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ホストと、チャラ男が嫌いで問答無用でぶった切りしていたハタチの私

  ホストとチャラ男が好きな皆様には、申し訳ありませぬ。


   私はホストが嫌いな時期がありまして、チャラ男も。いまも別に好きじゃないけど、前よりマシになりましたね。


   ハタチの私は、とにかくホストとチャラ男に喧嘩を売っていたんですね。身の程知らずというか、怖いもの知らず。よくぶたれなかったなぁと。振り返ると。


  会話が、ホストくんもチャラ男くんもドMで、当時の私は
『細身、華奢、勝気、ドS』でした。

   ええ。いまは、面影ないですね。細くない、華奢ではない、ドMのアラフォー。なんでこうなった?!


   とにかく、私は

  新宿歌舞伎町と渋谷のクラブで遊んでいました。ええ、読んでいる君はビックリすると思います。


 ナンパしてきた男のひとの奢りで遊ぶというゲームをしていまして、ええ、めちゃくちゃ怖いですね。田舎から出てきた陰キャがする事ではございません。ずっとずっと厳しい家庭で育ち、毒親で、我慢が解き放たれてしまい。


  タガが外れたんです。朝から晩まで働くブラック歯科の、自費診療系歯科医院で働いて残業するので無駄にお金がありまして


 彼氏もつくらず、とりあえず
  『恋愛も乙女ゲームみたいなもんだろう』と

   リアルな人間に向かって乙女ゲームのような感覚でいたのです。


しかも友達が強者で、ご飯だけ奢らせてトンズラとか、ほんとうに危ないことしてました。よく身体が無事でした。まるでいたずらっ子の小学生のようなことを、していた。刺されかねない。もうしません。申し訳ありませぬ。



  そこで新宿歌舞伎町で
  とにかく、ホストのキャッチが凄いので

  3歩歩けばホストに当たるんですよ



   断っても断ってもキャッチされるので

   『邪魔だ!どけ!私の行く道を阻むんじゃねぇ!!』と一喝してしまい

  ホストに
『こっぇ。危ない女じゃね』と言われました。

  そしたらなぜかさらに背後から

『⚫⚫のお店のオーナーなんだけど。こうみえて、ずっとお店ではナンバーワンしていたわけ。君、いいねぇ俺の彼女になんない?』


  『あなたはおいくつですか?』

『俺?俺は42歳かな〜君は若いよね』


    『21』


  『俺、お金めちゃくちゃ持ってるし、かっこいいし、彼氏にするにはいいと思うよ』



  確かにきれいな男性だった。
  だけど、私はもう、ため息をついたあと、息を整えて言う。



  『私のお父さん、43歳なの。お父さん位の人と付き合えないごめんね?』


   といってビックリしているホストクラブのオーナーを置いてきぼりにした。



   よく、生きていたなと思う。


   今の私ではできない。


  若いって怖い。わたしよ
  生きてて良かったね。

   殴られなくて、良かったね
みんなは真似しないでね。


 


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