自分を嫌いだと、自分を好きになった人を大切に出来ない話
人の好意を利用、しちゃうときあるとおもう。人間だから。でもね、そこをグッと理性で堪えられるようになると、魂のレベルがあがる。自分を嫌いだと嫌いな自分を好きになったり大切にしてくれる人を大切に出来ない。私もそんなときがあった。
ヴィランズのように悪役に染まる人が必ず出てくるのは、そのひとは人から認められなかったり、なにか理不尽なことをされ続けていくうちに、ふざけんな!俺を私の良さをわかんない奴らがゴミだ!悪いのは向こうだ!ってなる。
私もね、一歩間違えたらヴィランズのようになると思う。短気なところもあるし、自分の思うようにいかないとブチ切れたりもする。それらを抑えたり、冷静になるようになったのは
『1人の親友を失った』からで。
その子は『おばあちゃんになっても縁側でお茶飲みたいね』って、虐められた小6のときにただ1人味方になってくれた私の親友で。
その子のことの友情を書いたものが、エッセイコンテストで最優秀賞になり、全国出版をしたけど
東北大震災のあと、福島県に地元に残っていた彼女はいろんなストレスからうつ病になり
『ことねには逢いたくない。ことねは、仕事もあるし、好きなことしていて羨ましい。私は……』
仕事を失う。風評被害、放射能、母親をガンで亡くす、不幸が続いて
『ことねは、私がことねを好きだった気持ち知ってて言うの?』
私は……親友の状況を考えて話していただろうか?思いやっていただろうか?自分の話ばかりしていて、自分の幸せばかり言っていて。
親友の気持ちを無視してなかったか?好意を利用した形じゃなかったか?
『思い遣り』を忘れてはいけない。自分を好きになってくれた人を大切にする。そのためにも私は私を大切にする。私を雑に扱う人は秒でさようなら、するよ。
いつか、また逢えるといい。
うつ病で疎遠になった親友へ。
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