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ディズニー映画 「WISH」が願う、人々への想い。そしてウォルト・ディズニーがディズニー100周年目に届けたい「愛」

     「真実を知ってしまったから、立ち上がる!諦めない!」そう言ってヒロインは単独で闇堕ちした敵に向かっていく物語だった。それは、革命だった。




    国民が、王に願う、願い。そこから話は始まる。魔法を使えるのは、その国の王だけで、国民は、王に願いを託す。




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     ネタバレ注意。









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        国王は、「独裁」を目指しており、国民の願いなど叶える気はなく、誰も自分に歯向かわないように、力や願いを奪い取って、「自力でなにかしないように」していました。




       触れてはいけない禁断の魔法に触れ、力に溺れて、自分のことだけしか考えなくなったナルシストの国王に、最後は女王ですら匙を投げます。





        ひとりひとりの力は、弱く、
願いをとられた人達は容易く王の言いなりになり、王に都合のいい願い事をするひとだけ叶えてもらい、個人の意見など、全て踏み潰されていく。


    そこにヒロインが、立ち上がる。


    無謀で、優しすぎるヒロインです。

   自らの命を顧みず、みんなの想いを、踏みにじる王と対決し、ひとりでも立ち向かっていく。


    その姿に、国民が立ち上がるのです。
    ひとりひとりが、思いを胸に、自分の力で立ち上がり、自分の力で願いを叶えようとするのです。



    ウォルト・ディズニーが100年目に願ったのは、国民ひとりひとりの立ち上がる力。他力本願ではなく、自分の力で幸せや願いを勝ち取る力。なにかおかしいと感じ取る力を伝えようとしたのかもしれない。

     
    ウォルト・ディズニーが亡くなって、その想いを、他の人たちが受け継いで、100年という月日が流れたのでしょう。



    冒頭の100周年記念のいろんなアニメーションといい、沢山の作品の主人公たちが、創造主ウォルト・ディズニーを想い集まる瞬間と「星に願いを」を大合唱したときは、鼻の奥がつんとして、涙が込み上げてきて、どんなに、どんなに愛を込めて作品を、世に送り出したのだろうかとか。


   その想いをスタッフやファンが引き継いできたのかなと思うと。……真実はわからない。私はウォルト・ディズニーに生きて会ったことはない。
    それでも、作品を通して一貫して「愛」を送り続けていると、思いました。

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