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ニトリ商品の進化

先日、久々にニトリに買い物へ行き、あまりの変貌ぶりに驚きました。
昔のイメージ「無難な白系小物が、安かろう悪かろうでちょっとダサい」から、「痒い所に手が届く、ちょっとお値頃でお洒落な複合インテリアショップ」に変身。

気になったので、決算書説明会の資料を見て、気になった点等をメモメモ。

・決算書が見やすい

まずパッと見でこれです。

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主な気になる指標が、年度別・目標値からの全体成績などコンパクトにまとまってます。これは相当、投資家を意識してるし、社内のガバナンス強化も進んでる印象。本当に見易い。

・衣食住の“衣”もNプラス

無印良品と比較されがちだけど、店舗に無かったアイテムは衣服。
衣食住の”住”が成功したなら、次のカテゴリに進む世の常。
「Nプラス」という名のブランドを立ち上げてます。

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単色系のベーシックな雰囲気は、UNIQLOと無印良品の中間ぐらいが狙いでしょうか?

■島忠のPB開発による改善モデル

直近、買収した島忠ホームズの事業改善に向け、諸経費の削減を進めると共に、PB商品の開発・アイテム導入で利益率の改善を図るとのこと。

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全体SKUの約5%をPB化が進んでいるようです。
そもそもニトリは、UNIQLO等に代表されるSPA”製造小売業”をうたい、材料調達から販売まで自社管理を行ってます。さらには、物流網も自社で管轄することで、”製造小売物流業”を目指してます。
そこで培ったモノ造りのノウハウ、自社で販売してる売上情報の分析で、アイテム面から改善を図る。この戦略は、ニトリのパワーが最大限活きる形なので今後の商品展開に向けて期待してます。

■新商品の開発

店舗に行った際は、家電のSKUの多さに驚きました。
決算説明会でも新商品の開発を紹介しており、見てるだけでも楽しいです。

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エアコンや、ゲーミングチェアまで。
ちなみにゲーミングチェアの展示スペースは、子供が憧れるようなテーブル・ライト・諸々がコーディネートされており、人だかりが出来てました。

まとめ

ニトリの数字意外の商品面に着目しましたが、今度も無印良品などと比較してその戦略の違いを調べてみようと思います。


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