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【永久保存版】過去から学ぶ米国株~1970年代から現在までの強気相場~


投資初心者の頃は、
「この株を持っていても大丈夫かな~」、
「暴落したらどうしよう」、
「この株は絶対上がる」、
「あの人が買ってたから自分も大丈夫」など

そんな気持ちになっていたことはないでしょうか??
しかし、過去から学べば傾向を知ることができ、心理的不安は軽減されることでしょう。

※過去が○○だから今後も○○は確実とは断言できません。

未来を読めるのは、
キング・クリムゾンくらいでしょう
→ちなみにキング・クリムゾンはジョジョの奇妙な冒険に出てくるキャラクターです。

はい、話が少し脱線してしまいました……

本題に戻りましょう!!


ここでは、傾向を掴み。
確度を高めるための学びだと思ってください。


良かったみなさんも参考にしてみてください!
では、続きを!


株式市場の変遷

過去半世紀にわたる株式市場の旅を振り返ると、経済の変動とともに起きた多くの強気相場が見えてきます。

Nifty Fiftyの存在感から、テクノロジー株の躍進、そしてパンデミックによる不確実性の中での市場の変化まで、これらの期間は投資家にとって重要な教訓を提供。


強気相場から学ぶ



以下の期間の強気相場をチャートとともに学んでいきます。
チャート参照元はYahoo!financeです
とても見やすくお勧めのサイトですので良かった使ってみてください。


他にも、、、



強気相場

ここから深堀して興味のあるところを調べることも学びにつながりますので是非、実践してみて下さい。

最後に強気相場の一覧の画像も添付してあります。
リターンと期間、最大ドローダウンを記載



1970年〜1973年

ニフティ・フィフティ相場

ニフティ・フィフティ相場

「ニフティ・フィフティ(Nifty Fifty)」は、1960年代後半から1970年代にかけて、特に人気があったアメリカの大型株式の非公式なグループを指します。この用語は、主にニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されていた50の大手企業の株式を指し、当時の投資家やアナリストによって特に注目されていました。

ニフティ・フィフティの特徴

  1. 成長株
    ニフティ・フィフティの株式は、安定した高成長と利益を生み出す企業に属す。

  2. 市場リーダー
    これらの企業はそれぞれの業界でのリーダーであり、しばしば独占的または寡占的な地位を持っていた。

  3. 高い株価
    当時、これらの株式は非常に高いP/E(株価収益率)で取引。
    これは、長期的な成長ポテンシャルへの信頼の表れ。

  4. 投資戦略
    多くの投資家は「何があっても持ち続ける」("buy and hold")戦略を採用。

有名な企業

  • IBM

  • Xerox

  • Polaroid

  • Coca-Cola

  • Procter & Gamble

  • 3M

歴史的背景と影響

  • 人気のピーク
    1970年代初頭、これらの株式は投資家から極めて高い評価。

  • 市場の調整
    1970年代中盤、多くのニフティ・フィフティ株は市場の調整を経験し、その価値は大きく下落。

  • 長期的な教訓
    ニフティ・フィフティは、株式市場における過剰評価とバブル、そしてそれに続く市場の修正のリスクを示す古典的な例として引用される。


相場の終わり

1973年初めにリチャード・ニクソン大統領が
物価、賃金、家賃の統制を緩和すると、インフレが高騰した
Nifty Fiftyでさえ、株式市場の暴落を抑えることができなかった。

ニフティ・フィフティの相場は、多様化とリスク管理の重要性、また市場の動向に過度に依存しない投資戦略の必要性を教えています。




1974年〜1980年

オイルショック、スタグフレーション

1974年から1980年の間に、世界経済は二つの主要な問題に直面。
それは、オイルショックとスタグフレーション。

オイルショックは、1973年と1979年の二度にわたって発生。

  1. 1973年のオイルショック
    この時のオイルショックは、主にアラブ石油輸出国機構(OPEC)による石油の生産削減と輸出禁止措置によって引き起こされる。
    これは、イスラエルを支持する西側諸国に対する政治的な反応であり、結果として石油価格は急上昇し、世界経済に大きな打撃を与えた。

  2. 1979年のオイルショック
    このショックは、イラン革命による生産の混乱と不安定さが主な原因。再び石油価格が急騰し、経済に深刻な影響を及ぼす。

スタグフレーションは、
低成長(Stagnation、停滞)と高インフレーション(Inflation、物価上昇)が同時に発生する経済状態を指す。

1970年代には以下の要因によりスタグフレーションが発生

  • 高インフレ
    オイルショックによるエネルギー価格の上昇は、広範なインフレを引き起こし、物価が急上昇し、生活費が増加。

  • 低成長
    同時に、高い石油価格と物価上昇は消費と投資を抑制し、経済成長を妨げ。

  • 失業率の上昇
    スタグフレーション期には、多くの国で失業率も上昇。

経済への影響

  • 政策立案の困難
    伝統的な経済政策では、スタグフレーションに対処することが困難でした。金融政策や財政政策を緩和するとインフレが悪化し、厳格化すると経済成長がさらに抑制されるというジレンマ。

  • 世界経済の不安定化
    これらの問題は世界中の経済に影響を及ぼし、1970年代の経済の不安定。

この時期は、現代経済政策と金融理論において重要な教訓。
特に、インフレと失業の関係を理解する上での重要なケーススタディである。

オイルショック、スタグフレーション

石油危機とスタグフレーションを乗り越えながら、S&P500指数がゆっくりと、着実に上昇した。




1982年〜1987年

レーガノミクス

1982年から1987年の期間は、アメリカ合衆国でロナルド・レーガン大統領の経済政策、通称「レーガノミクス」が実施された時期。

1982年8月に始まった強気相場は、レーガノミクスの時代と呼ぶ米国経済の繁栄期を象徴している ボルカーがインフレを抑制すると、積極的な金利引下げとレーガン大統領の減税が株式市場の大暴騰を引き起こした。

レガーノミクス

レーガノミクスは、
1981年から1989年のレーガン大統領の任期中に特徴づけられた経済政策の一連の施策を指し、以下の主要な要素で構成。

レーガノミクスの主要な要素

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