見出し画像

君たちがミライだ

わたしは正直初見から「みんながやるって決めたならどんなにみんながしんどくても周りがなんて言っても最後まで付き合いたい」という思いがずっとあった。
常日頃からおりやまが命削って少年忍者にすべてを注ぎ込んでるところを見てると、「無理しないで」とか「自分を大切にして」って思うこと自体がとっても酷なことなんじゃないかなという風に感じていて。これはなにもおりやまだけじゃなくて忍者全員に言えることで、自分だって子供のときに大人から「そんな無茶なことやめろ」って言われたときにどれだけ悔しかったか悲しかったか自分の無力さに絶望したか、身に覚えがあるから………


わたしは今年のサマステ、全編最初から最後まで完璧な構成だったと思う!ハードだったであろうことは間違いなくて、もちろんわたしだって心配する気持ちがないわけではなかった。毎日だれかが休演することが続いて、ふと「構成を変えたりすることはあるんだろうか」って考えたりもしたけど、でもどれだけ考えてみても削れるところなんてなかった。ファンが少し考えただけでもそう思うんだから、みんなはもっと強くそう思ったんじゃないかな。全部が重要で、どこも削れるところなんてなかった。だから最後まで構成を大きく変えずに走りきったんだと思う。

いまの忍者のファンの大部分がコンサートに求めてるであろうものと、忍者がいまやりたいこと表現したいこととで需要と供給が噛み合ってないなーというもどかしさを現場で体感して、これっておそらくファンが悪いとかではなくて忍者がものすごいスピードで成長しちゃってるってことなんだと思う。だからいま成長痛みたいな痛みや苦しさもあって、すごくそこに難しさを感じるし、コンサート自体はものすごいことをやってるのにファンの需要+EXシアターという全観客の視界が良好というわけではない狭い会場でやっているがゆえにすごさがなかなか伝わらないっていうところにめちゃめちゃ悔しさがあった。
きっと時が過ぎればこんなときもあったね!となるんだろうけど、悔しかったなーー!って思ったことを忘れたくないので書いておく。

ジャニーズジュニアに夢を見ることっていうのはわたしにとってはなかなかの賭けで、少年忍者の場合はひとりのひとの人生が21人分。ひとの人生がかかっているからそこにかんたんに未来を願うのはすごく怖いけど、でもそれでも「21人でデビューしたい!」ってみんながあんまりにも力強く言うから、その言葉があまりにも胸に響くから、きっとこの船に乗っても大丈夫だなって思えた。
深田くんが「安心してついてきてください」って言ってくれたのを聞いて大丈夫!って思えた日を忘れたくなくて、忘れられない夏ってこういうことかなって。忘れられない夏をくれてありがとう。


30公演完走おつかれさま!!間違いなく、君たちがミライです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?