新型コロナ感染記 後編(トレンディドラマ感想文)
特に読み応えのない前編は こちら
7月25日(発症6日目)
昨日は分かっていたグリコの匂いすらわからなくなった。一方、そのほかの症状は改善され、ただの味障になってしまった。今なら餃子にお酢をかけても気づかないだろう。
さて、症状が良くなると暇なものである。とりあえず「SPY×FAMILY」は全話見てしまった。次に何を見るか思案していると、諸事情によりhuluに入る必要ができたので入ったわけだが、なんかTRFのライブがあった。わざわざ某ライブに来てくれたDJ KOOの義理もあるので?見てみたが、DJ KOOの本業ってDJなんだ。なぜかペンライトを持っていたこともあり良い運動になったし、半分くらい知ってる曲だったので伊達に聴いてないものである。
次は昭和・平成の名曲を乃木坂メンバーがカバーする超人気番組であるところの「乃木坂スター誕生」を何本か見た。で、そうすると曲が主題歌のドラマを見たくなるのである。
音楽の趣味は80~90年代だが、終活や勉強を理由にドラマを見る時間は作れていなかった。こんなに時間があることもしばらくないだろうし、ここで見ることが脳内閣議決定された。ただ、90年代ドラマと言えばフジテレビ、フジテレビの配信サービスと言えばFODである。よって、huluに入ったその日にFODに入るという暴挙に出た。
問題は、何を見るかである。
Spotifyで90年代って打って初めに出た曲にすることにした結果、「東京ラブストーリー」に。いやそれならわざわざガチャしなくてもいいじゃん。
こうして夏季集中講座「速習トレンディドラマ」(F OD 単位100)が始まった。
7月26日(発症7日目)
東ラブ、入門にしては重いがこれがトレンディドラマである。
そして何よりも私は今味が分からない。つまり、どれだけ重くても重いと思わないのである!
これから見ようと思っている読者もいるかもしれないので(いないだろ)内容にはあまり触れないが、「ずっち~な!」は一回しか言わないし、バックの楽曲はあまりも1991年だし、待ち合わせにはみんな平気で1,2時間待ってる。あと松山はあんなに雪降らないだろ。
7月27日(発症8日目)
次に見たのは「素顔のままで」。「中森明菜が女優をやってる頃」という存在しなさそうで存在する時代である。性格が正反対の女友達の物語といったところであるが、これは名作。
演技がくさいのは90年代だから目を瞑るとして、主題歌の「君がいるだけで」とドラマがマッチしてるし、劇中で扱われる要素が多い(友情、恋愛、離別…)割にはストーリーがぶれていなかった。
あと東幹久が穴馬おじさんになる前の姿も見れてよかった。
7月28日(発症9日目)
療養について何か書けよ()
ということで、ご飯はお弁当を下の階に取りに行く形式。この時だけ部屋から出られるが、18階建ての17階にいるとエレベーターが全然来ない&降りるときも最後の方&電子レンジでめっちゃ並ぶということでだんだん億劫になってしまった。弁当自体は肉と魚が中心でほとんど米だった。ふりかけを持って行ったのはかなり正解だと思う。味分からんけど。
さて、肝心の(?)ドラマの方であるが、次に見たのは「愛という名のもとに」。浜田省吾の「悲しみは雪のように」が主題歌だったというだけの理由で見た。Wikipediaで読んだ通り、劇中にめっちゃ浜省の曲が使われている。ストーリーは、大学のボート部の同級生7人が社会に出て変わっていったり変わっていかなかったりする物語。幸せになれたりなれなかったり、夢を叶えられたり叶えられなかったりするわけだが、そうした視点からも30年経っても見劣りしない面白さがあった。
そして、速習の講座なので続けて「101回目のプロポーズ」を視聴。
TKDTSYずっと泣いとるやんけ。あと例のシーンがあまりにも突然出てきて覚悟できてなくて巻き戻して見直した。
例のシーンで前編と後編が分かれているのでとりあえずそこまでで終了。
7月29日(発症10日目)
午前9時半。出所の連絡が。そういえば死刑のときって当日朝に突然言われるらしいね。
ということでめでたく出所。これから8月の実習に向けたPCRを受けに行きます。
10日間の総括
江口洋介はどこにでもいる
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