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入院森田療法してきた。①そもそも編

こんにちは。入院森田療法してきたので、記事を書こうと思います。

Q.森田療法って何ですか?
A.森田正馬って医者が100年くらい前に考えた精神療法です。

……はい。何の説明にもなってないですね。
このへんが森田療法の森田療法たるゆえんです。ググってください。
いやマジで。本当に。素人がここでなんか書くよりその方が100倍理解が進むと思います。
私は仕事を持っていて休職して入院したのですが、上司に「で、森田療法って何なの?」と訊かれて超困りました。
ググるの面倒臭い人向けに手元にある森田療法の本の見返しの説明引用すると、

不安や悩みをなくそうとするのではなく、「あるがまま」に受け入れることで、心の自然治癒力を最大限に生かしていく森田療法。

って書いてありました。引用元の本はこちらです。説明が丁寧なので森田療法に興味のある人におすすめ。

うん、よくわかんないですよね。
名前はそこそこ有名なので、メンタルヘルスに興味のある方には聞いたことがある方も多いんじゃないかと思います。でも、知ってる人でも「あーあれでしょ。最初寝っ転がされるやつでしょ」って感じじゃないでしょうか。というか私がそうでした。

もうちょっと真面目に紹介します。
入院森田療法では、下記の4つのステップで入院生活を送ります。これもさっきの本を参考に書いています。

①臥褥(がじょく)期:7日間。ひたすら寝っ転がる。
②軽作業期:5~7日間。軽い作業をする。
③作業期:1~2か月間。作業をする。
④社会復帰期:1~4週間。社会復帰に向けて準備をする。
トータルで2~3か月です。

「寝っ転がってどうすんの?」「作業とは?」「これが何に効くの?」って感じじゃないでしょうか。大丈夫です。ググっても本読んでもこれ以上のことは大体よくわかりません。私もこんな感じのふわっとした知識で入院しました。
よくわからんから体験ブログとか読みたいな……と思ったんですが、ググっても患者さんの体験記らしいものは見つかりませんでした。さっきから引用しまくってるこの本には入院療法の実例がちょっと書いてあります。

上に書いた通り、入院森田療法を受けるには、2~3か月(3か月が標準だそうな)完全に社会生活から離れる必要があります。普通にハードル高いっすね。仕事してる人やご家庭をお持ちの方はより一層大変だと思います。あとお金がそこそこ必要です。これは後の記事で詳しく書こうと思います。

ハードルバカ高いくせによくわかんない。これは大変です。私は残念ながら石油王じゃないので清水の舞台から紐なしバンジーするくらいの気持ちで入院しました。嘘です。紐なしバンジーよりは気軽です。
なので、ここで体験記を書こうと思った次第です。
次回以降、私の体験をできるだけ詳しく書いていこうと思います。

大事なことなので最初に書いておくと、私にはむちゃくちゃ効きました。

次回:入院森田療法してきた。②入院するには編

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