見出し画像

娘に子供ができたら、

フィンランドに行くときにGR3を買ったのだけれども、娘に子供(世間では孫って言うようですねぇ、げふん、げふん)ができると聞いて、一眼カメラが必要だ、絶対にだ!!!と拳を握った。

家内の前で、GR3では(画角が広くて)赤ん坊が大きく撮れない(まっかっかな嘘です、ごめんなさい、特にリコーの中の人)、とか、つ~かオマイはスバラシイ赤ん坊の写真を見逃すことになるわけだが、それでもいいのか?とバッサバッサ錦の旗を振った。
あ~うざい、コイツは言い出したら聞かない、もう好きにすればって言わせて粘り勝ち、その週末にはソニーのAPSC一眼カメラを買った。
やったぜ、オレ。(あ、もちろんGR3も使ってます、大好きなカメラです~)

ちなみに、なんでソニーなのかっていうと、オンラインでいつも遊んでもらってるゲームのフレンドが、ソニーにしとけって言ったから。
(めずらしく素直に従った。hiroroくん、見てる~?)

で、本題

旗を振ったのは、予定日の半年ほど前。
カメラと一緒に買った広角-標準ズームレンズで、うちの猫たちやらなんやらを練習のつもりで撮ってたら、大きく撮れる距離がなんとなくわかってきて、保育器の中にいる赤ん坊を撮るためには望遠レンズがいるのではないかって思った。

そしたら、そのタイミングで給付金。評判の良かった望遠ズームレンズとなぜかお値段もほぼ同じ。しょうがないので即購入。えへへ。

練習した、道具もそろった、さあ!、さあ!!、いよいよ盛り上がってまいりました~!!!って頃、定期健診の帰りに寄った娘が、ちょっと言い辛そうに、病院で告知が出てたよって言った。
へぇ~、病院もいろいろ大変なんだな、で、なんて告知?って聞いたら、

「(コロナ対策で)近親者であっても病院は立ち入り禁止」だって。

え、何それ、人のいい、やさしいおじいちゃん(当社比)をいじめるのか、えぇぇ、旦那も入れないだとぅ?、許せん、コ、ロ、ナ、マ、ジ、で、オレを、怒らせるな、よっと。
例えがあってるかどうか怪しいけど、9回裏ツーアウト満塁で逆転サヨナラのチャンスに空振り三振みたいなもんではないか!!!(自分で書いといてあれだけど、久しぶりに読んだ気がする)

そして、ついに生まれたと聞いたときは、すがるような思いで病院に電話してもらったけど、やっぱりダメなものはダメだった。ぐぬぬぬぅ。

望遠ズーム、(力が入りすぎて)汗だらけの拳、数々の賞を受賞するであろう保育器の赤ん坊の傑作写真(無いので何とでも言える)、家内の突き刺すような、しらけたような視線、どうすんの、これ。(特に最後のやつ)

(底が1cmもないほど浅い)知恵を振り絞った結果、もしかしたら誰かに聞こえてしまうかも知れないくらいの声大きめで、「オレは昔っから鳥の写真を撮りたかったのだ、うん」って、独り言を言うことにした。(標的が急にトイレに行ったので2回も言った。人が独り言してるのに失礼な奴だ。)

そしてさっそく、ぐぐって行ったのは谷津干潟
チャリで行けたし、何度も通ううちにカワセミさんも撮れたし、標的どころか、自分自身も誤魔化せたし、鳥の撮影をしてよかったというか、助かったと思った。(何からだろう?)

谷津干潟にて
(ピントがアレですが、満足してます~)

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?