように仲良くしていました。

そんな彼が転勤してしまいました。


教員の世界というものは、時に非情です。どれだけ仲が良い人であろうと、どれだけ素晴らしい先輩だろうと、数年で学校を変わらなければなりません。

もちろん、Aくんが転勤するということは、ずっと前から知っていました。ですが、実感が全く湧いていませんでした。あるいは、考えないようにしていたのかもしれません。

彼が最後の出勤だった日、たまたま朝コンビニで出会いました。

僕はバイクで、彼は車で通勤していたのですが、「こうして通勤中に出会うのも最後か」と思うと切なくてたまりませんでした。

そのあと後ろから思いっきりクラクションを鳴らされたのですが。

いつも通り他愛もない話をしたり、部活動に行ったりとそれぞれ日常通りの時間を過ごしました。

そして、定時、僕は彼に花束を贈呈する役割を頂戴していました。

僕は、お餞別をポケットに入れたまま花束だけを渡すというボケをしようと思い、いつもやられている仕返しをしようと思っていました。

しかし、できませんでした。彼が泣いたからです。

ずっと彼は、「別れを惜しむタイプじゃないんで、先輩泣くんちゃうんすか」と笑っていたのですが、大粒の涙を流していました。

彼の言葉で忘れられないのは、「社会人になって、こんなに別れが辛いなんて…」という一言です。

人生において、出会いは別れをもたらすものです。始まりは終わりを迎え、いつか必ず離れていくことが定められています。

僕たち人間は、その繰り返しによって、生きていくのだと思います。

ですが、こんなにも人を惜しみ、哀しむことができるのもまた、人間の素晴らしいところだと思います。

僕たちがそのような人間関係を築くことができればきっと、子どもたちにも人とかかわることの素晴らしさを教えていくことができるのではないかと思います。

ちなみに、僕は彼よりも泣いていました

僕も社会人になって、こんなに素晴らしい出会いがあるとは思いもよりませんでした。今も心に穴が開いたようなさみしさを抱えています。

彼は後輩ですが、僕は彼を友達のように思っていました。いや、友達でした。

でも、彼との関係は終わりになったわけではありません。これからもプライベートで仲良くすればいいだけの話ですからね。


この前釣りに誘ったら、「予定空いてないっすね、僕も一人で釣り行くんで」と断られましたが。



一緒に!!!行けばいいじゃない!!!!!!!!!!と思ったことは内緒です。

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