機械系技術者として読んだ書籍

はじめまして、機械系の技術者をやっているすとれえとと申します。初noteです。お小遣いがほしくなったので、書籍紹介として自分の勉強の過程をさらしてみたいと思います。

巷では情報系や電子工作の教育ルートはかなり整備されてきていると思いますが、機械系技術者に向けた情報は少ないと思います。その理由として

①個人で練習することが難しい

機械系のエンジニアになるための練習をするにしても、個人で行うのは難しいところがあります。部品を探すにしても個人向けにも調達してくれるのはモノタロウぐらいしかありません。設計をするにしてもスペックの高いPCが必要である上に3DCADソフトのライセンス費用は個人の趣味でやるにはまだまだ高すぎます。図面を書いても部品を製作するにはお金がかかりますし、部品だけではあまりにも面白くありません。オープンソースが発達しているCAEの分野も個人のPCでやるにはスペックの高いPCが要求されます。

②分野があまりにも細分化・深い

機械系技術者が扱う内容は、結局ものづくりに関すること”すべて”です。4力学、制御、設計というのを大学では中心に学ぶのですが、その適用先は船舶、飛行機、自動車から社内の設備、家具、電化製品、デバイスの設計などなどそれぞれにそれぞれしかない知見が凝縮されています。もちろん企業ではこれらの知見というのは門外不出なので、巷に情報として出回ることはありません。勉強するにしてもできないのです。

③儲かる分野じゃない

一方で機械工学という学問は、すでになにか新しい産業がここから産まれる可能性があるというような先端領域ではありません。航空機や戦艦をつくっていたような時代よりも前の時代から存在しています。なにかの第一人者になることはできても、先述の理由から企業内の技術者でとどまっている間は企業の給与体系に縛られ、社会のトップお金持ちになることはできないでしょう。(お金持ちになるためには機械工学だけじゃなくて、別のものがひつようになるはずです)

それでも機械工学が社会からなくなることはないでしょう。それは機械工学はものづくりのあらゆる分野に適用できる知見だからです。よく耳にするくいっぱぐれがない…というのは本当なのか分かりませんが、なくなるものではないはずです。

長くなってしまったので今回はここまで。


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