舞台 松本プロデュース ザ・コメディショー (3/12)
スターダストプラネット(スターダストプロモーション)にかつて在籍していた3Bjuniorのメンバーの活動を自分用に記録する当ブログも、最近はすっかり記事も減る中で、ついに路線変更か?というべき記事を、彼女達の活動をさしおいて書くのは、これも、
役者の道を進んだメンバーに、
教えたいくらい素晴らしい作品だったから!
といいわけにして、3月11日から13日まで、ここ、
ステージカフェ下北沢亭で上演の表題作の所感を以下に。
本作は、劇団6番シードの代表松本陽一さんが、脚本演出、さらにはプロデュースまで手掛けたコント演劇9作からなるもので、松本さんには3Bjr的には、葉月智子・ちょもが過去数作お世話になっているが、小生は、その妻である俳優で、こちらもやはりプロデュース等も行う宇田川美樹さんに、ちょもとの共演作「サンサーラ葬送入門」で、
殺し屋なのに自然に笑わせられた!
という衝撃をいただいて以来、ご恩返しと勝手に銘打ち、ちょこちょこと夫妻の手掛ける作品を観にいっているのね。
その彼らが、先述のコント演劇を新たに上梓とのことで、リアル生活もちょっとひと段落した土曜マチネに行ったんだが、いやあ、
ちょも
みぃちゃん(平瀬美里)
今の時点での3Bjr出身俳優のツートップには、
今作の女性キャストである、
高橋明日香(あすぴー)さんや、
栞菜さん(元℃-ute)、
このレベルには達してほしい!
と思うほど、この二人の熱演が素晴らしかったし、図師光博さんと浮谷泰史さんという二人の男性キャストに、小生が思う「舞台俳優によるコントの意義」みたいなものへの、答えのひとつを教示してもらえたことにも感慨を覚えたのね。そう、この9作は以上の4人だけによるもので、完全一人芝居とペア作、そして4人全員での活劇で、時に笑い一辺倒、時にホロリ、はたまたゾッとしてしまうブラックユーモアを体現して、観劇した我々の多くが、もう一度観たかったと思っただろう2時間弱を提供してくれました。
・幕開き FOUR KILLERS(4人)
暗転後、黒スーツの4人が銃を向けあうが、ひとりだけケチャップを手にする男。それぞれが人間の体内で出来る物質であると名乗り各々反目しあうが、クライアントである宿り主(人間らしい)からの任務を全うすれば、皆が増殖して健康になるという。それは、笑いだと・・・。
この辺なんか、小生トーシロは、役者さんのビシッと決めた動きがコメディアンのコントとの違い、役者さんのコントの意義なんだろうかな、なんて納得してしまったんだがね。浮谷さんが持つケチャップの意味を最初考えちゃった自分がもったいなかった。
・出禁ちゃん(図師・栞菜)
とあるアイドルのサイン会に、ガチ恋を隠せんほどに入れ込む男性ヲタクと、一見真面目な感じに見える女性ヲタクが、6番と9番の整理番号で揉めるところを皮切りに、何日か前のSNSでの発信を覚えるのみならず、そこからアイドルの今の思い悩みを推察したりのマウント取り合いを始め、自分の戸籍謄本にサインを書かせて兄から始めようとする男性に対して、マッチングアプリでアイドルの母と自分の父を結婚させて、ガチの姉になろうとする女性は、いっそ自分達が結婚すれば利害が一致することに気づき喜ぶが、運営からは二人とも出禁を宣告された。
もう、テーマからしてアイドルを追う自分にはササッてしまい、あるあるからのエスカレートには笑うばかりで、最後の出禁宣告には、そりゃ当たり前よ、って納得の拍手したもの。元アイドルとしての栞菜さんが、ヲタの姿を踏まえているからこその、ドヤ顔のマウント取りぶりがハマるし、図師さんはオーバーアクションがイキリヲタクそのままにハマるしで、見事つかまれましたな。アイドルが、しおりん、しおりーぬ、みんなの妹、ってのが
松本さん、実はモノノフじゃね!?
というのにも好感持てましたな。
・絶望のカレー(浮谷・高橋)
沈痛な表情を浮かべる夫を、冷たく無表情に見つめる妻。その二人を挟むテーブルの上には一皿のカレーライス。早く食べて寝てと促す妻だが、夫がスプーンを当ててもカチカチに凍るカレー。レンジは壊れ解答の術がないなか、ドライヤーを当てるもアンペアキャパ超えでそれもできない。この超冷凍カレーは、夫のたった一度のキャバクラ通い。しかも夫にとって最悪なのは、妻が妊娠4ヶ月だと分かった折の不貞で、寝言で口にした悦楽の様を録音までされていた。それを知った夫は、意地でもカレー食べ許しを請おうと、パフパフで元気になった某アニメの亀仙人ばりの気功技で解かそうとする。すると、なんと、カレーがほのかに柔らかくなりだして、夫が口に運ぶと、妻は信じられないとの面持ちながら、今回の夫の不貞を許すことに。神妙に夫は、うちのカレーはスパイスが効きすぎているとつぶやいた。
「出禁ちゃん」のばか騒ぎから一転の緩急が、それなりに夫の悲劇を予想できる時間を貰えるのが良いなあって思えたのと、この、高橋さんの絶叫芝居までの、冷たい無機質な表情が怖いくらいで良いの。たから、ここも浮谷さんの寝言のシーンは小生客席からバツ印を送ったわwww。彼の項垂れ方がなんとも情けなさを感じさせられました。
・創作落語風演劇 楽屋騒動(図師 浮谷と栞菜が一部助演)
出番直前、師匠から「俺の話は使うな、サゲ(オチ)にも使うな」とお達しを受けた落語家。この演目は、先日楽屋で実際にあった後輩芸人の失恋からの自殺騒動で、師匠登場が一番の見せ場だけにオチが決まらず焦る落語家は、一つ前の若手漫才師を引っ張らせるだけ伸ばして懸命に脚色し直すが、今の自身の状況も、師匠の差し入れの配達員と、代金のやり取りで支払わされるハメになったりとバタついている。その現実を取り入れたらそれなりに面白くなると気づいた彼だが、肝心のオチだけ決まらない。現実では若手漫才師も死ぬほどつまらないネタで時間を持て余しているとマネージャーから聞くと、オチは無しで恋愛破れて死ぬのは芸がウケず死ぬよりマシだと立ち直る人情噺にしようと閃き有頂天の落語家だったが、ついに若手漫才師も舞台を去り、客も一人残らず帰ってしまった状況を聞かされると、これをそのまま演じればよかったと悔やんだ彼だった。
これはあらすじが上手く書けないので、サゲ(オチ)が伝わらないかと思うが、今回小生も台本買いそびれてしまい確認できないT_Tけど、楽屋でひとり稽古しないで高座にぶっつけ本番上がってりゃよかったってことかな。
図師さんが短い稽古期間で、噺家の立ち振舞などを表現し切るのは大変だろうところ、もっと時間があればさらに噺家の動きを身に着けて表現するんだろうなって思えたね。そもそもここまでの4作で、すでに4人とも膨大な量のセリフを発していて、かつ、残り作品でも大変な喋りの量なのが想像できるしね。
・復讐の予習(高橋)
通販で届いたばかりのダークスーツと黒手袋を纏った一人の女。テーブル上にワイン、料理を並べて彼を待つというのだが、一方では錠剤のビン、怪しげな液体の小瓶とスポイトなどが並んでいる。彼女は今日、ある男を晩餐に招いているという。その晩餐は、彼を死に誘う最後の晩餐。どうやら彼の言動から結婚詐欺を確信した彼女の復讐の舞台のようで、所望された500万円を見せ金として、彼の殺害のためお膳立てした道具の数々の予習を開始するが、ことごとく想定した流れにはならずに疑心暗鬼に陥ってゆく。迫りくる時間に決行すべきか否か決めあぐねた時に彼からのLINE。そこには疑念を持たれても仕方ない自分の不徳を詫び、それでも受け入れてくれるならば2分後扉を開いて、という内容で、彼女はただちに殺人のツールを処分。見せ金ではなく、貯金の500万円渡すの!と喜び勇んで玄関に向かうのであった。
「絶望のカレー」とは一転の、あの無表情のあすぴーさんから、独りよがりの妄想と現実、果てはあっけなく自らの決意を捨て去り、うっとりした表情で彼を迎えいれるあすぴーさんの七変化が素敵すぎ。小生は、このオチに、まんまと詐欺師のやり口に完全に捕らえられた女への哀悼を思わずにいられなくなったんたが、みんなハッピーエンドと解釈するのかしら?それくらい恍惚のあすぴーさんを愛おしく思わずにいられなかったね。彼女、ホントにチャーミングなのよね。
・花魁喜譚(栞菜)
隣家のボヤに対して、もっと燃えてしまえばよいのにと嘆くほど荒んだ女郎。花魁となる野望もついえたのか稼ぎは減る一方で、ある時夜鷹のなりで客を取るのだが、わずか16文で自らを投げ売る忍びなさから、直前で買主を押し倒し怪我をさせ逃げ出す。ようやく追手を振り切ると、一人の少年が自分を買うという。女郎が真意を図ると、女を買い母が売られた女郎屋を探し当てて、自分が母を身請けするのだと言う。その所持金はまたも16文。最初は、悦楽の入口だけ「開帳」してやるつもりだった女郎が、ふと少年に「待ってな」と命じ、女郎屋に火を放つ。またたくまに燃え上がる炎に鐘を鳴らしながら、女郎達を解き放て!と叫ぶ裏には、母を見失うな!との少年へのメッセージを隠していた。
時が経ち、今日も忙しない旦那衆に毒づきながらも、夜鷹の真似事はごめんだね、と、したたかに生きる女郎の姿があった。
この作品が、小生が一番感銘を受けたもので、まず、栞菜さんの艶っぽさにやられて、そして、一見八百屋お七のような我が身犠牲とした人情話かと思わせられての、いやいやしたたかに花魁目指して生き続けるという、心地よい裏切られにまたやられて、これはいろんな場面で再演がなんども出来るような素敵な短編だと思えました。いやあ栞菜さん、ついこの前に、我が有沢澪風と一緒だった「アサルトリリィ」での存在感を残した風格どおりの素晴らしい演技、いや艶技でしたわ。澪風ちゃんよ、今度のアサルトリリィのイベントでは、そろそろ栞菜さんから、艶っぽい面を盗んでみてよwww。
・エロ本の行方(4人)
とある中学の放課後の屋上、クラスでは冴えない男子が、学校イチの悪の舎弟的存在男子に、この駅前の書店の紙袋の中身は、万引きしたエロ雑誌だと、意を決して話している。これたけの度胸があるからボスに引き合わせることを求めると、中身見たさから頼みを聞き入れたのだが、その中身は、バスケ部の人気男子へ宛てたと思われる一冊のノートだった。
万引きした自分にも事の次第がわからないでいると、クラスの女子が二人やってきて隠れると、その一人が、なんと同じような書店の紙袋を手に、先輩に渡したいと相談している。その時男子は思い出したのである。今日の授業でお互いその紙袋を同じタイミングで落とし、同じタイミングで拾いあげたことを。バレたら停学はおろか、あだ名がエロ雑誌の名称を一生レッテル貼られる男子は、あれやこれや策を巡らせ中身を見られぬまま元通りにしようと試みるが、ついに意を決して彼女らの前に姿を表し、授業中すり替わったことを教え、その中身は、自分の人生が終わることが明らかなものだとして強引に代えようとして揉み合うと、またまた同じタイミングで落下。果たしてお互いが、これと決めて拾い上げたものは、ああ、女子の手許にはあのエロ雑誌、男子にはあの恥ずかしい日記。そこに呼び出されたバスケ部の先輩がやってくると、双方本来の持ち物を交換して、それぞれ舎弟にすること・付き合うことを願うと、エロ雑誌もほしいし友達からなら良いとなり、お互い願いの一歩が進む。喜ぶ男子にヒュウガの、生活指導の先生が来る!と逃げ出す声。こうして男子は指導室へ連れられてしまった。
数日後、窓から外を眺めた女子達は、停学明けで坊主頭で反省の男子の登校姿を目撃し、友人は予想どおり新たな渾名、そう、エロ雑誌の名を口にするが、あの女子は、おかえり!勇者!と呼び掛けた。
こちらが一番の抱腹絶倒をもたらしたのは間違いない作品で、万引きはともかく、思春期の頃の、いわゆるエロ本の洗礼が身に覚えがある我々男性陣には、コントながらヒヤヒヤしながら笑っていたよね。あの、ブックスいずみ、という書店名の、ピンクの水玉柄の紙袋自体が、いかにもなのもだし、図師さんか袋から出したのがノートだった次に、高橋さんがその袋を持ち出てきた段階で、小生は客席で手をバツにして悶絶していたわwww。脇の栞菜さんと浮谷さんが無意識に自体を悪くしてゆく役で、なんか腹立たしくさえ思えたもの。そして一筋の希望ともいうべきオチの、あすぴーさんの優しい表情。すべて素敵に素晴らしいものでした。
・スタンダップコメディって(浮谷)
足元に山高帽を置き、今日も生活のための小銭稼ぎでスタンダップコメディの芸を売る男性コメディアン。立て続けに受けない小話から、ひとりの女性の聴衆に狙い定めて、世界が終わる直前の小話を披露するか、彼女は一人息子が入院中らしくバツの悪いコメディアン。しかし彼女から、涙のおひねりが投げられると、自らも離婚して別れた妻に引き取られた息子との哀しい小話を自虐的に続けてしまう。泣かせたのにお金をもらい始末が悪いが、女性は病室に来て我が子に芸を直接見せるように願いでれば、コメディアンは子供受けは悪いので、と恐縮しつつ、同じく世界が終わる直前の小話として、「それぞれが人間の体内で生成される物質の名前を持つ4人の殺し屋」の話をし始める。
この、浮谷さんの喜怒哀楽が詰まった一人芝居も味があり、しかも最初のFOUR KILLERSにつながるというオチにも唸るものがあるのね。なんか浮谷さん自身が別れた息子がいるんじゃね?って気にさせられたのよね。これが、最初に書いた、役者さんがコントを演じる意義のひとつなんだな、ってトーシロの戯言になるのね。脚本と演出の意図を忠実に表現すべく、コメディアンが自分の我を全面的に出すのと正反対に、自分の個性を殺しながら、作品のキャラクターを全面的に押し出す、役者だからこその力、みたいなね。
・白身魚のアクアパッツァ 諭吉風小銭を添えて(4人)
クリスマスで忙しいイタリアンレストランの厨房では、前日に、みんなの妹なるアイドルの生配信で夜更し千鳥足の男性シェフをやり過ごしながら、女性シェフがオーダーをさばく。そこにデザート担当の男性パティシエがクリスマスたからか、女性シェフに、結婚して下井草あたりで店をやらないか?と告白。しかしにべもなく、付きあってすらないし、と秒殺したところに、ホールの女性スタッフが、あるマダム客にだしたアクアパッツァにクレームが、と品を下げてくる。
それはなんと、白身魚ならぬ「白いさいふ」のアクアパッツァで、財布の持ち主は女性シェフでその名字が鈴木。スズキ違いとシャレにならないが、一番疑わしい男性シェフを皮切りに犯人探しが始まると、鈴木が次の休憩に備え財布を持ってきたところで厨房を離れると、ホールの女性、そして男性パティシエの3人がそれぞれ財布の中身を見てしまい、その内容から、安売り店のものばかり購入するケチな生活の他方で、パパ活に励み金を貯めていると妄想したところで、寝ぼけ半分の男性シェフが財布を誤ってフライパンに投入したようだ。しかし男性パティシエは、中身のうちの四葉のクローバーの押し花の「アモーレ鈴木」というアントニオという人物からのイタリア語の愛のメッセージから、自分に結婚の芽は無いと絶望。そんな3人に、財布の中を確認して例のクローバーが無いことを知り、それは自分でイタリアン料理店を開きたい夢で訪れたイタリアで、その力が無いと悟り失望の中で、アントニオという老シェフの孫娘から、英語で、少しだけ頑張ればいいよ、すなわち、a more とのメッセージを貰って、もう一度頑張ろうと思えたものだったという。a more をアモーレと読み違ったのかと納得の3人に、中身をみんな見たのかと怒る鈴木だが、もう一人起こっているであろう、クレーム主のマダム客にもう一度アクアパッツアを作らないとならないのだが、男性シェフは、材料が山を越えた、すなわち品切れだと告げると、出した4人の結論は、じゃあ今度は誰の財布を使おうか?だった。
あすぴーさん演じるホールの女性や押谷さんのパティシエらの勘違いが織りなすドタバタの楽しい要素や、栞菜さん演じる鈴木のホロリとする独白、そして図師さん演じる男性シェフの大げさなリアクション芸など、コント演劇すべてを取り込んだ最終演目にふさわしいデパートみたいな作品。オチも、それこそ落語を彷彿とさせるもので、まさに「お後がよろしいようで」と締めるにも相応しいもの。終演後のカテコ、ダブルカテコでは、大変だったという4人とは裏腹に、それほど汗も見せない表情で、とくに栞菜さんは涼しげに見えたのが格好良かった。でも、なんかこの後のソワレでは、宇田川さんのツイートによれば、初めて栞菜さんのセリフ飛ばしを見たとのことで、やはりそれほどにこの分量は壮絶だよね。この日も、エロ本の行方だったかな、やはり図師さんが飛ばしたところを、浮谷さんが頭叩いて突っ込んだ、的に躱したときもあったけど、でも、セリフ飛ばしがあっても、なんだろう、俳優さんは俳優さんらしく乗り切ろうという感じに見えたのが、なんか面白かった。コメディアンならアドリブとかなんかで対応するのだろうかな、なんて思うので、こういうのも役者さんのコントならではなのかもしれないね。
そして高橋さんは、追加チェキでエロ本の行方のときのセーラー服衣装のものを増やしたというけど、これも役者さんだからなのか、あすぴーさんや栞菜さんだからなのか、本当に女子高生に見えるのがまた何とも言えないのね。この日だけで、10代から30代の女性をすべて相応に見せるあすぴーさんだし、栞菜さんは妖艶な花魁までと、ますます、
我が3Bjunior出身役者たちよ!
10年後の君たちも、あの頃の姿から一児の母まで、
その姿がしっくりくるようになってほしい!
今日の二人のように!
そして、前もみぃちゃんの記事の時に書いたけど、みんなも、もっと、こうした演劇を進んで観劇して、自身の使える手段を駆使して我々に発信してほしいな。あなたの目指す姿の一旦をもっと知りたいよね。そして小生もまた、単にご恩返しだなんて独りよがりしている場合じゃなくて、もっと演劇を観て、知っていかないといけないのかもね。トーシロに、毛くらい生やせる程度には、果たしてなれるのやら?