見出し画像

【必読】ラノベ(ライト文芸)作家がウェブトゥーン原作者になって確実に勝つ方法 〜これをしないと必ず失敗する〜【作家さん大募集!】

ストレートエッジの三木です。

僕たちは少し前から、ウェブトゥーンのオリジナル作品を制作を進めています。
ウェブトゥーンとは、平たくいうと縦読みのカラーマンガのことで、今のスマホ世代ユーザーにフィットした、既存の日本のコミックとは一線を隠すものと考えることもできます。


ウェブトゥーンの中には動画になっていたりBGMがついているものもあります。いわば、コミックとアニメーションの中間のようなコンテンツと表現してもいいかもしれません(事実、ウェブトゥーンの制作は、『全ての工程を一人のクリエイターさんが担う』マンガ形式ではなく、『全ての工程はチームに分かれて作業分担する』手法で作られます。これもアニメーション制作ととてもよく似ています)。

今後のマンガのスタンダードになりうる可能性を秘めたメディアが、ウェブトゥーンなのです。

僕は、このウェブトゥーンという形式に『日本発のコンテンツの未来と将来性』を感じ、これに賭けてみることにしました。


今から2ヶ月前の2021年8月。

ウェブトゥーンの原作を共に作っていただける作家さんを、僕のTwitterとnoteで募集しました。

結果、大変ありがたいことに、なんと約120名以上もの作家さん(ラノベ作家さん、ライト文芸作家さん、アニメ脚本家さん、ゲームシナリオライターさんなど)クリエイターさんからエントリーをいただきました


そして、今2021年9月下旬現在のステータスをお話ししますと、その中から約60名の方々とやりとりをさせていただき、全ての作家さんにストレートエッジから担当編集者をつけました。そしてその60名の方々とともに鋭意ウェブトゥーンのプロットを制作しています。

現状としては、すでに10本のウェブトゥーン作品の連載が確定しました!!!

10本のウェブトゥーンは、鋭意シナリオ執筆中です。来年、新連載開始予定です。今後もどんどん開発を進めていく追加予定です。
※上記連載作品は、ウェブトゥーンの制作作画スタジオも出資も全て揃っている、完全確定の数字です!

僕の目標としてはあと20作品、合計で30作品程度の連載を目指しています!!!

というわけで、これからも僕たちはウェブトゥーン開発を続けていくつもりです。

そして、この記事をご覧になっている皆様に、よりウェブトゥーンに興味を持っていただけるよう、この数ヶ月自分が研究・分析した『ウェブトゥーンのノウハウ』について、ここでご紹介したいと思います。

※以下の考察は、自分がウェブトゥーンを研究するにあたり様々な関係者から取材、マーケット資料の分析、自分なりの解析をしてまとめたものになります。あくまで一個人が推察した内容であり、絶対的な正答ではないことをご理解ください。

※解析ですので、あえて表現すると『身も蓋もない創作物に対して愛のない(失礼な)記述』が入っています。しかしながら、これが現状ですのでまずはご理解をいただきつつ、そこから創作者サイドの僕達はどうするか、を考える一助になれば幸いです。

【自分なりのウェブトゥーン分析】

画像1


■ウェブトゥーンユーザーはどんな人達なのか?
いわゆるマンガ読み、マンガマニアのような人たちではなく、広く浅く緩くマンガアプリを親しむライトユーザーが多い。暇つぶし的な読み方で、無料公開されているものを好む。

コミックスを紙で集める風習は薄く、電子で気軽に読む。紙で読むマンガは『手元に残しておきたい、じっくりと楽しむ特別なもの』(ゆえに購入頻度が低い)で、電子で読むものは『いつでもどこでも読むタイミングを選ばない手軽なもの』(ゆえに購入頻度は高い)。

後者の嗜好がより強いユーザー……つまり、暇つぶしでいつでも気軽にすぐ読める、『コンビニ感覚のライトコンテンツ』を嗜む層がウェブトゥーン読者には多い。

■ウェブトゥーン読者の読み方

基本的に、スマートフォンのマンガアプリが大半である。
タブレットやKindle(専用デバイス)で、がっつり電車マンガを読むぞ! というよりは、電車の中や待ち合わせの空き時間などで『暇つぶし』のために読む。ゆえにアクセスにストレスのないスマホアプリが大多数を占める。
(ソーシャルゲームと選択理由が近しい)

■ウェブトゥーン作品の広がり方
日本マンガと異なり、コアなファンや『マンガマニア』が少ないため、口コミでの広がりはあまり期待できない。ライトユーザーが主であるコンテンツがそうであるのと同じ理由となる。
ただし、ユーザーのウェブトゥーン接触機会は(そもそもウェブマンガなので)インターネットからである。その手段はほぼ『広告』。バナー広告やSNS上のウェブトゥーン紹介動画などを観て流入してくる(一方で自ら情報を発信することは消極的)。

■ウェブトゥーン読者のスマホアプリのチョイス
基本的にはいくつかのアプリを併用して楽しんでいる。ソーシャルゲームも配信アニメも全てそうだが、自分が観たい/やりたいものがそのアプリにしかないから使っている、という感覚。
つまり昔のような『この雑誌が好き』とか『このアプリに愛着がある』と言ったことは考えていない。もっとライトな思考である。それゆえ、興味がなくなったアプリのアンインストールはすぐ行われる。

■ウェブトゥーン作品をチョイスするきっかけ
これもゲームやアニメ、もっというとアマゾンの日常品などにも当てはまるが、サイト内での『ランキング』や『レコメンド』で決めている。おすすめされた作品の中から、より自分の嗜好にあったものを選んで読んでいる(当然だが、無料分を試し読みして、読むかどうかを決める)。

■ウェブトゥーンと日本マンガの違いについての意識

そう言った意識自体を持っているユーザー自体が少ないが、しいて言うならスマホ世代にとって、「縦読み」の方がむしろ『幼い頃から親しんできた』自然な読み方である。

理由としては、『手軽さ』に勝るものはなかった。たとえば、『片手でスクロールできてスイスイ読める』『スマホからアクセスできて暇つぶしができる』『タダで読める』『わかりやすい作品が多く、前提知識や途中復帰のハードルが低い』などがある。そして、良くも悪くも作画のクオリティはそこまで求めていない(コレクトアイテムと考えていない)。

■総括:ウェブトゥーン読者が求めるもの
『無料で』『気軽に』『(内容、デバイスともに)読みやすい』『わかりやすい』『自分の趣味思考に合った』『続きが気になる』作品である。

以上になります。
前振りをさせていただきましたが、『身も蓋もない創作物に対して愛のない(失礼な)記述』が入っていたかと思います。申し訳ありません。ただ、僕達創作者サイドの人間がこれからどうウェブトゥーンに取り組んでいくか考える際にとても重要なヒントになると思いますので、ご理解いただきたく思います。


上記を踏まえてーーここからは専門的な戦略の話をさせてください。

この記事を見ている方は、ラノベ(ライト文芸)作家さんもいらっしゃると思います。ウェブトゥーンの原作にご興味がおありのはずです。

そういった方々に向ける、ウェブトゥーンを解析した上で、自分なりにわかったノウハウをここでご紹介できればと思います。

つまりはこの記事の本題です。

『ラノベ作家がウェブトゥーン原作者になって確実に勝つ方法』

画像2

■小説を書くこととウェブトゥーン原作を書くことの違い
今までの解析でお分かりいただけたかと思いますが、端的に表現しますと、ラノベを書いている方は『長編小説家』となります。ウェブトゥーン原作者になるには、『週刊漫画原作者』にならなければいけません。
なぜなら、『最後までor中盤まで読んでもらえるとわかる!』はウェブトゥーンでは通用しないからです。ウェブトゥーン読者は、悠長に待ってくれません。まだ愛着も何もないその作品から、興味が薄れてすぐ隣の別の作品を読み始めるだけです。

■職業をクラスチェンジする
あなたは『ラノベ作家としてウェブトゥーンに挑む』のではなく、『ウェブトゥーン作家としてサブウェポンで強力なラノベという武器がある』と考えなければなりません。限られた『与えられた時間とページ数』の中で、最大の瞬発力と、破壊力を込めていくべきです。

PRGをプレイしている時、勝てないボスモンスターが出てきたら、あなたはどうしますか? 攻略法を考えますよね。その手段の一つに『自キャラを相手に有効な攻撃が得意なジョブに変更する』というものがあります。それと同じです。
作家からウェブトゥーン原作者へ、職業をクラスチェンジしてください。

■勝機を掴むために
しかしながら一方では、キャラクターの生み出し方は、今までの作家としての必勝法を信じて、脳をフル回転させていいと思います。

なぜなら(自分が解析した中では)韓国版ウェブトゥーンはキャラの印象が弱く、これに関しては、絶対に日本のキャラクリエイト能力のほうが秀でているからです。

ですので勝機を掴むために、僕たちが目指すのは『日本版ウェブトゥーン』です。つまり、ラノベとウェブトゥーンの特徴のいいとこどりをするのです。

■キャラの個性をより重視する

自分たちが押し出すのは『日本版ウェブトゥーン』。日本マンガやラノベの良いところをウェブトゥーンにぶち込んだ作品です。日本固有のキャラクター創出ロジックが最大の武器であるとして勝負すべきと考えています。

ただし、キャラクターを紹介するための、(あえて書くとラノベにありがちな)『説明に終始する設定説明だらけの単調な展開』はウェブトゥーンにとってかなり厳しいです。テンポ感を重視し、そしてキャラ性も高めるという両立が必要です。そういうハイブリッドな作品が『日本版ウェブトゥーン』です(週刊漫画原作者にクラスチェンジ、というのはそういうニュアンスを含んでいます)。


――以上が、自分が考えているウェブトゥーンで勝つための方法になります。
ご参考になれば幸いです。


というわけで……本記事のもう一つの議題もお知らせさせてください。

ストレートエッジでは、ウェブトゥーン原作を書いてくださる小説家さん(ラノベ、ライト文芸問わず)、脚本家さん、ゲームシナリオライターさんを大募集中です!!

画像3

先ほどの傾向を研究し、日本版ウェブトゥーンのノウハウを駆使して、僕たちとヒット作を生み出しませんか? 現在60名のクリエイターの皆様と一緒に開発を進めていますが、今回は二次募集となります! 

すでに多数の開発実績がある大手の出資社と作画スタジオをツモっておりますので、作品内容が面白ければ必ず連載となります!!

今回の座組としては以下になります。
※守秘義務上、社名は伏せておりますが、この募集にエントリーしてくださった方には開示いたします。

■原作シナリオ(脚本):ストレートエッジ+作家様
■ネーム:ストレートエッジ+作家様もしくは制作スタジオ
■キャラデザ、作画、着彩:制作スタジオ
■翻訳:翻訳会社
■制作費用負担:大手のエンタメ系企業とストレートエッジ
■二次利用窓口:出資社とストレートエッジ
■国内配信:大手配信先(ピッコマさんやLINEマンガさん、めちゃコミさん、comicoさんなどに加えて新規ウェブトゥーンプラットフォーム)
■海外配信:全世界の大手プラットフォーム

<経済条件>
掲載時の原稿料+掲載時のレベニューシェア(課金分配金)+二次利用時のロイヤリティ
※エントリーいただき、採用させていただく過程でより詳細な数字をご相談差し上げます。
※企画が通らない場合の企画開発費の支払いもあります。

<スケジュールなど>
今すぐ稼働してすぐにでも連載、というよりは、じっくりと原作を練り込んだ上で(後述しますが、ウェブトゥーン勉強会を開催する予定です)、数ヶ月のスパンで書き溜めをしたいと考えております。具体的な進行については後ほど詰めさせてください。

<オンラインセミナー>
ウェブトゥーン市場は、ラノベやライト文芸市場とは異なります。
今までの自分の武器が、今まで通り通用するとは考えてはいけません。まず、市場のニーズや傾向を勉強して、その上で自分の才能を発揮することが必須となります。
そのため、ストレートエッジでは、ウェブトゥーンのオンラインレクチャー会を予定しています。
ゲストを招き、いますでに展開しているウェブトゥーンでの実際の経験談や、コツ、守るべきポイントや気づいたことなどなど……実践的情報や心得やコツをご説明します。原作陣がプロットを練っていくべき道標になればと考えています。どの売れ筋を目指すのかなどなどあらゆるトピックを検証/勉強する会にしたいと思います。
この会でしっかり市場把握した上で、あなたの才能を発揮してください!
逆にいうと、市場を勉強してないと、必ず負けます。
今までの自分が勝ってきた市場におけるテクニックや経験、スキルだけで太刀打ちできるとは思わないでください。

ウェブトゥーン企画にエントリーいただき、ご一緒することが決まった方々へZOOMのアクセスURLを送付させていただきます。

<目安とする作品>
あくまで参考ですが、ウェブトゥーンで作家様方にリクエストしたい作品の題材としましては、以下です。
(これでなければいけないというわけではなく、参考として書かせていただきます)
・異世界転生もの(いわゆる現地転生含む)
・悪役令嬢もの
・復讐劇
・特定の知識が得られて爽快感に浸れるもの
・見た瞬間に狙いがわかるシンプルな願望充足系
・男性の欲望を掻き立てるエロもの
・同じく女性の欲望を掻き立てる耽美もの

★女性向けティーンズレーベルなどでお書きになっている方はこのようなものも需要が高いです。

<エントリー方法>
下記必要事項にご記入の上、応募フォームまでエントリーよろしくお願いいたします。

①ペンネーム
②商業のキャリア(作品リスト等) ※今回は商業活動をされているプロの方限定の募集となります。
③もし本格稼働する場合、いつごろからプロット作成、原作執筆に入れそうか(ex.いますぐ、10月下旬から、11月から、来年からetc)
④(もし構想あれば)ウェブトゥーンで描きたい作品イメージ
⑤(もし構想あれば)ターゲット層(男性向けor女性向け等)
⑥連絡先(メールアドレスやSNSアカウントなど連絡がつくもの)


応募フォームURL:
https://forms.gle/o1RxkB71NQ33g7Aw5

<締め切り>
2021年10月8日(金) 23時59分まで

<合否のご連絡>
募集期間終了後、採用担当より1週間以内に書類選考を通過された方にのみメールを差し上げます。
(1週間以内にメールが届かなかった場合、誠に恐縮ではありますが不採用とさせて頂きます)


<採用されたあとのスケジュール>
まずオンラインセミナー(勉強会)を受けてもらいます。その後、経済条件(掲載時の原稿料+掲載時の課金分配金+二次利用時のロイヤリティの料率等)をご確認いただき、問題なければ、ストレートエッジの担当編集者と共にウェブトゥーン向け原作のプロット作りに入ります。プロットについては、弊社と本案件の出資社(クライアント)による企画会議があり、そこを通過しましたら実際に原作シナリオを執筆していくという流れになります。

<FAQ>
Q:前回のウェブトゥーン原作者応募にもエントリーしたものですが、再エントリー可能でしょうか?

A:可能です。前回と弊社の状況も変わっておりますので、以前の評価軸とは別で、あらためて選考させていただきます。

Q:ラノベ作家でなければエントリー不可でしょうか?
A:全く問題ありません。文芸作家さん、ライト文芸作家さん、漫画家さんなど大歓迎です。

Q:原作経験はないのですが大丈夫でしょうか?
A:問題ありません。

Q:具体的な印税などの料率を知りたい。
A:ウェブトゥーンとしての仕様を踏まえた上でご提案させていただきます。一般的な出版業界の漫画における『原作者』の料率を参考目安にしていただいて構いません。

皆様のご応募、お待ちしています!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?