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【英語うんちく】USBなどのコネクターに関するジェンダー問題?

先日のマスター/スレーブの話の冒頭でジェンダー問題のことに少し触れましたが、それで思い出したことがあったので書いておきます。

日本でも金具や工具に凹凸があってペアで使う場合に凸の方をオス、凹の方をメスと言いますが、実は英語でもmale-femaleと呼びます。D-subピン(昔PCとモニターをつなぐために使っていたケーブルの端子)やUSBなどもこのように呼ばれます。そして、この端子のタイプを逆にするソケットもあって、それをgender changerといいます。なんてストレートな呼び方。

私がイギリスにいた時から、職場でこういう呼び方をしていてハラスメントにならないのかと不思議に思っていましたが、やはりこういう呼称も改めようという動きがあるようです。そしてまたソフトウェア関係の会社でした。

VMWare社というのは仮想化ソフトウェアの会社です。仮想化ソフトウェアというのは、例えばWindows OS上でMac OSを動かしたり、Linus OSを動作させたりできるソフトウェアです。もしWindowsパソコンしか持っていなくて、でもLinuxの勉強のためにFedora OSとかインストールしたいという場合でも、WindowsパソコンにVMWareをインストールすればWindows上に仮想Linuxマシンをインストールすることができます。

VMWare社では、メスのことを「ジャック」か「ソケット」と呼び、オスのことを「プラグ」と呼ぶようにしようと言っています。

海外ではどんどんこう言ったOffensive Terminologyが置き換わって行っていますので、グローバルな場でうっかりNGワードを口にしないように、気をつけてくださいね。という話でした。

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