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ニトリと無印良品の比較
最近、ニトリへ買い物へ行きその変貌ぶりに感動しました。
そこで、色々な視点でニトリについて考えてます。
前回、商品面での特性を検証したので、今回は数字でライバルとの比較してみます。
比較対象は、家具がメインのニトリに対して、
①雑貨・衣服がメインの無印良品運営の『良品計画』
②ダイソーに次いで100均業界2位の『セリア』
③ディスカウントストア国内最大手のドンキホーテ運営の
『パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス』
④国内ホームセンターでカインズに次いで業界2位の
『DCMホールディングス』
まず事前予想ですが、
①良品計画
⇒ニトリ同様SPA業態だけど、食品など利益率の低い商品が多いので、
利益率が低い
②セリア
⇒薄利多売の商品のため商品利益は低いけど、CM等見たことなく
ブランド認知も高いため、販管費が低く営業利益が高い
③ドン・キホーテ
⇒こちらも薄利多売。加えてインバウンド喪失で化粧品などの利幅が
大きい商品の売れ行き減。のため5社の中では、一番利益幅が低い。
④DCMホールディングス
⇒ホームセンターは、PBとNB品は半々で、ドンキホーテとニトリを足して2で割ったような中間の成績になる。
と、上記予想の元、各社決算数字は、下記表のとおり。
※良品計画のみ半期決算の数値
結果、
・売上高
ドンキ >ニトリ>ホームセンター>良品計画(半期×2)> セリア
・商品利益率
ニトリ > 無印良品 > セリア > ホームセンター >ドンキ ・営業利益率
ニトリ > セリア > ホームセンター >ドンキ >無印良品
ニトリは、営業利益率が約20%と圧倒的に本業の儲けてました。
そして意外にも、100均のセリアが利益率が10%と健闘。商品原価が56.7%。おそらくは、セリアは比較的お洒落なアイテムが多い印象のため、薄利の食品系よりもインテリア系の売上が大きいためと予想します。
問題は良品計画。コロナ影響の緊急事態宣言下の決算ですが、最終赤字・営業CF・投資CF共にマイナス。中々に厳しい状況と思えます。
売上が減することで、棚卸資産の増加や、維持管理等の販管費増加が懸念されることから、そのうち大決算SALEでも開催して欲しいです。
これは、改めて『良品計画』『セリア』の内容も詳しく見たいと思いました。
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