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7月に観た映画:『キングダム 大将軍の帰還』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』『デッドプール&ウルヴァリン』。

2024年7月、映画館で観た作品の振り返りです。

キングダム 大将軍の帰還@グランドシネマサンシャイン池袋

グランドシネマサンシャイン池袋 シアター12

展開の緩急が微妙:★★★☆☆
王騎の魅力がまるごと:★★★★★

映画「キングダム」シリーズの4作目です。このシリーズはずっとIMAXシアターで観ているので、今回もグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXシアターで鑑賞しました。

"最終章" と銘打たれた本作品。秦国と趙国の戦い "馬陽の戦い" の後半を描いています。

大沢たかお演じる秦国の将軍・王騎と、吉川晃司演じる趙国の将軍・ 龐煖ほうけんの迫力ある戦いがたっぷり見られます。どちらも得物は、巨大な矛。実際にこんなに速く振り回せるはずはないと思うものの、「この王騎だったらできるかも」と思わずにはいられません。また、馬陽の戦いでは、王騎軍の副官のとうの戦いぶりが見られます。

少々残念だったのは、直前に前3作の復習をしすぎてしまったからか、ストーリーの展開の緩急バランスが悪く見えてしまったことです。前3作は展開の緩急が絶妙なので、比較して観てしまうと「少し冗長かも」と思うシーンの流れが多いです。

来月、もう1回観に行きたいと思います。

もしも徳川家康が総理大臣になったら@TOHOシネマズ日本橋

TOHOシネマズ日本橋 スクリーン7

偉人のベタな表現が素晴らしい:★★★★☆
歴史好きには物足りないかも:★★☆☆☆

原作は読んでいませんが、徳川家康=野村萬斎、織田信長=GACKT、豊臣秀吉=竹中直人、というキャスティングで、賑やかな映画なんだろうと思って観ました。

本当にお祭り騒ぎ感満載のエンタメ映画です。

ストーリーの都合上、それぞれの偉人エピソードは非常に薄い(というより、皆が必ず知っているエピソードだけ持ってきている)ので、歴史好きには物足りないかもしれません。もちろん、深い歴史エピソードを求めてこの映画を観る方はいないと思いますし、ものがたりの設定上も「皆に伝わりやすい偉人」という設定のはずなので、敢えてそのような表現なのでしょう。

公式ホームページに掲載されている以外にも、過去の偉人が続々と出てきます。現在の歴史に残るのは勝者が記した歴史なので、自分が義務教育で学んだ偉人たちは、ビジュアルを含めて本当はどんな人たちだったのでしょうか。

完全なるファンタジーで、起こる出来事もすべて極端にデフォルメされています。大事なテーマを題材にしていると思うものの、それをことばで説明するシーンが多く、勿体ない気がしました。流れでそのテーマは明確に理解できるので、もう少し観客を信じてもらっても良かったかな、と思います。

デッドプール&ウルヴァリン@109シネマズ木場

109シネマズ木場 シアター2

全シーンがネタ&お祭り騒ぎ:★★★★★

20世紀フォックスがディズニーに買収され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にやってきた、デッドプール。

特にデッドプールの熱狂的ファンということではないですが、ウルヴァリンが復活するMCUの最新作ということで、IMAXシアターで鑑賞しました。

MCUは映画シリーズしか観たことがなく、ドラマシリーズはフォローしていません。ただ、親切にも(?)全部説明してくれるので、事前情報は不要でした。

感想を書こうにも、全シーンがネタです。カメオ出演も満載で、「あ、そんな人まで!」という驚愕のどよめきが客席に広がった後、すぐに「いや、そっちかよ」という笑いになったりしていました。

何度も観るにはお腹いっぱいの映画ですが、たまにはこんなのも。

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