見出し画像

「フレキシタリアン」という選択肢

突然ですが、フレキシタリアンってご存知でしょうか?フレキシブルなベジタリアン=柔軟なベジタリアンのことで、基本動物性のものは食べないようにしているけれども、時には肉や魚を食べることもある、という食生活スタイルをとっている人のことです。「ゆるベジタリアン」とも言うようです。

もともと宗教上の理由や動物愛護の観点から肉を食べることを自ら禁止する人は世界に多くいました。ところが最近では特に欧米を中心にサステナビリティの観点で肉食をやめようという人が増えているようです。畜産による環境負荷が大きいからだそうです。日本ではまだあまり人気ではありませんが、アメリカでは植物由来の代替肉の人気が上昇しています。

健康や環境、また動物愛護の事を考えると、肉・魚・卵などはなるべく取らない方がいいだろうということは分かるのですが、でもこれらを断つ食生活ってとても不便です。たんぱく質をすべて豆類などから取るのも難しいですし、家族や友人との食事のシーンを考えるとなかなか「野菜オンリー」というのはハードルが高いです。でも健康や環境に配慮したい気持ちはある。

そこで、フレキシタリアンという選択肢です。全くゼロにはできなくても、可能な限り減らすことから始めるのは悪いアプローチではないと思います。「中途半端な取り組み」ではなく、「食生活改善への最初の一歩」、「環境負荷軽減のための小さな一歩」として、取り組んでいけばいいのです。

私個人は、普段の食生活では野菜と豆類中心、たまに玄米ご飯、たまに魚、たまに卵、まれに鶏肉という感じで、牛肉と豚肉はほとんど食べません。外食する場合は牛肉や豚肉も食べます。これなら不便さを感じる事もありませんので、続けて行けそうです。

もしベジタリアンに興味はあるけど、今一つ踏み出せない、という人がいたら、「ゆるベジタリアン」に挑戦してみてはどうでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?