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日本一周(東日本編:11日目)

1 地下採掘場跡は神秘の異空間

最近、毎日そうなのだけれど、朝6時前に目が覚め、ゴソゴソと片付けをしている。この作業は面倒くさいのだけど、毎日やっているとルーチンとなり、段取り良く車内の整理ができ時間も短縮されつつある。

6時30分過ぎには、出発の準備ができたので、20分ほど離れたコメダ珈琲店に行き、7時開店と同時に入店。モーニングサービスをいただく。1時間半、滞在し、今日の最初の訪問先、宇都宮市内の大谷資料館に向かう。

大谷資料館を見るというよりも、大谷石の地下採掘場跡の見学がメイン。時間の都合上、資料館など展示物などはパスする。

この地下採掘場跡は、もう神秘の異空間。全体が岩盤なので地下30メートル以上の深さなのに巨大な空間が存在し、しかも柱がないという不思議さ、どの面も直線で構成されていて面白い。
一昨年、家族旅行で日光を観光した際に宇都宮市内に宿泊をしているが、その時は情報不足でこの地下採掘場跡の存在を知らなかった。知らないということは恐ろしいというか、損をしていることが多いのだろうな。
ここは見えておかないとダメなポイント。

2 袋田の滝は、観光欲が強すぎ

ここからは一気に栃木県を抜け、福島県に向けて進む予定。次の目的は、袋田の滝を予定する。
途中「道の駅 奥久慈だいご」で休憩。
宇都宮から1時間半ほど走行したが、途中、ローソンを一つ見ただけで、コンビニさえも貴重な地域であることがわかった。大変だ。

血糖値の低下が心配なので早めの昼食を摂る。おやき2つと鮎の塩焼き。おやきは、大痛い想像がついた味であったが、鮎の塩焼きは美味しかった。

さて、袋田の滝だ。まず、かなりの観光地化がされている。昭和な土産物屋さんが軒を連ね、それぞれが駐車場代を稼ごうと呼び込みを行なっている。慌てて駐車しちゃうと袋田の滝の入り口までかなり歩かなければならなくなるので、我慢して奥まで進み駐車する。500円也。
酷いのが無料駐車場が用意されているが、袋田の滝の入口まで1.5kmとかという位置。どんだけ歩かせるんだよと。クソ暑いのに死ぬよ。

更に、そもそも袋田の滝がどこにあるのか分からず、駐車場から数百メートル歩くとゲートがあり入場料が必要とのこと。えっ、滝を見るのにお金取るの?と思ったが仕方がない。JAFの会員割引50円を適用して250円を支払う。

中に入ってみれば確かに施設にかなりの投資をしていることがわかる。あのトンネルだけでもかなりの金額だ。でもね、自然を壊して本来ないあんな巨大なもの(トンネル・エレベーターなど)を作る必要があるのかな。滝という自然の造作物を見にきているのに。

とはいえ、袋田の滝、素直に凄いと思える。おーって声が出た。かなりのインパクト。これは絶対に見ておくべきものだと思う。

3 合併をしない町宣言をした矢祭町

現役時代、市町村合併の担当もしたので、この矢祭町の存在は気になっていた。全国の中でいち早く「市町村合併をしない矢祭町宣言」を議会が議決し、さらに住民基本台帳ネットワークからの離脱も行なった。総務省の天敵というべき自治体だ。
現在、人口5000人弱、人口は減っている。

市町村合併をしないことd、どう変わったのか、変わらなかったのか、現状はどんな感じかなど、実際の街の姿を見てみた。
うーん、来てみないとわからないことが多いな。箇条書きで記載しておく。

  • そもそも矢祭町は福島県で、隣の袋田の滝がある太子町は茨城県なので、県境に存在する町なんだよね。だから市町村合併しにくいし、合併先となるその他の隣接する自治体があるのかと言えばないのでは。

  • 矢祭町には中心市街地がない。国道沿いにそこそこの機能が集中しているが、そこでの活性化が期待できるかと言えば無理っぽい。

  • 小学校の統廃合が行われたことは知っているが、立派な小学校が完成してた。保育園も併設されていると思われ。

  • 気になっていた「もったいない図書館」にも行ってみた。なるほど、古い公民館に設置した図書館であったが閉架書庫が新築されていてびっくり。図書館の中は木をふんだんに使った温かみのある館内で好ましい。
    全国から寄付を得た資料(蔵書)であるので書籍は古いが、40数万冊の寄付があれば一般的な図書館レベルの平均化がされ、決して公共図書館としての異物ではないとのこと。ある意味、納得。

4 塩屋崎灯台でのぼれる灯台スタンプをゲット

7つ目のスタンプだ。午後4時過ぎに到着したが、平日なら4時に閉館だったので土曜日であったことに感謝、運が良かった。
ずっと山の中を通過してきたので、蒼い太平洋を見た時には感動した。ついに抜け出したと。これで関東エリアは終了、東北エリアに入る。

東日本大震災の時に福島県に一年間住んだので、福島県に対する思い入れは強い。帰ってきたぞと一人で感動。感慨深い。

5 総括

走行距離 今日も200キロ越えの206.7km

<経費>
朝食(コメダ珈琲店モーニングサービス)550円
入館料(大谷資料館)800円
昼食(おやき、鮎の塩焼き)750円
入館料(袋田の滝)250円
駐車場代(袋田の滝)500円
入館料(塩屋埼灯台)300円
夕食(海鮮丼)1320円

計 4470円

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